本日の早朝作業
今日はE36 325i CabrioletのABS修理
昨日、御殿場の友人からヒントをもらったので
早速、確認と修理です!
今回は
「ABS ペダルストロークセンサー」
ブレーキペダルの踏み込み量を検知して
ABSコントロール ユニットに信号を送るセンサーです。
故障事例としては、プリント基盤とコネクター部分の半田付けにクラックが入り 接触不良が発生するらしいです。
ペダルストロークセンサーの位置は
マスターバックに取り付けられています。
構造的に見ても
マスターバックに刺さったペダルストロークセンサーの先にコネクターがあって
ハーネスブラケットも無しで 直接コネクターが取り付けられていますね、、、
この作り方だと
走行振動でハーネスが揺さぶられて コネクターの根元に曲げ応力が繰り返し掛かるので
中のプリント基盤部分の半田付けに負担が掛かってますよね
早速 取り外しから
まずは、センサーのコネクターを外して
センサー取り付け部分を良く見ると
付け根にクリップが入っているので
センサー下側に手を入れて根元の下側を探ると
クリップの切れ目を発見
細いマイナスドライバーを使って下側のクリップの切れ目を広げながらセンサーをマスターバックから引き抜く
これでストロークセンサー 単体でチェックができますね~
構成部品は
ストロークセンサーとマスターバック気密用のOリング
ストロークセンサー 単体にしたら
まずはテスターを当てて動作確認
コレって単純なスライド抵抗かな?
コネクターにテスターを当てて
センサーをストロークさせてみたけど
時々 抵抗が出るけど
ほとんど断線状態
何か変だよなぁ、、、
まさかとは思うけど、電圧測定にして
一気にストロークさせると僅かに電圧が発生
とりあえずストロークさせると
時々 何らかの信号(変化)を出すけど
ほとんどの場合変化無し
原因はコレっぽいなぁ、、、
とりあえず、部品のお値段を調べると
16000円くらいだから
もちろんダメ元で現品修理開始
コネクター基部にシール材が塗られているので
シール材を取ると
部品の組み合わせラインがあるので
カッターナイフを使って少しずつ開いていくと
コネクター基部がポロリ
ストロークセンサー本体にはプリント基盤が残ってるから、、、
この部分の半田付けが剥がれてたんですね
ストロークセンサーの中からスライダーとリターンスプリングを抜いて
プリント基盤を壊さないようにそっと取り出す
取り外したプリント基盤とコネクター部分の古い半田を半田コテで溶かして
「半田吸い取り線」に吸わせて掃除したら
コネクター部分にプリント基盤を差し込んで
新たに半田付け
コレで通電はバッチリ!
半田付けをやり直したら
あとは組み立て
スライダーとプリント基盤の接点を磨いて
スライダーとリターンスプリングを入れて
本体とコネクター部分に接着剤を塗ってから
プリント基盤を溝に入れて
コネクター部分を押し込む
本体部分は分解の時にカッターを入れてちょっと開いちゃったから
手持ちのホースバンドで締め付ける
最後に
組み立て部分の気密を確保するのに
簡単にマスキングしてからコーキングを打ち込んでチョイチョイとヘラで均す。
あとはコーキングが固まるのを明日まで待てば
とりあえず現物修理完了
コレで復活してくれよぉ~
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