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ポーランドへの旅路 ③

さて、、、懸念のチケット調整でまたもや歩き回る
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失敗は荷物を受け取り次に乗る予定だったルフトハンザのカウンターに行った事

流れとしては、
CA(中華航空)の遅れにより予定のLH(ルフトハンザ)がコケる

手持ちのeチケットはLHなのでLHのカウンターで状況を説明してワルシャワ直行を希望するが、代替え便はLOT(ポーランド航空)なのでLOTのカウンターへ回される

LOTのカウンターでチケット調整を頼むとCA発行のチケットだからCAでしか調整できないと戻される

CAのカウンターに行くと、誰も居ない(泣)

とりあえずインフォメーションセンターのオバチャンに
「CAのスタッフは呼べるか」
と聞いたら
「飛行機がついて1時間近くどこで遊んでたの!!」
といきなり怒られる(笑)

ぶつぶつ文句言われながらもCAのカウンターが1100に開くからそこで話を詰める事に

空いた時間でLOTのカウンターでワルシャワ直行便の席を仮で押さえておく

CAカウンターで目的地変更を希望するが認められるのは時間変更だけとのこと

1225発ポズナン~ワルシャワの便に乗れない事が確定したのでLOTのカウンターに向うが1230までclose
この時点でポズナン~ワルシャワのチケットがゴミになる(泣)

残った方法は
予定通りフランクフルト~ポズナンを飛び新しくポズナン~ワルシャワを購入する
ただし時間が遅くなるので次にトラブルが起こったらワルシャワ入り不可の可能性

ここまでダメな流れだと何が起こるかわからないから取れる最大の安全策を選択
フランクフルト~ポズナンを捨てて
1420発のフランクフルト~ワルシャワを購入

LOTカウンターのおばちゃんが最後まで相談に乗ってくれてとても助かる

しかし、予定が崩れ
コストダメージがジワジワと効いてくるなぁ~

これで飛行機がぶっ壊れないかぎり
確実にワルシャワに日がある内に到着できます。
治安が肌でわからないので夜間の単独移動は出来る限り避ける方針です。

驚いたのはフランクフルトの空港スタッフ
基本的には「自分で決めて自分で動け
」なんですが、
機器の操作で悩むとすぐにサポートしてくれます。
かなりの頻度で救われました。

北京での「9時間放置プレイ&搭乗ゲート引き回し」の直後だったので心に染みます、、、

で、、、チケットを手に入れてチェックインはLHのカウンター
スタッフが事務的に手続きをこなし、英語が怪しい日本人だと紙にメモまで書いて教えてくれる
「1335に搭乗だから時間厳守だ!!」
と念の押されよう

さっさとゲートに行って待っていても
1340を過ぎてもゲートのオバチャンはおしゃべりに夢中(笑)
だんだんポーランドに近づていることを実感

ようやく1345頃にゲートが開きバスで機体に向かう
広大なエプロンで翼を休める機体の合間を抜けて、

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抜けて、、、

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抜けて、、、

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一番端っこ

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エンブラエル170ってあまり馴染みのない
の双発小型機に乗り込み

ドイツ出国

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グライダーで飛んだら美味しそうな積雲の群を越えて

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ようやくワルシャワに到着♪

結局、予定通りに飛べたのは成田~北京だけ、、、orz
だんだん「水曜どうでしょう」なノリの旅になってきました(笑)

で、、、僕の荷物が出てこないんですが
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えぇ、この流れだとそうですよね 、、

ロストです、、、orz
何で乗り継ぎも無い路線バスみたいなフライトで無くなるんだよ(笑)

もう、こうなると日程が守れてるだけでも奇跡に感じます

さて、どうするか、、、orz

言語もドイツ語とポーランド語時々英語
ここまで来ると日本語はもちろん中国語すら聞こえなくなります。

とりあえず様子を観察して同じ境遇の人を数人捕まえてお互いの状況を確認
みんなでゾロゾロとオフィスに向かい
「俺らの荷物が無くなったぞ!」
とそれぞれの言語で捜索を依頼

途中で荷物が無くなる事はあらがじめ予想していたから
トレーニングに必要なアイテムはバックパックに詰めて手荷物なので基本的にダメージ無し

もし見つからなくても失うのは着替えとお土産だけなので気楽に待っていると
空港スタッフがカートにカバンをごっそり積んで走ってきて

「これ置いてあったけど君の?」
なんて悪びれもなく聴いてくる(笑)

「おー 俺はツいてるぜ!そいつは俺の荷物だー」
なんて事で荷物が戻り一安心

ようやく空港から外へ出ると
気温は17℃、涼しくて快適です♪
日差しが心地良い秋のような気候です

空港からホテルまではバスで移動
そこいらへんを歩いてる人を捕まえてバス停を聞き出す。

が、、、いきなりハズレを引いた(笑)

たまたま目が合ったのは白タクの客引き
「ホテルの予約はあるか?泊まる
ホテルまで乗せるぞ 市街に遊びに行く?」
何て矢継ぎ早に話しながら付いて来る
「ホテル グラマダ エアポートだから歩くよ」って言いながらそれとなく警官を見つけて歩き始めると、白タクオヤジは退散
東洋人はカモなんだろうなぁ~
実はこの前にホームレスに付き纏われる

そのまま警察官にバスの乗り方を教わり175番バスに乗って2個目の停留所って事で空港のkioskでバスのチケットを購入
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売店のお姉さんが美人で頭がまっ白になる 妖しい英語が更に変になる(笑)
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ようやくワルシャワのホテルに到着
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観光客が喰らうトラブルを全てクリアしなけりゃならないようなRPGの主人公に抜擢れたんじゃないだろうか?
運が悪いからトラブルに捕まるのか、運が良いから日程を守りたどり着けたのか、、、


ポーランドへの旅道 ②

北京時刻
0300にようやく搭乗開始
シートに着いて数分で爆睡
離陸の心地よいGで一瞬だけ目覚めるがとにかく睡眠!
起きていても何も出来ないからね~

既に朝飯なのか夜食なのかわからなくなっているけど 出された機内食をたべる、、、
中華航空だけに中華な味付け(笑)
鶏肉餡のソバでなかなか美味しかったけど サラダのドレッシングは強烈過ぎる(泣)

CAのお姉さんはオバチャン無しの
スレンダー美人揃いでかなり壮観♪凄いぞ中華航空!!

でも、、、、もう少し微笑んでくれないかなぁ
歩き方も仕事もガサツなのが残念
美人の要素の半分は「仕草」で出来ていることを再確認(笑)

北京時刻1200
2時間程度の仮眠を繰り返していたら機内が明るくなった。
以前、弟に「いいから持ってけ!!」とわたされた,GATSBYのフェイシャルペーパーで顔と首回りと腕を拭く
清涼剤を含んでいるので思ったよりサラサラ感があり気分転換になる
コレお勧めです!!
ナイス弟♪♪

「さっぱり&爽やか」を極めるため
ドリンクサービスでオレンジジュースを飲むと気分爽快
隣近所のハイテンション中華ヲヤジは朝からピーナッツでビールをキメている、、、

朝食は選べないから何が出るかなぁ~と思っていたら
ザーサイとお粥
味付け茹で卵
あんパン
パイナップルと桃
フルーツヨーグルト

朝にお粥とフルーツは嬉しいです
普通に美味しい朝食♪
中華系の航空会社って食べ物に関しては日本人が慣れているから意外と相性は良いのかも!?
まぁ、雑に扱われるのは昨夜と同じ(笑)

なかなか良いモスクワ上空の朝になった

パーソナルモニターを見るとフランクフルト到着まで1時間半ほど
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到着予定時刻は北京時間1420
現地時間で0820
結局3時間遅れで乗り継ぎの組み直しは確定
ちょっと面倒な事になるかも、、、

きっちり0820でフランクフルト到着
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入国審査も特になし、、、パスポートにバンバンスタンプ押して終了
こんなに適当で良いのかドイツ!?
北京トランジットの方が物々しかったぞ


ポーランドへの旅道 ①

成田空港でポーランドから帰国した梶さんとお話して から成田を出発

今、北京で乗り継ぎ待ちしてます、、、
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外は強烈な雷雨

暇つぶしにグルッと廻ったけど、北京空港ってデカいだけで何にもない(笑)
しかも雨漏りを受けるバケツが点在
お店も何の価値も感じないブランドショップばかりが並び、
興味を引くものが何もない

暇だぁ~

今回の旅程は
8月9日  1515 CA926 成田発 北京行き
同日   1810 北京着
8月10日 0120 CA965 北京発 クランクフルト行き
同日 0550 フランクフルト着
同日 0835 LH1388 フランクフルト発 ポーランド ポズナン行き
同日 0955 ポーランド ポズナン着
同日   1225 LO3948ポーランド ポズナン発 ワルシャワ行き
同日   1325 ワルシャワ着

チケットを購入してからワルシャワ行きが追加になったので、都合3回の乗り継ぎ(笑)

北京時間0045
やはり飛行機は遅れた、、、
1時間半以上遅れるからフランクフルト乗り継ぎは絶望的
もちろんその後の予定も総崩れ、出発から僅か1レグで見事につまずく(笑)

新しいチケットを確保してもらおう
ついでに「フランクフルト~ポズナン~ワルシャワ」を「フランクフルト~ワルシャワ」に変更しろって言ってみよう


明日、旅立ちます。

明日の1500に日本を発ちポーランドへ11日ほど行ってきます。
渡航目的はグライダー曲技飛行の習得、海外での曲技飛行友人作りです。
先輩曲技パイロットの梶さん、MDM-1FOX JA20KAオーナーのKさん、S教官、整備のNさん、運航スタッフの方々のご尽力によりポーランドでのトレーニングが実現した事に感謝いたします。
また、タイラップのワガママな休暇取得に「しょうがないなぁ、、、」と理解を示していただけた勤務先に感謝いたします。

この10日間の集中トレーニングで、僕が成すべきTaskは、2つ
第一に「ソロフライト(教官同乗無し)での曲技飛行」ができるまでの技量の習得
第ニに来年の目標の「2012 FAI World Glider Aerobatics Championship」(グライダー曲技飛行世界選手権)への出場のための推薦を受けること

トレーニング環境は、グライダー曲技飛行の第一人者、過去に選手権6回優勝の実績を誇るイージー マクラ氏を筆頭とし、
ご子息で曲技飛行選手のスターシェさん
飛行クラブの教官として、2名のトップクラスの教官に教えて頂けます。
これ以上は無い環境ですね
(結果が出せなければ、僕が無能ってことですね!!)

わかりやすい状況に例えると、、、
サーキット走行会にハマり、そこそこサーキットを楽しく走ることが出来るレベルのドライバーが
いきなりヨーロッパのレーシングスクールに入り「フェルナンド・アロンソ」や「ルイス・ハミルトン」にレ-スドライビングを習う環境です(笑)

挨拶すらわからないポーランド語、怪しい英語力、馴れない土地に行く不安 高密度なトレーニングに付いて行けるか?などいろいろありますが、、、
「俺も相手も人間だっ!!」ってコトで悩むのヤメました、 絶対になんとかなる!!
とにかく10日間は全ての事から離れトレーニングに集中します。

こんな航空機漬けの幸せな環境、身体の奥から何かが湧き上がるような高揚感を感じます。

目指すべきはこの世界!! 2007年の世界選手権の映像です。
全力で挑みます!!


昨日のフライトで気が付いたこと、、、

土日出勤の影響で前回のフライトから2ヶ月近く間が開いたのでリフレッシュで飛んできました。
ポーランドに行く前に少しですが空中感覚を戻す事が出来ました。

複座のASK-21で飛んで自分の変化に気が付いたのでとりあえず記録に残します。

FOXでの曲技トレーニングを受けてから、改めてソアリング機に乗ると、
操縦方法は2種類に分かれていて、スイッチを切り替えるように飛び方が変わります。

今までの飛び方が「機体の安定性」を主として自分の意思(旋回方向や機速)を乗せて操る感覚、
ある意味「出来るだけ機体安定に任せて操縦しない」方法

曲技飛行モードは「自分の意思」を主として機体を操る感覚
「機体の持つ安定性を一切使わずに、意思により姿勢を完全に制御する」方法

どちらの感覚も、もちろんコントロールはしているのですが運動を発生させるプロセスが異なるので飛び方が全く異なります。

着陸に入ると「機体安定に意思を乗せる」側に自分の中でスイッチが切り替わるのが自覚できます。
以前はこの感覚はありませんでした、

少しは変わったのかな、、、