M07 Concept 2023 Full adjustable 動作確認仕様が完成しました。
ノーマルサスペンションジオメトリーを捨ててイチから作り直したので
実質「オリジナルシャシーの新車」ですね(笑)
新車導入の予算が無ければ作ってしまえば良いのです♪
妄想設計の段階で苦労したのは、今後の状態維持を簡単にするために
タミヤ純正パーツを無加工で使う事と
ワンオフパーツを出来るだけ使わない事
を前提条件としたので悩みまくりました。
結果、追加したワンオフパーツはバンパー上の2ndクロスメンバーだけ
他の構成部品は全てタミヤ純正パーツで作れます
(2ndクロスメンバーは耐クラッシュ性を考えてオーバークオリティで作っています)
今回の大規模仕様変更の目的は
①フロントサスペンションのスキッド角とキャスター角の分離によるトラクション&減速旋回安定性向上
②リアサスペンション支持剛性の向上による走行安定性の向上
フロント&リアロアアームをAアームに改造してボールジョイント支持に変更しCハブを廃止
差動軸を減らす事により不要なアライメント&ジオメトリー変化を減らし
フロントにアッパーキャスターコントロールリンク追加
リアはターンバックル式Aアーム化
この仕様変更でジオメトリー設定の制限が無くなりました
スキッド角
キャスター角&バンプキャスター特性
キャンバー角&バンプキャンバー特性
トゥ角&バンプトゥ特性
サグ変化、ロアアーム角度変化を伴わない車高調整
ロアアーム長
が完全独立調整できます。
早速ジオメトリー&アライメントを作りテスト走行です。
①のトラクション&減速旋回安定性向上は、フロントにアンチダイブ&アンチスクワットジオメトリーを設定
キャスター角は約6度のハイキャスター設定
加減速によるピッチングモーメントをアンチダイブジオメトリーで相殺して
ハイキャスターの転舵キャンバーを使って旋回力を付加
対地バンプキャンバー変化を0にしてタイヤを立てて使い旋回加速時の接地面積最大化
FFの強力なブレーキによるノーズダイブをジオメトリーに割り振る事でフロントスプリングを柔らかくする事が可能になりピーキーな操縦性を改善
アンチスクワットジオメトリーにより加速時のピッチアップモーメントが減る事で荷重変動が少なくなりトラクション向上
②のリアサスペンション支持剛性向上による走行安定性の向上は
リアのCハブを廃止してボールジョイント支持に変更
キャンバーコントロールリンクを追加してAアーム化する事で支持剛性&精度が向上して高負荷条件でも不要なアライメント&ジオメトリー変化を抑制しています。
ざっくりとジオメトリー&アライメントを作り走らせると、
ジオメトリーチューニングの効果は絶大
素晴らしく良く走る!
暫定セッティングでコレなら期待できるぞ〜
まぁ、、、
トレッド&ホイールベースと重心高の関係をツーリングカーと等価にして
ハイエンドシャシーを参考に作った
「”おーそまチック”」なサスペンションに
実績のあるガンベイドのジオメトリーをベースに改変
って絡め技だもん
良く走って当たり前なんだよなぁ(笑)
走行会までに材料置換による重心位置調整を実施して仕上げます〜
コレでジオメトリーのお勉強が進みます♪
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