グライダー曲技飛行世界選手権競技4日目

競技4日目
朝、スマートフォンのアラームで目覚めて、妙に食べたくなっちゃって

「お湯を注いで 3分か、、、」
日本の味を堪能♪

パトリシアちゃんに
「朝からインスタントヌードルなの？」
って呆れられちゃったけど、、、

コレで良いのだっ!

今日はUnknown2
昨日、提示されたシーケンスを確認すると

要注意なのが2番のスピン+1/4ロール
この組み合わせのフィギュアは初めてなのでコーチのマクラさんに確認すると
①スピンの方向とロールの方向は逆にしなければならない
僕のスピンは左旋転が基本（右ももちろん出来るけどよほどの事が無ければ左に回す）なので
左スピン1回転に右1/4ロールです
②スピン停止後にラインを作らずにロールさせること
ラインを作るとHz（0点）って話です
※後でジャッジに確認したらラインの有無は要素には入っていないらしい、、、どっちがホント！？

その他のフィギュアは問題無いのですが
ポジショニングは要注意
3番（Pループ+1/4ロール）＋4番（2×2ロール）と5番（45°UP＋2×4ロール）の組み合わせ
3番で垂直降下しながら1/4ロールするので、4番のエントリーは250km（70m/s）以上になり
4番は「止め1秒 +2×2ロール5秒＋止め1秒]７秒必要なので490m
さらに5番の45°UP+2×4ロールは300mは昇るので300ｍは必要
合計で790ｍなので、1000mのBOXの端から端まで必要になります。
つまり2番（スピン+1/4ロール）はBOXの風下ギリギリで飛ばないと4番で風上側にOut of BOX
ポジショニングとBOXマネージメントが難しいです、、、

今日の競技順番は23番目

後ろの方ですね～　待ち時間は長めかぁ、、、
プレッシャーが掛かる時間が長いからイヤなんだよなぁ

きょうも順調に競技は進みます。

トラブルらしいトラブルはHMDのエラーでとんでもない高度で鳴り出したりするくらい
※HMD＝Height Measurement Device 高度測定器,高度を測定してジャッジに送信する機器機内でピーピー鳴るヤツ

待ち時間は機体押しの手伝いして軽い運動

すこし暑いけど、なにか動いていないと気が紛れないんです、、、

競技順番が巡ってきて機体に乗り込み競技開始

スタートは予定通りBOX中央付近
1番フィギュアが終わって2番に繋ぐところで予定が崩れる
45°UPのラインが僅かに長く思ったより減速してしまい速度不足でフラフラ、、
なんとかエレベーターで機首を上げて姿勢とラインを保っているけど、
殆んど失速している状態でチョットでも姿勢を崩すとスピンに入っちゃう感覚
「少しずつ加速して誤魔化すか、、、」と思った瞬間に機体がスピン寸前の兆候を示し
左翼の空気を捉えている感覚が怪しくなったのでそのまま左スピンエントリー
スピンで垂直降下して見えたポジションは最悪
「BOX中央にいる、、、」

どう考えても5番(45°UP+2×4ロール)が完全にOut of BOXしちゃうので
BOXに押し込む方法として、フィギュアの間の1秒をギリギリまで削って距離を縮めるしかない
出来るだけ距離を縮めてシーケンスを終わらせたけど
ポジショニングに気を取られて5番の2×4ロールを間違えて1/2ロールで飛んでしまいHz(0点)

シーケンスに含まれるフィギュアの数が少ないので１つのフィギュアのK点が高い
1個でも間違えると大きく点差が開く状況でHz（0点）は致命的

Unknown2での順位は残念ながら26位