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風と遊ぼう!熊谷めぬまグライダーフェスタ2013

2013年3月2日(土)に群馬県 熊谷市の妻沼滑空場で開催される
「風と遊ぼう!熊谷めぬまグライダーフェスタ2013」でアクロデモフライトを行います。

パイロットはもちろんRED FOXのエースパイロット、梶 智就さんが飛びます。
世界選手権アンリミテッドクラスを戦うパイロットが駆るFOXの全力飛行を見ることが出来ます!!

午前の部 9時50分~
午後の部 12時40分~
 
デモフライトの合間には機体の地上展示を行いますので機体を間近で見ることも出来ますし
パイロットの梶さんも機体の傍に出没するので、捕まえてアクロ話もできちゃいます。

グライダーフェスタでは抽選でグライダー体験搭乗も行われるので、グライダーで飛んでみたい方はまたとないチャンスです。
念のためですがアクロはしません(笑)
午前の部 10時30分~(6人) 受付9時30分~10時 抽選10時~
午後の部 13時~(9人) 受付10時~11時30分 抽選11時30分~
費用無料
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同日、.第53回全日本学生グライダー競技選手権大会の開会式も行われます。、
個人戦と団体戦の優勝を競う「学生グライダー競技」の最高峰です。
当日は全国から集まった各校所有のレーサーがずらりとラインナップされる姿は圧巻です。

是非ともご来場ください!!


アクロ合宿1週目

RED FOX2のアクロ合宿に行ってきました。
北海道から梶さんも参加して、9日~17日まで連日運航予定
僕は仕事があるので残念ながら週末のみの参加です。

初日はギナーンジャパンさんがご来場
グライダーアクロの取材をして頂きました。
当日の天候は晴れ、しかし北西の風強し、、、

朝の時点でコンスタントに7m/s 最大瞬間風速は10m/s超え、、、厳しいっす

午前中は強風待機になったので、ギナーンジャパンさんと今後の活動についてミーティング
2月からギナーンさんと一緒に色々始めますよ~♪

午後には風も少しは収まってきたのでトレーニング開始
まずは久しぶりに飛ぶ梶さんの慣熟もかねて、梶さんの後席に同乗、科目は2013年のUnlimited Known
2014年は僕もUnlimitedに上がろうと目標を立てているので、体を慣らす意味もありますが、、、、

気持ちいいアクロは+Gとー1Gまでの科目で組み合わせる「お楽しみコース」
チャレンジングな世界を感じるのは「Advanced」

「Unlimited」の後席は、、、やっぱり、、、痛いっす(泣)

-5G近くまで掛けるアウトサイドループ(背面姿勢からのループ)が最大の壁になりそうです。
頭に血が押し込められて、文字通り視界にキラキラと星が飛び舞う、、、、青空に満天の星空が見えました
もう、、、、どのフィギュアでも「より苦しむように、より難しくなるよう」にシーケンスが組み立てられています。

ここまで過酷な内容にしないと実力の差が出てこない程熾烈なクラスって事ですね
2013年はこれに耐えられるようになるのかぁ、、、目標達成したら凄そうだ、、

Unlimitedの同乗の後に自分のフライト

北西の風が地上でも7m/s近く、上空はさらに強いはず、
1200mからFreeを開始するも、どんどん風下に流される
少しでもポジションを戻そうとしてフィギュアの繋ぎで調整しても間に合わず、あっという間に空域の端まで流されてしまい科目中断
ポジショニングの大切さを痛感しました。
2012年のポーランド選手権ではポジショニングに関しての評価は良かっただけに、問題ですね、、、、

合宿2日目は昨日と変わって穏やかな冬晴れ
風も弱く比較的暖かくなりました。

今日は奇兵隊ひら隊士さんとお友達のギャランさん、後輩のY君が来場

奇兵隊ひら隊士さんからはクーテ デ ロアの超高級ラスク(並べないと買えないお使い物級!!)
ギャランさんからは「航空安全」のお守り
後輩のY君からはミスドの詰め合わせ
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運航の安全と「狐に油揚げ」ならず「狐に甘味」状態
チーム参加メンバーで美味しく頂きました。
航空安全のお守りは後日場所を決めて機体に貼ろうと思います。
ありがとうございます。
今回の写真はギャランさんに撮影して頂きました。

昨日のフライトの反省点を生かして、姿勢を止めた後の揺らぎを減らして見栄えと軸に対する精度向上を狙います。
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風も弱いのでポジショニングは上手く纏ってきてほぼ正面で納めることが出来たと思います。

残る課題は垂直系の科目が弱いこと
テールスライドは”絶対に狙った方向に倒す事”を意識しすぎて、垂直精度が甘い(ごまかしがバレバレ)
ハンマーヘッドはラダー入力のタイミングが合わず綺麗に垂直上昇の頂点での反転が出来ていない
Knownに関してはエネルギーロスが大きく高度不足になりシーケンスをコンプリート出来ない
実競技だと高度1000m使えるところを”900m縛り”で練習しているので苦しい事は確かなんですが,
900mでコンプリートして100mを保険として持つ事を目標としています。
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フライトの合間に子供たちにグライダーを見せたりお話したり、、、緊張と解放の良いトレーニングの一日でした

さて選手権まで既に半年を切りました。
今年も出来る限りトレーニングで技量を詰め込んでいかなきゃ!!


ポーランドのソアリング動画

You Tubeで欧州のグライダー動画を見ていたら、

なんか覚えのある景色だなぁ、、、
2012年のポーランド遠征の時に選手権の帰りに立ち寄った”ジャール滑空場”でした。
湖の畔の山の斜面に作られた滑空場で山の斜面を湖に向かって”駆け下りて離陸”
ちょっと怖そうです、、、

登場する機体はシェンプヒルト社製 ”デュオ ディスカス” 高性能複座機です。
湖の上空で離脱して、上昇気流を捕まえて3000m以上へ昇っています。
(パイロットはもちろん酸素を吸っています)

グライダーで高高度長距離飛行も魅力的です、、、
雲の上の美しい世界をずっと飛んでいたいなぁ

同じくジャール滑空場の動画で、機体はSZD-56 Diana2 サイドスティックのSZD社の高性能単座機でのフライト

2機でじゃれ合うように自由に飛んでいます。
(ちょっと自由すぎないか、、、!?)

アクロで機体の操り方と空中感覚を覚えて、ソアリングの練習を重ねれば彼らと同じ世界に入って行けるかな、、、


機体修理とトレーラー車検

FOXは先週からトレーラー車検と機体整備に入っています。
年に一度のトレーラー車検、今回は小山滑空場にあるウインパルさんにお願いするので、約30kmほど陸送
機体整備はテールバー(地上ハンドリングの取っ手)の修理です。

テールバーは先日の運航の時にジュラルミンの腐食で力を入れた瞬間に「ぱりっ」と軽い音と共に取れちゃいました、

その瞬間、「あ~こわしたー」とジト目で見られる、、、

「どう見ても腐食ですっ!こんなにモソモソになってるじゃん!!」
って言ったところで「トドメをを刺した人が壊した人」になるのがこの世界の恐ろしいシキタリです、、、

壊れた物は修理しなきゃならないので、トレーラー車検に合わせて格納庫で修理開始です
まずは僕が介錯したジュラルミン製のテールバーの残骸をリューターで削って機体から取り外して
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新しくステンレスチューブから切り出したテールバーをエポキシ接着剤で接着
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この上からFRPで補強するのですが、

ちょっと違うのが樹脂の種類と作業方法
普通のFRPで使われるポリエステル樹脂ではなく、
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さらに高強度のエポキシ樹脂
使ってみたいけど、高価なんですよね、、、、

このエポキシ樹脂をガラスクロスに含浸させる方法がちょっと違って
母材にクロス(マット)を乗せて、樹脂を塗り、脱泡ローラーで密着させるのが一番単純でポピュラーな方法ですが
今回のFRP修理方法は航空機修理に用いられる方法で
ビニールシートにガラスクロスを置いて上からエポキシ樹脂を塗り
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ビニールシートで挟んでヘラで脱泡と余分な樹脂を絞り出す。
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出来上がったシートをビニールごと必要な大きさに切り出せるのでパッチ当て修理を行う
樹脂も必要最低限に搾れるしサイズも適切に切り出る良い方法です。
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くっつける相手に樹脂を薄く塗ってビニールを剥がしてシールのように張り付けて
ビニールの上から指で十分に馴らして
ピールクロスを張りさらに余分な樹脂を吸い取る
樹脂硬化後にピールクロスごと余分な樹脂をぺりぺりと剥がしてしまいます。

FRP補強完了
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プロは仕事が早くて綺麗です、、、
勉強になるなぁ~
構造部材になるとクロスの種類と繊維方向の指定と「何度で何時間温める」ヒーティングの工程があるそうです。

接着と補強が終わったら不要なバリをアングルサンダーで削り落として
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塗装して出来上がり
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僕が出来ることはコクピット内のお掃除とキャノピー磨き(笑)
「たかがお掃除」とバカに出来ないのがアクロ機で、とにかくゴミは大敵

掃除が不十分な機体でアクロを飛んだ後は、髪の中から色々なゴミや砂が出てきます(笑)
飛んでいる時も砂埃が目に入りそうになって気が散ったり、枯草が目の前をふわふわ飛び回ったりで鬱陶しい、、、
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コクピットから外せるものは出来るだけ外して、掃除機であらゆる隙間を吸いまくる
アクロ科目でいろんな方向に振り回してGを掛けちゃうので、思ってもいない場所にゴミが入り込んだりしています。

一通り掃除が終わったらキャノピー磨き
アクリル一体成型のキャノピーは傷が付きやすいので、良好な視界を保つために事あるごとに磨いて傷を取っています

磨き材はバイクのスクリーン磨き等でちょっと有名な”ミラーグレーズ”
クリアプラスチック磨きの液体コンパウンドです。
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最初に白いボトルのNo17(スクリーンクリーナー)で大きな傷を磨き落として、
仕上げは紺のボトルのNo10(スクリーンポリッシュ)で全体を磨いて完了


簡単に綺麗になりますが、

アクリルをネル布で磨くので、、、、
仕上げ拭きをしているとウエスからパチパチと音がして、毛が逆立つような”もわっ”とした感覚
物凄い勢いで静電気が帯電していきます(笑)

一方車検上がりのトレーラーは板倉から30kmほど離れた小山滑空場から陸送です。
トレーラーの重量に負けないように重いクロカン4駈に繋いで、連れ帰ってくるのですが、、、
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毎度ながら、長いんです、、、

連結部分からトレーラ輪まではそんなじゃないけど、4tロング級のオーバーハング!!
気を付けないと結構な勢いで振り回して薙ぎ払っちゃいます

おっかなびっくり帰ってきて整備の終わった機体をトレーラーに戻して作業完了
女狐は巣穴に戻って一安心の様子(笑)
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これで2月9日からの合宿運航はバッチリです♪


今日は地上でお手伝い

日曜日はアクロトレーニングが無かったので、富士川滑空場へソアリングに行きましたが、、、

朝、眼が覚めたら0800
見事に寝坊して出遅れました、、、orz

M3に乗って大急ぎで滑空場に向かい、機体を組んで点検を終わらせて離陸準備を終わらせて離陸のタイミングを図っていると、、、

「ピストお願いできる?」と声を掛けられて、
「え、、あぁ、、、」なんてナマクラ返事している間に無線と発航記録を渡されてしまう

グライダー運航での「ピスト」業務は、、、
グライダーの離陸時間、着陸時間の記録
無線機で飛行機やグライダーへの情報の提供
地上での駐機位置や出発順の調整
搭乗順番の整理
フライト後の会計
などなど、、、
まぁ、、、パシリですね(笑)

コレが結構忙しくて、
管制塔ではないので管制権(命令)はありませんが、着陸順番程度の交通整理しなきゃなりません

しかも
飛行機、グライダー、モーターグライダーで着陸進入速度は違ったり
Touch-and-go(連続離着陸訓練)と着陸機が重なったり
グライダーはエンジンが無いので着陸のやり直しは出来ない&着陸後自分で動けない
ベテランもいれば初単独飛行の練習生も飛ぶ、
何故か滑走路に入りたがる通りがかりの観光客やカメラを構えた人たち
(立ち入り禁止になっているのは、ぶつかったら即死するからです。クラブ員に話しかければいくらでも見学できます)
などなど、、、不確定要素満載です。
運航している機種や運航体系が増えるとリアルタイムで進行する”段取りパズル”になります。

この日はグライダーx3 モーターグライダーx2 飛行機x2
結構忙しい、、、orz

結局、自分が組んだ機体は後から来た会員さんが乗って飛び立ちソアリングを満喫中(笑)
積み上げられたおやつをカジリながら一日中無線でしゃべってました、、、

夕方になって「今日は飛ばないの?」なんて声を掛けられてもねぇ~

まぁ、普段楽しませてもらっているので、たまには地上でお手伝いもしなきゃね♪