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DA17V スズキ エブリィ キャンパー サスペンションの適正化⑩ 【ドアスタビライザー取り付けとリアサスペンションのサグ調整】

DA17V エブリィ キャンパーのボディ補強しましたぁ

今回の部品はせんせーが買ってきた
「アイシン製 ドアスタビライザー」
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数年前にトヨタ(TRD)から販売が始まり後にアイシンから他社対応部品が販売開始された
すっかりお馴染みの部品ですね

物としては、
ドアストライカー部分の隙間をドアスタビライザーで埋める事で密着させて
ドアをモノコック構造部材としてボディ剛性を高めるって部品ですね

理屈としては理解していたのですが
僕はまだ取り付けて試した事が無かったので、
両側スライドドアを持つ1BOXボディに使うのを悩んで提案しませんでした、

でぇ〜
僕が四の五の言って二の足を踏んでいる隙にせんせーが買ってきて
「取り付けよろしく!!」って(笑)

まぁ、ネジ4本✕左右で8本だからチョイチョイです

工具が揃っている函南邸に移動して
良く出来た説明書を読んで作業開始

使う工具は1番のプラスドライバーとトルクスT30だけ
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最初に既存のドアストライカーを1番プラスドライバーで取り外して
ドアスタビライザー付きのストライカーに交換なんだけど、
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取り付け皿スクリューに緩み止めの菊ワッシャーが入っていて
スライド部品が引っかかる、、、
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菊ワッシャーは皿スクリューにカシメてあるので
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リューターを使って菊ワッシャーを切り飛ばして取り付け完了
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次にドアキャッチャー部分の樹脂製当て板の取り付け、
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ベースプレートの取り付けはキャッチャーを固定しているトルクスT30を使って挟み込み、
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樹脂製の当て板をはめ込んで出来上がり
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菊ワッシャーの取り外しを除けば、
チンタラ作業しても20分もあれば取り付け完了します。

次はリアサスペンションの点検を兼ねたブッシュ1g締めとダンパーサグ調整
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サスペンション交換時にレンタルガレージの時間切れで宿題になっていた基本作業です。

ジャッキで上げてホーシングにウマを掛けた1g状態を作り
リアサスペンションアーム取り付け部分全てのボルト&ナットを緩めて再度締め付け

1g車高変化によりブッシュが捻られてテンションが掛かった状態から、
一度フリーにする事で不要なテンションを抜き脚が良く動くようにします。

続いて
ダンパーサグ調整
実走して車高が落ち着いた頃合いなので
ダンパーストロークの伸びと縮みの割り振りを実測して微調整
今回は全ストローク65mm(バンプラバー長含まず)を
縮み30mm
伸び35mm
に設定しました。

最後に
先日取り付けたリアボディダンパーの宿題対応
リアボディダンパーはボールジョイントを使って取り付けたので
ボールジョイントが動いてボディダンパーが回ると接触音(カタカタコツコツ音)が出るので
タイラップで仮固定していました。

まぁ、コレで十分なんだけど
カッコ悪いからボールジョイント部分にOリングを入れて動きを規制しました〜
150円位の部品で見た目スッキリ♪

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全ての作業を完了して
納車場所の箱根に移動しながらテストしてみると、、、

ドアスタビライザーって使えますね!!

「今までが箱ってより板の上に乗っていた」って感覚を受ける位変化します。
しっかりとした箱になってます〜

一番の変化はステアリング舵角が浅い領域
直進状態から拳半分〜1個分の初期入力の正確性と直進性の向上
それでいて、補強パーツにありがちな
「突っ張るような嫌味な硬さ」は無し

何でコノ感覚が出るのかを改めて考えてみると
ドアスタビライザーで隙間を埋めて補強はしているけど
あくまでも隙間埋めで完全固定にはなっていないのがポイントですね

当て板を密着させているけど
ボディのネジレに関しては自由度を残しているのでタワーバーのような横方向の嫌な突っ張り感が出てないんだ、、、

捻り剛性の向上は少なく
前後曲げ剛性に対しての補強割合が高い構造になっています。
って事は、、、
「前後曲げ剛性が泣けるレベル」の
ロードスター&カブリオレモデル「屋根無し裸族」に使ったら確実に激変しますよ

ボディの捻りに対してはボディダンパーで減衰力を付加しているので減衰が効いた変形を許し
ブレーキング等の前後曲げは規制するのでボディダンパーとドアスタビライザーの相性は良いですね♪
トヨタ(TRD)で同じ組み合わせで販売してるだけの事はあるなぁ~

ただし、あくまでもクーペに取り付け前提の部品なので
小さいながらもハッキリ体感できる悪影響が出ていて

「正直に次に弱い部分の変形が増える」

エブリィの場合はスライドドア部分でのボディ変形がより強く感じます。
(Bピラーより後ろのブルブル感として表れる)

次の段階としては
Bピラーから後ろのボディ剛性感を作る事なんだけど、
前後方向のフロアバーが安上がりだけど
本当に部分剛性を上げると、
正直に次に弱い場所に力が逃げて変形体積が減るから固有振動数が高まって周波数が高い「鋭く棘のある振動」が出てくるので
「補強の追いかけっこ」になりかねないから悩ましい

あくまでも欲しいのは剛性感だから
出来れば前後方向にボディダンパーを使って減衰力を付加したいなぁ、、、

まぁ、僕の325i Cabrioletで前後方向のボディダンパーを実験してから考えます〜

次回はフロントスタビライザーリンクの調整をメインにフロントサスペンションの点検&調整かな!?

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