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サンタクロースを追跡!!

クリスマスイブの夜はサンタクロースが北極圏の自宅から離陸して世界中を駆け巡り子供にプレゼントを届けます♪
超音速流の圧縮加熱で赤熱した鼻のトナカイに引かれたそりに乗り
衝撃波の尾を引き世界を駆けるサンタクロース

フライトプランは正式に提出,受理されているようなのでADIZ(防空識別圏)を超えてアメリカの領空に入ると
インターセプト(要撃)を受るどころか戦闘機のエスコートが付くようです(笑)
米国コロラド州コロラドスプリングにあるNORAD(北米航空宇宙防衛司令部)が衛星、レーダー、追跡機、を駆使してサンタクロースを追跡します。

サンタクロースの現在位置はNORADのサイトで確認することが出来ます

<http://www.noradsanta.org/ja/index.html>

サンタの追跡以外では NORAD のお仕事は、、、

米国とカナダが共同で運営する防衛軍事組織で、北米の大気圏および宇宙空間の警戒、管理、および海洋の警戒を任務としています。
差し迫ったミサイルや空からの攻撃を警告し、北米の領空主権を守り、
航空攻撃に備えた軍事力の維持を目的としています。
NORAD はこの重要な任務に 24 時間 365 日当たっています。
そして毎年クリスマス イブになると世界中を飛び回るサンタの追跡という特殊任務が加わるのです。
NORAD についての詳細は www.norad.mil をご覧いただくか、 Facebookの でフォローしていただけます。

NORAD発表のサンタクロースのそりに関する技術データ
設計者と製造会社   クリス クリングル & 妖精社
初飛行(推定)    西暦 343 年 12 月 24 日
本拠地    北極
長さ 75 ステ(ステッキ形キャンディの本数)/150 ペロ (ペロペロキャンディの本数)
幅 40 ステ/80 ペロ
高さ 55 ステ/110 ペロ
注: 全長、幅、高さはトナカイを含みません。
離陸時の重量 75,000 グミ(グミキャンディの数)
離陸時の乗客重量 サンタクロース 120 kg
離陸時のプレゼントの重量 60,000 トン
着陸時の重量 80,000 グミ(氷と雪による加重)
着陸時の乗員重量 570 kg
推進力 9 トナ(トナカイ パワー)
装備 トナカイの角(純粋な防衛目的)
燃料 干し草、麦、にんじん(トナカイ用)
排出物質 極秘
上昇速度 1 瞬(目の瞬き 1 回分)
最高速度 星の光の速さ以上

地球最速の航空機ですね(笑)


好きな飛翔体がまた一つ消えてしまいます。

シャトル後継機の模型など発表~NASA

宇宙往還機って未来を感じるコンセプトで好きだったんだけどね、、、
リニアドライブのマスドライバー使って水平発進まで進化して欲しかったなぁ

現実は残念な事に、
フライト毎の断熱タイル等のメンテナンス費用が計画予算をブッチギリ!!
ペイロードコストで「使い捨てのロケット」にボロ負けして「有償運航」の道が断たれて、
NASAの自腹(米国の宇宙開発予算)で実験フライトしてきた機体だからねぇ~

まぁ、有人宇宙機を持たない国を相手に運送屋やって少しは稼いだとは思いますが(笑)

「機体」と「米国の意地」が老朽化したこのタイミングで引退、使い捨て宇宙機になるのは自然な流れでしょう

が、、、
シャトルって格好いいんだよねぇ~


人間の耐空性確認

今年も無事に第一種航空身体検査に合格。
これで人間の耐空性も認められました♪
今年からは人間も耐空類別”曲技A”ですね(笑)

朝0930に検査開始で1000頃には終わる手際良さは助かりますね~

今回は「血圧とBMIを下げろ」とありがた~いお説教を頂きました。

4月に入ってから「とにかく痩せなきゃダメなんだよ!!」と思い
晩御飯に春雨スープを必ず出すようにして白米を減らしてます♪

毎年羽田空港診療所に電車で行くんですが
ターミナルが3つになっていて軽く迷いました。「羽田空港診療所」は国内線第1ターミナルですね
間違って国内線第2ターミナルに行ってしまった、、、

さて、これから急いで会社に行けば午後は仕事が出来そうです~


自家用操縦士 技能証明書申請!!

先日、 お友達の海外ライセンスの書き換えの申請書類を作りました。
以前、航空法を科目合格してから随分時間が経ってしまいましたが、、、
気を取り直して書類を掻き集めて、申請です!!
必要な書類は、、、

申請書(19号の2様式)
航空経歴書1部
航空従事者学科試験の合格通知
本籍記載住民票(原本) 1部
海外ライセンス
海外ライセンスのコピー(裏表全ページ)
3cm x 2.5cmカラーの証明写真  裏面に氏名、生年月日、撮影日を記入
板紙封筒 (申請書類一式を入れて送付する為のデッカイ封筒)
免許取得税通知書用封筒(80円切手を貼る。)
海外ライセンスの返送用封筒(書留扱い)切手添付
JCAB技能証明書送付用封筒

ログのコピー 
単独飛行、野外飛行の経歴証明(教官のサイン入り)
実地試験合格から40時間分(自家用操縦士の必要な経歴から)の飛行記録(ログ)のコピー
とは言っても基本的には自家用は全ページ

単独野外飛行(ソロ クロスカントリー)の経路を記載した地図のコピー
実施年月日、縮尺度、申請者の氏名を記載する

申請先は、、、
ライセンスの切替の申請等は、住民票の住所によって航空局の管轄が決まっていて
東京航空局管轄
北海道、
青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県
茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県
山梨県、新潟県、長野県、静岡県

大阪航空局管轄
富山県、石川県、福井県、愛知県、岐阜県、
三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、
鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、
徳島県、香川県、愛媛県、高知県、
福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、
沖縄県

もちろん、東京航空局の縄張りですね♪
板紙封筒 (申請書類一式を入れて送付する為のデッカイ封筒)に

〒102-0074 東京都千代田区九段南1-1-15
東京航空局保安部運用課 検査乗員係

「外国ライセンス切替又は有資格免許」の申請書類在中
折り曲げ厳禁と記入

海外ライセンスの返送用封筒(書留扱い)を作って
JCAB技能証明送付用封筒に切手を貼って、

申請書(19号の2様式) を記入例を見ながら記入(HBの鉛筆)

航空経歴書の作製
ココで一番大切なのはログ(飛行経歴)の確認です。

必要な飛行経歴を確認すると、、、
訓練飛行時間 40時間以上
単独飛行時間 10時間
単独野外飛行時間 5時間 (生地着陸2回以上 飛行距離270キロ以上 )
夜間飛行(夜間離発着を含む野外飛行訓練)

もちろんお役所申請ですから、飛行経歴の合算が1分でも合わないと書類丸ごと突っ返されます。

ログブックの最後のページを検算してみると、、、、
計算が合ってないぞ、、、orz

最初のフライトから記入方法を時間計算を再確認です(泣)

彼女曰く、、、
「まぁ、せいぜい60時間程度だから 5ページ分 60行も再計算すればOKだねっ♪」

そっぽ向いて子供に手を振りながら他人事のようにソレを言うか、、、
この口は、、、、

記入ミスを見つけてはチマチマ修正、再計算、、、
9と4を間違えてたり、記入箇所が違ったり、、、
まぁ、お約束ですね、、、

電卓を弾き、なんとかログの修正を終え、
次は単独や野外飛行の経歴の確認
持ってきた地図を広げてログブックから経歴を拾ってルートを記入してみると、、、

F40 BLH F11 F40

チャートはアリゾナ州、  
あれっ?”BLH”って飛行場、タイラップも行った事あるぞ!!僕と似たような所を飛んでたのね~(笑)

このBLHって飛行場、
タイラップが学生の頃、お財布忘れて飛んで行っちゃって帰りの燃料買えなくてウロウロしてたら、たまたま着陸してきた他のスクールの日本人訓練生をカツア、、、
お金を借りて帰ってきた思い出があります(笑)

必要な経歴は
出発地から最終目的地まで270km以上の距離の野外飛行で途中で2回の生地着陸を含むこと、
まぁ、簡単に言えば
「他所の飛行場に2箇所着陸する計画で飛行場同士を直線で結んだ距離 270km以上を一人で飛んできなさい」
って事なんですが、、

地図で経路をチェックすると 
怖いもの知らずのお嬢さま 何をトチ狂ったか朝からドライブ気分で出かけて600km以上飛んでる、、
「ここの飛行場のクッキーが美味しい!!」とか言ってるから、完全に観光フライト気分だね、、、(笑)

航空経歴書に飛行経歴を記入して、証明の署名とハンコを突いて、、、

申請書類完成!!
後はちゃんとコピー取って郵送すれば大丈夫でしょ、

コレで申請書類が通れば晴れて「自家用操縦士、飛行機 陸上単発」の技能証明が発行されます。
残るは航空無線技師(無線の免許)取らせて、第2種身体検査に合格すれば、
立派なペーパーライセンサーの出来上がり(笑)

こんなのにライセンス与えて大丈夫かって?

「得体の知れないワガママお嬢」にホイホイと機体を貸し出すクラブは存在しませんから!! 
(たぶん、、、)
日本の教官に「日本の飛び方」をテーマにガッツリ説教される運命です(笑) 
ひひひっ♪

あと少しです~♪


究極の運動性能!!

ついに乗っちゃいました♪
憧れの曲技機「エクストラ200」

HI3C0338
HI3C0338

ドイツ国エクストラ社
エクストラ200
耐空類別A類(曲技)
全 長 6.51メートル
全 幅  7.5メートル
全 高 2.67メートル
自 重 539キログラム
最大重量 800キログラム
エンジン  ライカミングAEIO-360-A1E
エンジン出力  200馬力/2700RPM
超過禁止速度  220kt(407km/h)
巡航速度  158kt(292km/h)
最大上昇率  2,500フィート/分 (750m/分)
最大運用高度 16,000フィート (4800m)
最大荷重 +10G/-10G (単座)
+8G/-8G(複座)
ロールレート 360°/秒

±8Gの耐G性能と360°/秒のロールスピードは一線級の戦闘機並み(笑)
レッドブル エアレースやオートボルテージュで活躍している機体の複座仕様です
(もちろん競技仕様は更にハイチューンです)

操るパイロットは航空自衛隊OBの元イーグルドライバー(F-15乗り)
男の子ならワクワクしちゃう組み合わせでしょ♪

チョイ乗りだけどアクロバティックトレーニングです

緊急脱出用のパラシュートを背負いコクピットに乗り込みハーネス(シートベルト)で機体に体を縛り付ける

ハーネスからして普通じゃない、、、

5点式(両肩、腰、股)の3inchベルトなんですが、、、
腰のベルトは2本掛け+ゴツい革のベルトパッド
更にトラックの荷締めベルトみたいなラチェットが付いてます(笑)

飛び上がったら上下関係無しでグリグリ廻る飛行機ですから、
とにかくラチェットでパチパチ腰を締め上げて体を固定します。

コミュニケーション用のヘッドセット(イヤーフォン&マイク)もGで振っ飛ばないように顎紐で縛り付けます

ポケットの中も危ないから空っぽにして、、

HI3C0347
HI3C0347
HI3C0344
HI3C0344

少々ビビりが入っていますが、準備完了♪
振り回すので機内に手荷物は持ち込めませんので、写真は取れませんでした(泣)

エンジンを始動して暖機運転
滑走路の上で離陸前の最後のチェック、、、

「All check green let’s go!!」
フルパワーを掛けて弾かれるように離陸
かなりの上昇角を取っているのに吸い込まれるように加速しながら昇って、、、

海上に飛び出した瞬間
挨拶代わりの左エルロンロール!!
水平線が一瞬でくるりと一周♪
TopGunのオープニングみたい!

ヘッドセットから「機体に慣れて!! バンク45°で左右切り返し You have control !!」

機体のコントロールをもらい機体をバンクさせて軽く振り回すと、、、

操作に対して全く待ちや遅れが無いソリッドな動き
機体がまったく撓まない、ものすごい剛性感、、、
入力の全てが間髪措かず再現されるので、意外なほど素直で飛ばし易いんです。

左右切り返しの後
「バンク60で2G旋回!!」
2gを掛けながら水平旋回 この位ならタイラップでも楽勝♪

「VA(設計運動速度)以下なら機体強度は心配ないけど、先に人間が壊れるから注意して、」
手加減しないと運動性能で”人間を壊す”乗り物は初めてです(笑)

「先ずはエルロンロール 130ktからロール開始、エルロンだけでラダーは使わない インバーデット(背面)に入れたらエレベーターを少しダウンでピッチを維持」
エルロンロールでくるりと回りながら矢継ぎ早に操作手順のレクチャー

「Aileron roll You have !!」

マジっすか? ビビりながらも
「I have Aileron roll Air Speed 130kt catch up roll in !!」
教官付きなら度胸一発(笑) エルロンを押し込んで
慣れない背面状態の空中感覚に戸惑いながら機体をコントロール

「次、ハンマーヘッド 垂直上昇で減速 ラダーを入れて翼を横に落とすように」
デモを見ながら強いGの中で要点を頭に叩きこみ
You have !!のコールで科目開始
垂直上昇の頂点の一瞬の無重力を感じながらラダーを使って反転、垂直降下から引き起こし

「次、ループ(宙返り)130ktから4Gで引き起こし 垂直姿勢の時は横を見て姿勢を判断 インバーデット(背面)で機体の水平姿勢を直して4Gで引き起こし」
4Gなんて今まで乗ってたセスナじゃほぼ限界だよ、、

ループの頂点からの引き起こしは視界一杯に広がる海面
壊れたように回る高度計を見ると背中に冷たい物が走ります、、、

「次!! インメルマン ターン ループ頂点までは同じ 頂点でインバーデットからハーフロールでレベル(水平姿勢)」
ループとロールの合わせ技!!

「次! キューバンエイト ループ頂点を過ぎてインバーデッド45°ダイブからハーフロール」
垂直方向に大きく8の字を描く

「逆キューバンエイト 45°で上昇してからハーフロールでインバーデッド上昇後 ループの後半と同じく4G引き起こし」
キューバンエイトの逆の軌跡を描いて、、、
ループ系の曲技が続き次第にGに慣れてきます。
Gが掛かるタイミングを掴んでお腹に力を入れてとにかく耐える(笑)

「次 インバーデット(背面飛行)ハーフロールで背面姿勢 エレベーターダウンで背面水平飛行 ラダー操作は逆になる」
上下逆さまでハーネスに吊り下げられながらの操縦、、、頭に血が上るぅ~

「次! スナップロール 速度はVA以下で一気に引き起こしてフルラダーで片翼だけ失速させる 水平飛行状態のスピン」
一気にスティックを引きラダーペダルを蹴るといきなりズドドッと片翼失速でGが抜けてぐるり♪
綺麗に一回転で止めるのが難しい

「次! エルロンロール 130ktからフルエルロン 最大ロールレート インバーデットのエレベーターダウンが遅れないように」
ロールレートが早い!!
1秒で回っちゃうから瞬間的にピッチコントロールを合わせる
感覚が機体より遅れそうでコントロールに必死、、

「次!! 急旋回 フルエルロンで一気にバンク Gに注意してエレベーターアップで回り込む」
コレが一番キツかった、デモの時に簡単に6G over
「むぎゅーーっ」って押し付けられて視界がすーっと暗くなり、、、
Gが抜けると
「くはっ!!」っと息を吐いて元に戻ります。

自分で深いバンクで急旋回をしてみると、、、
速度不足でGを掛け過ぎてアクセレーションストールを起こす始末(笑)

アクセレーションストール(加速度失速)を初めて体験しました。
旋回中にGを掛けすぎて翼の表面から「バリッ」と力任せに空気が剥がれる失速
通常失速と違って旋回中にいきなりGが抜けて遠心力に引っ張られてスッ飛んでいきます

「最後にスピン ピッチアップでストールと同時にエレベーターフルアップ フルラダー」
スピンは結構経験しているので、キッチリ決めて科目終了

僅か18分で多く科目を効率的にまとめ上げる、密度の濃いフライトでした!!
短いフライトでしたが目一杯の集中とGでヘロヘロ(笑)

アクロバティックフライトはGに耐える力技に見えますが、的確なタイミングで正確な操作が要求される高度な世界。
3次元を自在に飛ぶって今まで味わったことの無い開放感があります。
この世界は強く惹かれます!!