M-07 Concept デミオ君
タイヤさんと相談しながらジオメトリーが決まったので
ドックファイト対策で旋回力向上を狙ってスプリングレートを下げる方向で見直しを進めていますが、、、
どうも方向性があやしい
スプリングレートを下げていくと確かに簡単に小さく曲がる
ズバズバ曲がって実にアグレッシブ!
一見速そうなんだけど
「曲がってる」んじゃなくて「巻いてる」だけ
Best、Aveとも悪化していく、、、
どんなに頑張っても10秒台が出ない
理由は単純で
4輪のスプリングレートを下げる事でロール&ピッチの姿勢変化量が増えて
4輪の平均グリップが低下しているから
速く走らせるために速度を乗せようとするほどアプローチでオーバーステアが出ないようにピッチング&ダイアゴナルロールを抑えたヌルい旋回しか出来なくなる
無差別級乱戦でも
「コケやすいMシャシー」が相手なら突っ込み勝負に誘い込むのは戦術的正解で
コケない&巻かないセッティングを出して
「入り口アンダー覚悟の突っ込みまくり」で引っ張れば相手が勝手にコケてくれる(笑)
(クレバーな相手には使えないけどネ)
フロントサスペンションのストローク規制でリア接地切れで巻き込みはしないんだけど
レートを下げるほどリアのスリップアングルが増えて転がり抵抗増でクリップ付近で失速する
「巻く車」ならステアリング舵角を減らして最大ダイアゴナルロール角を減らせば
少ない舵角で旋回出来るから平均速度が高くなると考えて
D/Rで最大舵角を90%まで減らしてみたら
好みの動きにはなってきたんだけど
Aveには反映されない
やっぱりレートを下げて全体的な姿勢変化量を増やしていくのは合わないなぁ、、、
スプリングレートを下げるとアプローチのピッチング過多でのオーバーステアとの戦いになったから
前後車高を1.3mmほど下げてピッチ&ロールモーメントを減らして対策したらアンダーオーバーが減少
車速に対してピッチング剛性が負けてる事は明白
「巻く車」になってAveが下がったのはコレが原因っぽい
LAP :54
Best 10″92
Ave 11″51
Bestはなんとか10秒台に持っていったけど
かなり難しい
走行後にタイヤさんと相談すると
右フロントのセンター付近の磨耗が一気に進んだから
加速ダイアゴナルロール過多でトラクションも失っている
これは最終手前2個からの全開右加速旋回でIn側タイヤの縦スリップ率が高くなっているサインだし
1周トータルでの加減速が増えている(≒Ave悪化)って事
狙いは「巻く車」じゃなくて「曲がる車」だから、、、
次はセッティングの方向性を変えて
ピッチング剛性を戻してロール剛性を下げてみます!
ブログランキングに参加しています、記事を気に入っていただけましたら
↓クリックしていただけると嬉しく思います。
にほんブログ村
全般ランキング