E36 M3 燃料ポンプ & 燃料ポンプリレーの交換

E36 M3 燃料ポンプ & 燃料ポンプリレーの交換

前回DMEリレーを交換して 燃料ポンプハーネスに電気が来ましたが、、、
結局、燃料ポンプも故障していたので交換
燃料ポンプリレーも確定したので予防整備で交換しちゃいます。

燃料ポンプ交換の前に部品チェック
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青ポンプ、白ポンプ共にE36 3シリーズ用の燃料ポンプですが

「白ポンプ」が1995年1月生産車までの前期型
「青ポンプ」が1995年1月以降生産車の後期型

何が違うかと、、、
E36の燃料タンクはリアシートの真下でプロペラシャフトを跨いでいるので左右に燃料の偏りが発生します
その偏りを補正するためにジェットポンプで左右タンクの液面調整をしていて
そのジェットポンプの配管の配置が前期と後期で異なり

前期型は燃料タンクの外を通し
後期型は燃料タンクに内蔵されています

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白ポンプには接続用のコネクターがあり
向かって右側のコネクターがジェットポンプホース
左側が燃料ホース

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青ポンプはジェットポンプホースのコネクターが殺してあります

他は同じ作りなので「コネクター追加」の小改造で後期型の青ポンプも取り付け可能ですね~

まぁ、、、
部品注文の際は車輪識別番号(VINコード)を使って個体特定して部品を調べるのが基本ですから
オーダーミスは無いとは思いますが

ちょいちょいと調べて燃焼ポンプリレーの場所を確認
4番のEKPリレーでした~
S50B30リレー配置1
S50B30リレー配置2
EKPとは(燃料ポンプコントロールユニット)ってコトらしいです
ドイツ語の略称だろうなぁ

燃焼ポンプハーネスに電気は来てるけど
予防整備で新品交換しちゃいます。

僕のM3は
①エアポンプリレー
フロントオーバーハング軽量化(-4kg)で撤去
②ラムダセンサーリレー
Iding ECUに変更によりラムダセンサー不使用
つまりフィードバック制御無しの吹きっぱなし(笑)
全開での空燃比は11付近

この2系統を使って無いからスペアパーツを2個車載してるのと同じだなぁ

さて、、、部品の確認が済んだら
さっさと交換しちゃいましょ

まずは燃料ポンプリレーを交換
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リレーアサインさえ判明しちゃえば差し替えるだけ
新しい燃料ポンプリレーは黄色に変更されてます

次は「燃料ポンプの交換」
リアシートを取り外して
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ポンプのサービスホールを止めているスクリュー抜いて開いて
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配管&ハーネスを取り外す
(生きている燃料ポンプを取り外す時は、18番のヒューズを抜いて燃料ポンプを止めて ガス欠になるまでエンジンを回す事)

燃料ポンプを固定しているプラスチックのリングを回す
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本来ならSSTで掴んで取り外して、トルク管理して組み立てまずか
SSTが入手出来なかったので荒治療
トルク管理できないから締め付け角度を養生テープでマーキングして
貫通ドライバーのマイナスとハンマーでコンコン叩いてプラスチックリングを回して緩める

古い燃料ポンプを取り出してみたら
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ストレーナーが外れて 燃料タンクに落ちてる、、、

古い燃料を抜いて、燃料タンクの中を軽く掃除して
新しい燃料ポンプの取り付け

最初に取り付ける前に動作確認
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ハーネスを繋げてスタートを回すと
燃料ポンプちゃんと動きました。
これで燃料が送られるから一安心

燃料ポンプガスケットに薄くシリコングリスを塗って、燃料タンクに組み込んでから
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新しい燃料ポンプをタンクに入れる
先に燃料ゲージの浮きを入れてから
ストレーナーを少し曲げながら入れるのがコツ

後はプラスチックリングで燃料ポンプを固定
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養生テープのマーキング位置まで貫通マイナスドライバーとハンマーでコンコン叩いて締め付ける

燃料ホースとジェットポンプホースを止めているホースバンドは再使用するので
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パーツクリーナーで掃除して埃や砂を洗い流して
スプレーグリスをちょい差し

ハーネスコネクターには
シリコングリスを僅かに塗っておくと後日(数年後?)の取り外し作業が楽になる

ホース&ハーネスを接続して
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サービスホールを閉じて
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リアシートを取り付けて作業完了♪
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取り外した燃料ポンプを見て故障原因を考えると、、、
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燃料ゲージ関係の金属部品に錆が発生して
次第に燃料タンク下に落ちる

燃料タンク下部の燃料ストレーナー部分には「ガス欠症状」が出ないようにするサブタンク(バッフルプレート)の働きをするプラスチックトレーかあり
錆がトレー内部に溜まる

あるタイミングで燃料ポンプからストレーナーが脱落して
燃料ポンプに錆が吸い込まれて燃料ポンプにダメージが及び燃料ポンプが停止

って感じですね、、、

燃料ゲージってタンクの左右に付いていて
左右の信号の平均値を使っているから
燃料ポンプ側のゲージって撤去出来ないかなぁ?

撤去しちゃえば燃料ポンプに錆が吸い込まれる事が無くなるから故障確率下がるんだけと

地面の乗り物の燃料計なんて「だいたいこれくらい」で十分だし
走行距離と燃費で管理できるからねぇ

新しい燃料を入れて
無事にエンジン掛かりました~

これで大丈夫かと思いきや、、、

ちとレスポンス悪い
燃料フィルターも交換ですね

アイドルバルブの動きが悪いのか微妙に振動するし
ブリッピングすると吹け残る
次はアイドルバルブを分解清掃してみるか

温まると振動増えるからダイレクトイグニッションのコイルもお疲れだなぁ、、、

20分位回して完全に暖めたら


何故か症状回復
わからん、、、

とりあえず後日アイドルバルブを掃除してみよう

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「E36 M3 燃料ポンプ & 燃料ポンプリレーの交換」への3件のフィードバック

  1. 初めまして。当方も同じ年式のM3Bを所有しており、以前こちらのプログを参考にさせていただき、燃料ポンプを交換致しました。しばらくは快調に動作してましたが、最近エンジンが掛からなくなってしまいました。長期に渡り放置されていた車両なのでインジェクターが目詰まりを起こしたと考えております。そこでお聞きしたいのですが、タイラップ様はインジェクターを交換された経験は御座いますでしょうか。もし経験がありましたらご指導を頂ければ幸いです。

    1. こんにちは青森さん
      コメントありがとうございます。

      幸運にも僕はまだインジェクター交換の経験はありません

      詳細な症状が良くわからないので推測が広くなりますが

      突然のエンジン始動不能ですと、
      インジェクターが同じタイミングで6本全て噴射不能になる可能性は低いですよね
      インジェクターの故障なら、どれか1本が動かなくなって回転がバラつく症状が出るはずです。

      クランキングしてマフラーから生ガスの匂いがすれば点火系とセンサー系(クランクアングルセンサー)最悪、DMEかイモビライザー系が疑わしいです

      生ガスの匂いがしなければ燃料系統で
      燃料ポンプを交換済みでしたら燃料ポンプリレーのチェックをオススメします
      燃料ポンプのコネクターを抜いてテスター当てて電圧が出るかチェックして下さい
      電圧が出なければ燃料ポンプリレーを取り外して簡単な電源つなげてリレーの動作チェックしてみて下さい

      燃料ポンプが動いていれば噴射系になりますが
      始動不能の場合はインジェクターをコントロールしているDMEとイモビライザーが疑わしくなるのでDIYではかなり難しくなります。
      (海外ではイモビライザーをバイパスして燃料ポンプを動かす方法をとっています)

      「点火、圧縮、燃料」のどれかに必ず原因があるので、症状から故障要因を絞り混んでみて下さい

      1. 返信ありがとうございます。
        確かに6本すべてが同時に詰まることは考えずらいですよね、、ご指導ありがとうございます。
        本日クランキングした所、マフラーから生ガス臭がしました。プラグを確認した所、火花が飛んでいる様子がない為、点火系、センサー系を当たって見ます!

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