大先輩と一緒に「ツインリンク茂木」へ
山野さんが講師の「ハンドリング クラブ」に行ってきました~
0530に横浜を出発して
渋滞に揉まれながら関越道を走り
0905頃に到着
前回の山野さんからの宿題は
「車が動き過ぎる」でしたので
①リア プライマリースプリングの密着荷重を減らしてプライマリーレートへの変化点を遅らせる
②減衰力を高めてスタビリティ(巻きにくい)方向へ
変更部品は
「突っ張り感」のあるR33 GT-Rのボディ剛性を見直し
前後ストラットタワーバーを撤去してボディ前後端のねじり剛性を下げて
タワーバーの代わりにボディダンパー取り付け
ボディ前後端のしなりを増やしてタイヤを押し付け
しなりの急激な発散をボディダンパーで抑える
R33 GT-R 「大先輩号」高加速度運動への対応
R33 GT-R 「大先輩号」高加速度運動への対応と質感の向上
1年越しの宿題提出&練習を積んだ大先輩の成果が楽しみ
0930のブリーフィングを終えたら走行開始
最初は左回りから
設定減衰力はスピードレンジから「伊豆スカイライン仕様」を選択
前回は、
「クリップ付近からスライドが始まり曲がり過ぎ そのままリアタイヤから白煙上げてドリフトOutしながら立ち上がる」って動きにだったので
フロント減衰力を更に1段硬くして様子を見る
走り始めての初見は、、、
「安定していて 地味だなぁ~」
調子悪くて曲げられない?
しばらく見ていると目が慣れてきて
前回よりスライドに入るポイントか遅くなって
スライドしているけど
前回より前に進んでいて 白煙も少ない
走行後のインプレも
「スライドした後のタイヤのグリップ感に粘りがある!」
2本目の走行は
1本目の走行後のインプレで
「ちょっと曲げにくくてアプローチが難しい」
って事で選択肢は2つ
①1段硬めたフロント減衰力を戻す
1段緩めてピッチングを増やして曲げ易くする
②リアを1段硬めて前後バランスを戻し
ピッチ&ロールスピードを一段遅くしてバネ上の動きを抑える
大先輩の選択は①で
フロントを1段柔らかくして「伊豆スカイライン仕様」に戻して2本目の右回りに挑戦
フロント減衰力を1段柔らかくした事で良く曲がるようになったんだけど
まだ減衰力が弱い感じ
途中、山野さんにドライバーチェンジしたら
スピード域、入力が違うから全く減衰力が足りずにバネ上が飛び過ぎる
山野さんとの逆同乗の後は
大先輩が 急遽減衰力変更
なんだか急にドリフトが冴える(笑)
ウェット路面でのオーバーステア練習が
ドライ路面で出来るようになったのは大成果
以前よりスライドコントロールを楽しんでいるのが良く見える♪
3本目の走行は
走行1回目からリアタイヤ表面が怪しくなってきて
2回目が終わるとドレッド剥離が かなりヤバい状況
走行後に前後タイヤローテーションをして3回目の走行に入りましたが
ダメージを負った右フロントタイヤに負荷を入れられないので
左旋回は無理しない
右旋回だけ練習して練習終了
3本の練習走行の動きと山野さんのインプレ
から次回までの課題を考えると
まず、
減衰力セッティングの見直し
ワインディングでのツーリング仕様だと
より入力が大きいクローズドではバネ上の動きが大きくてタイヤ接地圧変化が大きい
ブレーキング~ターンInにかけては
減衰力を高める事でピッチングスピードが遅くなり「曲げモーション」に対しての「ヨーの立ち上がり」が弱まる
つまりより曲げにくくなる
減速&加速旋回時の対角方向姿勢変化「ダイアゴナルロール」に関しては
ホイールベース:トレッドの関係から
荷重移動に対して
ピッチ感度が弱く ロール感度が強い関係
だから
減衰力変更に対しては
ピッチ感度が強く ロール感度が弱い関係になる
減衰力を強めると
ピッチングスピードはより強く抑えられるが
ローリングスピードはピッチングの抑えに対してあまり強くならない
車内動画からスライドリカバリーは
パワーON状態でステアリング舵角90~180°位でバランス出来るから
前後バランスは良さそう
より旋回性能とトラクションを求めるには
ロール量を減らして荷重移動量を減らし
In側タイヤの接地圧を高める事がポイント
同時にOut側リアタイヤへの負担を減らす事になるから
タイヤへの負担が減少できる
LSDロック率変更より扱い易く効率が高いと考えます
あとは、、、
プライマリースプリングのレート&密着荷重をどうするかを悩んでます。
密着荷重はリアのスライド開始タイミング
レートはスライド角度
に関係するので
プライマリースプリングレートを高めていけば
スライド角が浅くなり
密着荷重を低くすればスライド開始がより高旋回gへシフトします。
ここはドライバーの好みと技量に合わせなきゃならないからヒアリングが必要
大先輩に
「もうちょい曲がらなくしても良いっすか?」
って質問したら
「もうちょい抑えた方が良いかなぁ」
との事ですので
プライマリースプリングレートを高める方向で考えます。
R33 GT-R まだまだツメられますよぉ
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