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週末のグライダー曳航 【2020年 初フライト】

おはようございます
今日は2020年運航初日 グライダー曳航です。

さっそく天気を見てみると
地上天気図では
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日本の東の海上に低気圧があり
大陸から高気圧が張り出した冬型の気圧配置
となり
日本海沿岸部では雨(雪)となり
太平洋沿岸部では晴れとなっていますが

今後、
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夜半に気圧の谷の影響により日本海に低気圧が発生し今夜夜半に掛けて通過することにより
天気は一時的に下り坂になります。

衛星画像を見ると
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大陸からの乾いた冷たい北西風による筋状の雲と
気圧の谷の影響によるまとまった雲が日本海に見られ

レーダー画像を見ると
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日本海沿岸部北部に降雨(雪)が見られます。

高層天気図を見ると
850hpaでは
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オホーツクにある低気圧の影響により関東地方上空で25~20ktの北西風となり
東北地方の日本海沿岸部に湿域を発生させ
「寒気の流入」の目安となる-6℃線は関東地方北部まで南下しています

700hpaを見ると
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850hpaと同じく低気圧の影響により関東地方上空では40~50ktの西風となり
-12℃線は関東地方北部に掛かっています。

成田のMeterとTAFを見ると
成田Meter0530の現況は
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300~040度の幅で変動する北風2m/s(4kt)
視程10km以上
気温2度 露点-1℃

TAFを見ると
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4日3時~5日9時の予報で
北北西の風4m/s(7kt)
視程10km以上
1〜2/8の雲が3000ft

15~18時にかけて次第に
東南東の風3m/s(5kt)に変化し

21~24時にかけて次第に
北風6m/s(12kt)に変化します

館林(板倉)の予報を見ると
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日中は晴れ 最高気温は10度となっていますが
北西風が吹きこみ 最大で8m/s(16kt)が予報されています。

今日は1日VMCを維持出来そうですが
北西風が強くなりそうなので注意が必要です。

上昇気流の予報を見ると
エマグラムでは
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気温逆転層は約5000ft
気温と露点は離れていて乾燥した空気で
地表付近から上空まで西よりの風
5000ftで25kt
10000ftで35kt
が予報されています

ブリップマップでの上昇気流予報は
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サーマル上限高度は5000~6000ft

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上昇速度は4.0~4.5m/s
シアー成分が強い荒れたサーマルが予報されています

風の衝突や干渉による上昇気流を見ると
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地表付近の風は15~20ktの北西風が関東を吹き抜けていますが
宇都宮付近は山影になり2~4ktの弱風エリア

上昇成分を見ると
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風向きに直角な縞模様が山の風下に見られ、
北西風が山に当たる事で発生するウェーブが予報されています。

1300時でのエマグラムの逆転層が5000ft付近でしたのでウェーブ下限は5000~6000ft付近だと思われますが
空気が乾燥して雲が発生しにくいので、ローター雲、レンズ雲は発生しない可能性が高いので見つけるのが難しいそうです。

滑空場に到着してさっそくハスキーを格納庫から出して暖気運転中
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冬になるとなかなかエンジンの油温が上がらないんだよなぁ~

エンジンを温めていると機体がユサユサと揺さぶられる
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今日も横風がっちりだなぁ、、、

運航を開始すると
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予想通りの横風で着陸は大仕事
風に翻弄される機体をなだめながらアプローチ
接地点は意識せずに風が弱まった隙を突いて接地させて一気に減速
年末のフライトに比べれば、
30度左からの6m/s程度の今日はそよ風

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午前中はサーマルも強く、風の衝突による上昇気流(コンバージェンス)も発生し
1機のグライダーがウェーブに乗って10000ftまで昇って4時間越えのフライト

年始から幸先良いぞー

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