E36 325I CABRIOLET ABS修理③

本日の早朝作業
今日はE36 325i CabrioletのABS修理

昨日、御殿場の友人からヒントをもらったので
早速、確認と修理です!

今回は
「ABS ペダルストロークセンサー」
ブレーキペダルの踏み込み量を検知して
ABSコントロール ユニットに信号を送るセンサーです。
故障事例としては、プリント基盤とコネクター部分の半田付けにクラックが入り 接触不良が発生するらしいです。

ペダルストロークセンサーの位置は
マスターバックに取り付けられています。
DSC_8976
構造的に見ても
マスターバックに刺さったペダルストロークセンサーの先にコネクターがあって
ハーネスブラケットも無しで 直接コネクターが取り付けられていますね、、、

この作り方だと
走行振動でハーネスが揺さぶられて コネクターの根元に曲げ応力が繰り返し掛かるので
中のプリント基盤部分の半田付けに負担が掛かってますよね

早速 取り外しから

まずは、センサーのコネクターを外して
DSC_8977

センサー取り付け部分を良く見ると
付け根にクリップが入っているので
sketch-1603104429503

センサー下側に手を入れて根元の下側を探ると
クリップの切れ目を発見
細いマイナスドライバーを使って下側のクリップの切れ目を広げながらセンサーをマスターバックから引き抜く
sketch-1603104646063

これでストロークセンサー 単体でチェックができますね~
DSC_8980

構成部品は
ストロークセンサーとマスターバック気密用のOリング
DSC_8981

ストロークセンサー 単体にしたら
まずはテスターを当てて動作確認

コレって単純なスライド抵抗かな?

コネクターにテスターを当てて
センサーをストロークさせてみたけど
時々 抵抗が出るけど
ほとんど断線状態
DSC_8983

何か変だよなぁ、、、
まさかとは思うけど、電圧測定にして
一気にストロークさせると僅かに電圧が発生

とりあえずストロークさせると
時々 何らかの信号(変化)を出すけど
ほとんどの場合変化無し
DSC_8984
原因はコレっぽいなぁ、、、

とりあえず、部品のお値段を調べると
16000円くらいだから
もちろんダメ元で現品修理開始

コネクター基部にシール材が塗られているので
シール材を取ると
部品の組み合わせラインがあるので
カッターナイフを使って少しずつ開いていくと
DSC_8985

コネクター基部がポロリ
ストロークセンサー本体にはプリント基盤が残ってるから、、、
DSC_8986
この部分の半田付けが剥がれてたんですね

ストロークセンサーの中からスライダーとリターンスプリングを抜いて
プリント基盤を壊さないようにそっと取り出す
DSC_8987

取り外したプリント基盤とコネクター部分の古い半田を半田コテで溶かして
「半田吸い取り線」に吸わせて掃除したら
DSC_8989

コネクター部分にプリント基盤を差し込んで
新たに半田付け
コレで通電はバッチリ!
DSC_8990

半田付けをやり直したら
あとは組み立て

スライダーとプリント基盤の接点を磨いて
スライダーとリターンスプリングを入れて
DSC_8991

本体とコネクター部分に接着剤を塗ってから
DSC_8992

DSC_8993

プリント基盤を溝に入れて
コネクター部分を押し込む
DSC_8994

本体部分は分解の時にカッターを入れてちょっと開いちゃったから
手持ちのホースバンドで締め付ける
DSC_8995

最後に
組み立て部分の気密を確保するのに
簡単にマスキングしてからコーキングを打ち込んでチョイチョイとヘラで均す。
DSC_8996

あとはコーキングが固まるのを明日まで待てば
とりあえず現物修理完了

コレで復活してくれよぉ~

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