R33 GT-R 「大先輩号」の仕様変更を考える 今日はチョイ息抜き②

R33 GT-R 「大先輩号」の仕様変更を考える 今日はチョイ息抜き②

さて、、、
バイクでスリップアングルが見えてきたところで、
車の方を考えると、

基本的な考え方は同じで、
ブレーキリリースからフロントタイヤの操舵で求心力を発生させて、
リアタイヤに遠心力を作用させてスリップアングルを作り出すのが「一次旋回」

その後にパワーONでリアタイヤにトラクションを与えてスリップアングルをコントロールして安定した加速旋回するのが「二次旋回」

コレを見せてくれたのが、
「とあるタイヤ屋の店長さん」

Z3の足回りで苦悩してヒントを求めてさ迷い
「サスペンションの知見がある人」を捜しまくって偶然にも知り合えた「変態さん」(もちろん良い意味よ)

普段の「昔れーすやっててねぇ~ えへへ♪」なんてトボけた飄々とした姿からは想像も出来ない、、、
むっつり系変態(笑)

散々悩んでいた頃にAE86に乗せてもらった時が凄かった、、、

バイクとは入ってくるGの方向が違うけど動き方は基本的に一緒
ブレーキからキッカケ一発でリアにスリップアングルを与えて、
パワーONでトラクションで回り込む

「北関東の豆腐屋の配達ドライバーの募集」に応募したら一発で採用されます(笑)
AE86乗ってる人って、、、
滑らせてから全てが始まるんですね

その旋回お作法を見れるのが、
ラリードライバーの旋回
これもスーパースローで見れるんですから良い時代です

ブレーキングからステアリング入力して
リアにスリップアングルを作って巻き込まないようにカウンターでフロントをバランスさせた一次旋回

二次旋回の始まりは
パワーONでトラクション掛けてカウンターを戻している瞬間
安定したアンダーステアでの二次旋回後半はドリフトアウト量を調整しながら出来る限りの旋回加速

基本的なお作法は同じだけど、
「一次旋回で作る角度が大きくてより長い距離を使う」のが特徴ですね
大きな動きをゆっくり見れるから理解しやすい

程度は違うけど同じ感覚を味わえるのが優れたスポーツカー
小さなスリップアングルでもこの動きを作り出すのが「運転の奥深さ」ってヤツだと考えてます。
この動きってバイクの時と同じで、実に気持ちイイんですよ
姿勢変化させながら、狙ったラインに滑り込む感じ、、、

こんな楽しい事を知っているんだもん店長さん、、、
そりゃ車人間になっちゃうよね(笑)

さらに凄かったのが、
「タイヤ屋の店長さんご乱心」でポルシェ930に乗り換えたとき
「ポルシェの本当の姿」を見せてもらえました
あれ、、、完全無欠なドリフト車です(笑)

日本で「リアエンジン ポルシェの本当の姿」を知っている人って限られてますよね、
全オーナーの1%に近いくらいじゃないかな

大抵は買っても「本当の姿」を知らないまま売り飛ばされる
車が求めている「運転技術」も「車への理解度」も高すぎるんですよ

動きを見せて貰った後は僕も当てられて狂いそうになりましたよ、、、
964カレラ2への乗り代えを本気で悩みましたから(笑)

あの時手に入れてればなぁ、、、、
中古の964(もちろんMT)が350~400万円で買えたイイ時代でした

そんな時に見つけた「正しいポルシェの遊び方」
運転手はRUF社のチーフテストドライバーさん

コレがRUF(ポルシェ)の正しい乗り方
旋回お作法は同じで減速から一次旋回でリアのスリップアングルを作って
トラクションで作る二次旋回で回り込みながら旋回加速

ポルシェ一番の美点、
超絶トラクションでFRだったらリアが抜けちゃうようなスリップアングルでもガンガンに加速旋回で立ち上がる

コレ見て、逆にポルシェが遠のきましたね、、
「ドリフトを習得しないと絶対に楽しくない」って

基本的に後ろが重たい車って、
静的フロント荷重も少ないから、
ちゃんと一次旋回をドライバーが作らないと曲がらない
さらに、
最終的には慣性に引かれてスピンは免れない
だから重心後ろ寄りのMRとRR は「初心者お断り」

もちろん市販車としては完全無欠な欠陥設計、
なにせ基本的な運動特性がオーバーステアなんだから
基本的にフロントの支配力を弱めた強めのアンダーステアじゃないと危なくって乗れない

だから、加速中のフロントの反応はダルダル
動画でもストレートはトラックみたいなステアリングゲインでしょ
「旋回させたいときはフロントタイヤを押し付けて使う」って動きが見えます。

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