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結構気楽に考えていて我慢の限界に達して
交換するときに困るもの
「ワイパーのゴム」
ものすごい種類が棚に陳び予備調査無しだと
量販店の棚の前でぼーぜんと立ち尽くし
「次で良いかっ♪」って放置を繰り返す。
もう何年経ったか、、、、
ゴムがすっかり硬化してプラスチックみたいになって
ワイパーを掛けるたびに「ぐごごごっ! ぐごごごっ!」って音を発するようになり、
全然拭き取れなくなって、夜の雨は視界が滲みまくり
ついに我慢の限界
本気で交換に踏み切りましたっ!
「何を大袈裟な、、、」って?(笑)
ここまで交換を引っ張っちゃダメですね~
コレが比較的新しい車で素性が判っているなら簡単ですよね
量販店の「ワイパー適合表」で適合する商品を調べて予算に応じて選べばOK
何の苦労もありません、
でも、、、、E36みたいな20年前の車になると
少々面倒な事になります
以前の交換履歴が判らないので、
「どんなワイパーブレードが付いているか良くわからない」
前のオーナーが長さ違いのブレードに交換している可能性もあるし、
ゴム断面形状が違うかもしれない
「ワイパー適合表」だけで選んで買うと取り付け出来ないって事もあり得ます。
さて、、325i Cabroletも中古車での購入なので、もちろん経歴不明(笑)
コレが中古車の怖いトコロですね~
ワイパーなんて「比較的どうでもイイ部品」ですが、「サスペンションやブレーキ系が弄られた個体」ってけっこう怖いですよ
「故障したら中古車保障うんぬん」の前に
「走行中にトラブルを起こした場合、無事に完全停車」させるのはドライバーですから、、、
さて、まずは取り付けられている部品の確認から
ワイパーゴムの規格って
・ブレードの長さ
・ゴムの断面形状
・フロント用 リア樹脂アーム用
の3つに分類されるみたいです
先ずは、ブレードの長さの確認
単純にブレード長さを測定すればOK
裁縫道具のビニール製のスケール(ズボン買う時にウエスト図るヤツ)を使うとガラス曲面に素直に馴染むので簡単です
運転席側が550㎜
助手席側が500㎜
ですね
次にゴムの断面形状
コレはワイパーブレードの爪の幅が基準になっているので、ワイパーゴムとブレードの断面を見ると
ゴム幅は6㎜
6㎜は四角断面と台形断面があるので、コレは台形断面のブレードですね
(ゴムは四角断面が入っているみたいですが、、、気にしない)
って事で必要なブレードは
6㎜台形断面 550㎜ フロント用
6㎜台形断面 500㎜ フロント用
って事になります。
早速、近所の量販店に行くと、、、、
またもや呆然と立ち尽くす。
撥水ワイパーゴム
グラファイト ワイパーゴム
普通のワイパーゴム
フロント用
リア樹脂アーム用
もちろんお値段バラバラ、、、
一番安い「リア樹脂アーム用の普通のゴム」が700円位で売っているけど
撥水ゴムやグラファイト ワイパーゴムのフロント用は1600円とかの価格設定
お値段の幅2倍って凄いな、、、
一番高いワイパーゴム2本+2~300円で、ボッシュのワイパーブレード左右セット(1台分)買えちゃいます
しかも、、、単価が高い商品に誘導するかの如く、
サイズラインナップが商品単価が高いほど充実しています(笑)
僕が欲しい「6㎜台形の550㎜の普通のゴム(推定単価800円)」は在庫が無く
1600円の撥水ゴム仕様だけ在庫している
うーん、、、なんか悔しい
意地になって最安値を探して数店ハシゴしたらガソリン代と時間で赤字になるので
ココで手を打つしかないのか、、、、
さらに棚を探したら
表の主商品棚の脇にコソッと置いてあった商品を発見!
「970円の何とかコートワイパー(笑)」
これが確実に最安値!!
さらに500㎜の助手席用も最安値を狙って探すも、
欲しい普通のゴムは中国製と韓国製、、、
「2/3の価格で買って寿命半分以下」って安物買いの銭失いってパターンが容易に想像できるのでパス!!
次に見つけたのが、
「リア樹脂ブレード用525mm 700円で日本製」
なんだかんだでゴムと樹脂部品の素材品質は日本製が一番ですね~
海外の樹脂&ゴムは短期間で劣化してパキパキ割れちゃいますから
(古い輸入車の泣き所でもあります)
って事で今回は
運転席側
「6㎜四角断面 550mm フロント用 なんとかコートの撥水ゴム 970円」
助手席側
「6㎜四角断面 525mm リア樹脂アーム用 普通のゴム 700円 」
ゴムだけ交換で1700円か、、、
たかが「ゴムひも」にしちゃ高いなぁ
セットで500円位が適正価格じゃね?
ゴム断面が四角なのは台形断面の在庫が極端に少なく、
必要な長さのゴムが在庫していなかったので四角断面で代用します。
ちゃんと拭き取れれば良いんですよ、ワイパーゴムなんて(笑)
さて、、、、買い物も済んだので早速交換作業です。
単純にワイパーアームからブレードを取り外して、ゴム交換して元に戻すだけですが、
まぁご参考までに
最初にワイパーアームからブレードを取り外す
ワイパーアームを起こして、ブレードのクリップを押しながら引き抜くだけですが
実は一番ヤバい作業です
この時に油断して、ワイパーアームをガラスに落とすと
「かなりの高確率でガラスを割ります!!」
少しでもリスクを減らすために、
ワイパーアームが当たる場所にタオルを置いたりしてガラス面を保護します。
もちろん、交換するときはアームを左手でガッチリ握って離さない事
僅か千円チョイの部品交換でガラス割って数万円の出費なんて間抜けの極みです。
ワイパーブレードのクリップを開いてこの向きに下げればブレードは取り外せます。
(撮影で片手作業してますが、左手放すのは要注意です)
時々、量販店の駐車場でこんな風にして車から離れてワイパー買いに行く人いますが、
アーム落ちたらOUTだよ、、、
助手席側もブレードを取り外して、
同じように保護して静かにアームをガラス面に降ろしておけば大丈夫、
この状態にしておけば安心です
助手席側は軍手突っ込んでみました(笑)
さて、、、
ブレード単体になったらゴムの交換です
最初に運転席側
コッチはブレード長さを揃えて買ってきたので作業は単純
古いワイパーゴムを引っこ抜いて、新しいゴムを差し込みます。
この時に取り付け方向は、遠心力で引き抜かれない方向にセットします
つまりアーム&ブレード内側から外側へゴムを通して最後のロックに引っ掛けます。
新しいワイパーゴム&芯のバネ鋼を組み合わせて止めているプラスチックの仮止めクリップはそのまま弄らずに
ブレードの内側から通して、
最後の一段前まで通したら、プラスチックの仮止めクリップを取り外して、
最後の段を通して、ロックに引っ掛けて出来上がり
今回は台形のブレードに四角断面のゴムを組んだので、ワイパーゴムを止めている爪を曲げて調整
・一番内側のロックしている部分はカッチリ咥えさせて
・他の爪はワイパーゴムが動けるように少し緩めに咥えさせるように調整します
これは、ワイパーブレード&ゴムがガラス曲面に均一に当たるためにガラス面に合わせて変形するために必要な動きを阻害しないためです。
全部締めちゃうとガラス面に追従できません
コレで運転席側の交換は完了
次に助手席側ですが
コッチはちょっと面倒な事になりました、、、
最初にパッケージから出して気が付いたのは
「ロック溝が無い! 芯バネ鋼の溝も両方ともフリー」
なるほど、、、長いワイパーゴムを作って「両切り」なら専用型が要らないから型費が安くなる=販価が安くなるって事だね
関心している場合じゃないですね、
つまり「ブレードにゴムが固定できない」って事です、、、
とりあえず525㎜のワイパーゴムと芯のバネ鋼を、500㎜のブレードに合わせて切って
ブレードに通したら
両側端っこのワイパー当たり面を数㎜カットして
タイラップや細いセフティワイヤーで締めておけばOK
コレで簡単には外れません
とりあえずコレでOKでしょ
あとは車に戻って取り外しの時と同様に慎重にアームにブレードを取り付けて復旧すれば
1670円でワイパーゴム交換完了です♪
ここまで予算削らなくても、ゴムだけ交換なら2000円くらいですね、、、(笑)
「ワイパーアーム落としてガラス割る」のが一番のリスクですから作業は慎重に!!
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