ハスキーの横風着陸

ハスキーの横風着陸

強風条件での着陸
色々試して見つけた「楽な横風着陸」(今のところ)
R/Wは330°
風は300°8m/sくらい

①アプローチスピードは通常の55mphにウィンドグラジェンス成分として+10mphの65mph
(“ウインドグラジェンス”とは地表との摩擦により地表付近は風速が弱まる現象で着陸中の対気速度が地表付近で急に減少する)

②ファイナルの軸線上で安定させたらウイングローでアプローチ

③高度が下がり地表に近づくとウインドグラジェンスでA/Sが減少して急激な沈下が始まって機首を上げたくなるけど、
ココはパワーONが正解
機首を上げて沈下を止めると接地の時に使うA/Sが足りなくなりコントロール性が落ちて怖い事になる

④対地高度50cmくらいで静かに機首を上げて水平姿勢で安定させて風の様子を見ながら接地のタイミングを計る
この時に機体を安定させられなかったり、コントロールに不安を感じたら即パワーONで着陸復航

⑤「機体安定」と「接地出来る風の雰囲気」が揃ったらパワーを絞り風上側の主脚だけを接地させる
煽られた拍子に風下側の主脚から接地したら即パワーONで復航

⑥風上側の主脚で1輪走行をしながら減速して尾輪を静かに下ろす。
エルロンは速度減少に伴い舵角が増えていくけど絶対にウイングローを抜かない
ここで風上側の翼が煽られて浮き上がると多分ひっくり返る
さらに、、、
・大気速度減少でラダーの効きが一番弱くなり
・垂直尾翼と胴体の風見効果
・風上側主輪だけが接地して転がり抵抗が発生
・尾輪のステアリングも接地圧が低い
ので風上側へのグランドループに入りやすい、
尾輪式の一番ヤバイ数秒

風下へのカウンターラダーでグランドループの初動を抑え込めるか否かが横風限界の見極めポイントになります

風に煽られてコントロールを失いかけたり、グランドループの初動が来て「逃げる」方法はパワーONで浮かせて着陸復航させる
下手に誤魔化して降ろそうとすると危ない
ただし失速寸前のバックサイドの深い領域で強引に浮かせることになるので
速度が乗るまでは絶対に
フラップは弄らない&地面効果から出ない事

⑦減速が進み最後に風上側フルエルロンでも片輪走行出来なくなって風下側の主脚がドテッと接地する
一度完全停止させてからフラップ畳んで離陸地点に戻って次のグライダーを繋いで頑張って離陸!!

アプローチ~接地~完全停止まではエンジンパワーが命綱になるのでスロットルレバーから手を離すのは必要最低限にする
(基本的に離さない事)
嫌な感じや恐怖を感じたら即着陸復航
誤魔化して降ろそうとすると高確率でドツボにハマります

ウイングローの抗力増大&パワーONでのエンジンスラストを使って安定性を作り出す。って邪道かもしれないけど
今はこれが一番安定して降ろせる方法です。

練習してもっと上手になれば、無駄なパワー使わずに静かに降ろせるようになるかなぁ、、


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