トレーニング 4日目 ちょっと隣に遊びに行く

トレーニング 4日目 ちょっと隣に遊びに行く

今日も晴天に恵まれてフライトには最高のコンディション
風向きが南なので離着陸の方向は逆になりBoxの向きが90度変わる
目標の取り方が難しそう
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で朝からヴァルガの調子がイマイチなでプラグを全部外して状態をみている
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どうやら相当エンジンが古いみたいで星形9気筒の下側のシリンダーからかなりの量のOILがでてきます。
整備士のロメックさんが、イジケるエンジンをなだめてます、、、

プラグを交換してグルッと点検してエンジンテスト
星形独特の低音が響きます。
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エンジンテストも済ませて、復旧♪
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もちろんFOXを曳くズリンも出てきてます。

今日はあまりにも天気が良いのでディレクターの判断は、クロスカントリー(距離飛行)と学生のエアポートトレーニングがメインで運航
FOXは滑走路とBoxがクリアになってからトレーニング開始です
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ハンガー前では「ヤンター2」が水を積んで出発に備えてます。
ちょっと昔のレーサーで今見ても十分な高性能機
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翼は20.5m
滑空比は90km/hで48;1 48m進んで1m降下します。
1000mの高度があれば48kmは飛んでいくって事です。
最新鋭の機体になると60;1なんてスーパーシップもあります。

ちなみにFOXは30:1、、、
まぁ曲技機ですから
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レーサーの必須方備品、翼のバラストタンクに水を詰めて機体を重くしています。
翼面荷重を増やすことで、最良滑空速度が速くなるので、上昇気流が強いときは機体を重くして速度を上げます。
着陸前には不要になった水は捨ててしまいます。
メイッパイ積んでいるので、かなり上昇気流は強いと読んでいるのかな、、、
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FOXはカメラを搭載してのフライト♪
今日はアングルを変えて前向きに撮影します。
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吸盤にガムテープなんて、、、
250km/h近くまで使うのに、、、、落としても知らないからね~(笑)

今のところ身体のダメージは特に無し
ネガティブGも-4Gまでなので楽勝
心配だった眼球出血も覗きこむとごく僅かに見える程度
腰と鎖骨に痣が出来た位で、まだまだ問題無しです。
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高校生の乗る練習機を出すのを手伝ったりしているうちに

ソアリング機から離陸開始、
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FOXは昼過ぎまでソアリングの邪魔しちゃいけないからお預け、、、

で、、、オフィスで待っていても芸が無いので日中は隣の飛行場に遊びに行く事に
整備のロメックさんの車に便乗させて貰ってお出掛けです。
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国道級の広い道から一本入るとのんびりした風景の田舎道

ロメックさん、、、ガンガンに飛ばします(笑)
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ダイハツ ミラの輸出版みたいな小さな車で普通に80km/h 出せるとこは100km/hはイってます。
隙あらば、ぶち抜く超攻撃的スタイル
小さい車に熊みたいな大男がのって爆走 マンガの世界だ(笑)
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結構な勢いで走ってますがヤバい動きが無いのは基本的に運転が上手いヨーロッパ系ドライバーです
平均で見れば日本人は運転下手ですね、、、

さて到着したのは旧軍用飛行場
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「ポーランド陸軍の空挺部隊御一行さま」がジャンプトレーニングしてます
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ジャンププレーンは”世界のワークホース”
セスナC208 キャラバンです

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15人くらいでわらわら降って来ます。

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流石は本職、上手いモンです(笑)

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少し離れた場所でマグダさんとアガタさんがウインチでグライダーを飛ばしてます。

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0600~2000頃まで飛ばして、70発近く学生の初期トレーニングを行います、

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で、、、グライダー修理で整備士のロメックさんの手伝いをしたり離着陸の手伝いをして遊んでいると

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ちゃっかり乗っちゃいました(笑)
後席のインストラクターはマグダさん

ウインチに引かれ一気に350mへ
切り離した後にコントロールを貰うと、
流石は初期トレーニング機、
安定性の固まりみたいな機体で90km/h付近でノンビリ飛びます
ASK-13に近い感覚のグライダーです。

製造は1960年代のオールドタイマー(って言えるのか?)が現役で活躍してるのは驚きです

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で、、、インストラクターのアガタさんは最初にお会いしたときはサマードレス姿のお姉さん、

話してみると、FOXも乗りこなし、エクストラでアドバンスドも飛ぶアクロ嬢、、、
マグダレナさんと言いこの国はどうなっちゃってるんでしょ、、、、

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なんとなくカメラを向けると、「記念撮影だ♪」とロメックさんが、、、
ヲヤジ、、、なんかおかしくないか??
そこに写るのは僕なんだと思うけど(笑)

ノンビリとしたグライダーを楽しみポーランドの学生と遊んだ後
(トマックはちゃっかりキャラバンを飛ばして遊んでた、、、ズルいぞ、、、)

夕方からFOXでトレーニング開始
学生のトレーニングの合間を縫ってBoxを使うので日没ギリギリまで粘って3回飛行

風向きが違うのでシーケンスの向きが逆になる
地上でのイメージは作れるんですが、実際に飛ぶと大混乱

「なんかBoxが狭いなぁ、、、」
なんて思っていたらダウンラインロールで間違って風下に回ってたり
別のシーケンスに感じます。

今日のポイントは、
ロール系の科目でロールに入る操舵はダイナミックでとても良いが
ロールを止める舵にメリハリが無い
ジャッジへのアピールとして「止め」を見せる事は大切

ハンマーヘッドやテールスライドなど機体を垂直に立てる時にはもう少しクイックに動かす方がアピール出来る

4ポイントロールはまたもグダグダ、
昨日の感触はどこに行ってしまったんだろう

滑らかかつダイナミックに飛び
姿勢を決めたら「止め」のアクセントを作る。
「地上のジャッジに見せる」事を目的とした飛び方は難しい、、、


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