R33 GT-R 「大先輩号」 砂子塾に行ってきました!①

R33 GT-R 「大先輩号」 砂子塾に行ってきました!①

日曜日の富士スピードウェイ駐車場で開催された
「砂子塾 (オーバーステア克服)」に大先輩が参加したので
お手伝い&プロドライバーのサスペンションセッティング評価(ダメ出し)を頂きに連れていって頂きました
DSC_0845

富士スピードウェイの駐車場に到着して
まずは減衰力変更
前回の茂原の走行会で見つけた
F15 R14に変更

しようとしたら、、、

リアの減衰力調整ダイヤルのワイヤー不具合で右後ろだけ調整不能
コレじゃ1日楽しめないので
現地でリアシート一式を取り外して ワイヤーを撤去
ダンパーに直接調整ダイヤルを取り付けて応急処置

HKSさん
これしか逃げる方法が無いのは分かりますが
ワイヤーに捻り力を入れて使うのはダメです
ちょっと無理な角度になったり動きがシブくなるとワイヤーの編みが解れちゃいますよ、、、

って事で15分で対応してダッシュでミーティングに参加
チョイ遅刻だけどセーフかな?

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午前中のコース設定はこんなに感じで
大&小の定常円
大&小のオーバル(小オーバルは8の字もOK)

大先輩は一日ガッチリ練習
一日の2/3を2WDモード
残りを4WDにして練習のプラン

僕は砂子さん&東風谷さんからの現状評価と今後の作り込みの方向性のアドバイスを頂きます

1セッション目は
全ての定常円とオーバルを走って様子見
FRモードにしたGT-Rで定常円回れるか!?と思ったら甘かった
ロック率が低すぎるリアの2WayLSDにトラクションばっちりなサスペンションセッティングだと
リアのIn側タイヤからトルクが逃げてどんなに頑張ってもパワースライドに持ち込めない

定常円は諦めて慣性(速度)が大きいオーバルで練習
今度は減衰力が高過ぎて限界が高くてスライドに入らない、、、

コレじゃ練習にならないから
減衰力を抜いてピッチ&ロールスピードを早めて姿勢を崩せるように変更
どうせ抜くなら普段街乗り&ツーリングで使う減衰力
F25 R24
まで抜いて練習効果を引き出します!

サスペンションセッティングは頑張って作り込んだ甲斐があって
ようやく好評価を頂けました
砂子塾長 FRモード

午後はコース変更で軽いジムカーナっぽい感じ
DSC_0849
後半はアテーサを入れてGT-R本来の姿で
東風谷さん

砂子塾長

設定目標とした
「乗りやすくて楽しい、且つ運転の奥深さを探求できるサスペンション」は及第点に達したみたいです

サスペンションの基本セッティングは
・サスペンション設計の基本通り バネ上固有振動数からスプリングレートを決め
・スラストベアリング&豊富な有効ストロークでレート変動を極力減らし
・リアツインスプリングで回頭性とトラクションを両立
・サスペンションジオメトリーに逆らわない車高設定
・ボディ剛性バランスを変更して前後端のボディ剛性を下げてボディ反発をヤマハ ボディダンパーで押さえ込む

これで雨の2WDでもトラクションバッチリ

砂子塾長&東風谷さんから頂いたアドバイスは
「リアLSDの強化」
やっぱり「車を前に進ませるのが商売」のレースドライバーだなぁ、、、

「サスペンションセッティングでトラクションはバッチリだけど
どうしてもイン側からトルクが逃げるから勿体ない」
とのコメント
なんか矛盾したコメントなんだけど
R33 GT-R 大先輩号に乗らないとわからない
イン側タイヤが滑りながらもスルスルと前に出る感覚

コレを2way LSDのロック率&イニシャルトルクUpで対応すれば
「極上のトラクション」が味わえます

ただしロック率設定を間違えるとLSDの悪癖がでちゃうから
ロック率は欲張らないのがポイント
使う車速が高い車だから減速側で「リアの抑え」が重要になります

R33 GT-R 大先輩号
まだまだ良くなりますよぉ~

砂子塾長、、、
「山じゃ勿体ない 富士走った方が良いよ!」
って、
走る前に「ガレージに入れて大事に仕舞っとけ」って言ってたよなぁ(笑)

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