Guinand(ギナーン) タイラップ仕様 プロトタイプ

僕のグライダーアクロを応援してくださっているGUINAND(ギナーン)JAPANさんから、新型のプロトタイプが届きました。

GUINAND(ギナーン)の時計とは、、、

第2次世界大戦時にドイツ空軍パイロットとして活躍したHelmut Sinn氏の実戦経験をもとに
時刻を確実に一瞬で知るために装飾を切り捨て”見やすさ”だけに特化された時計です。

GUINAND JAPANさんが仕様を決定して、GUINAND社のマイスターがハンドメイドで組上げたカスタムモデルです!!

プロトタイプですが、外見は既存のモデル同じだから公開OK♪
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モデルラインナップ中の視認性に特化した「Series-90」をベースに黒の文字盤に白の全数字仕様
ムーブメントはシンプルな手巻きゼンマイ、プロトタイプなので中身の変更点は不明、
(どうやら新型らしいです)

プロトタイプが僕の手元にやってきた理由は、
2012年度のトレーニングキャンプとポーランド選手権の19日間を使っての耐Gテスト依頼で、
トレーニングキャンプから競技フライトまで、この時計と一緒に飛び、12時間.24時間毎での精度テストを実施します。
ほぼ連日、曲技飛行のGを喰らわせる耐久テストって、、、あんまりないんじゃない(笑)

僕が時計に求める仕様は、
普段のフライトから競技、イベント等での時間管理を重視した「完全合理主義仕様」の”時を計る”計器

外観での特徴は、
アウトドアでの使用を前提とした汚れに強いステンレスバンド仕様
ベゼルは潔く”アビエイターモデル”のお約束のような計算盤も無し
実際に航空機の航法で腕時計のベゼル計算盤なんて使いません、そもそも小さくって見えないでしょ

まじめに航法する場合はこんな専用のフライトコンピューター(航法計算盤)をくるくる回して、
到着時間や消費燃料を計算します(笑)
フライトコンピューター(航法計算盤 AN-2)
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もしベゼルを付けるとしたら、「GUINAND-31」モデルのようなのような分刻みベゼルですね
必要なのは、「何分経過したか?」を認識すること。
ナビプラン用紙に時刻を記入してちまちま暗算するより、ベゼルを見て一発判断の方が確実です。
普段の生活だと”カップラーメンの時間”から”ドライブの休憩時間管理”まで、イロイロと使い勝手が良いんです♪

ブランド系の華やかさはありませんが、メルセデスW201 190E-16V ,BMW E30M3やポルシェ964辺りまでが持つドイツ製品独特の”凄みのある機能美”、
実に男っぽい雰囲気です。
(ほとんど軍用時計みたいな生い立ちですから、、、、)
機能に特化したコンセプトだけあって、実際に使ってみると見やすくて良い時計です。

明日はポーランドでの連日テストの前の精度テストとして、Gを掛けた状況での精度を確かめます。

こんな時計と一緒に飛ぶからには、時計に負けないように頑張らなくては、、、、

ちょっと心に引っかかるのが、試験用のプロトタイプなんで、この夏が終わればGUINAND社に帰ってしまうんですよね、
プロトタイプの宿命で、もしかしたら分解されちゃうかも、、、

あと数週間もすれば一緒にポーランドの空を飛び、「競技曲技飛行初参戦の思い出」も仕様に追加されるんですが、
どうにかならないかなぁ、、、


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