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行くぞっ 世界選手権!!

今年の競技予定が決まってきました。
今年は2つの競技会に参戦します。
一つ目は前年に引き続き、ポーランド選手権
ポーランドの南の町、Czestochowa(チェンストホヴァ)で開催されます。

ポーランド選手権は6/16に出国して、
6/17~6/24までPoznanでトレーニングキャンプ
6/25~29がCzestochowaでポーランド選手権
7/2にワルシャワを発ち7/3帰国の予定です。
昨年のイレニヤグラでの初参戦は、Knownで3位と好成績を収めるものの、2日目のFree、3日目のUnknownで順位を落とし
7/7位に落ちて競技を終えました。
今年は、Known,Freeともに回数を重ね、G/WのトレーニングからUnknown対策も始めているので、昨年より良い状況。
もちろんポーランドでのトレーニングキャンプで最後にツメていきます!

2つ目は、フィンランド Oripaa(オリパ)で開催されるWAGAC
「4th FAI World Advanced Glider Aerobatic Championships 2013」
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CIVA-JAAの推薦も無事に頂いて、いよいよ本番の世界選手権!!
とは言っても下のクラスのアドバンス、、、
最上位クラスのUnlimitedを飛ぶための登竜門です。(F1に対するF3マカオGPみたいなもんです)
競技日程を見ると、競技日は9日間 Known,Freeが一日ずつなので、残りの7日はすべてUnknown、、、
練習を重ねられるKnown&Freeは点を取れて当たり前、勝負は技術、計画性、判断能力等、飛ぶ力のすべてを問われるUnknownって事ですね

世界選手権は7/17~27
7/15日に成田から出国、同日15時頃にヘルシンキに到着
フィンランドOripaaでポーランドナショナルチームと合流
16~17日に現地慣熟トレーニングを行って
18~27日の世界選手権参戦
28日にフィンランド出国 29日の朝に帰国する予定です。

遅れて来たヲッサンルーキーが記録を残すか、笑いを取るか、、、
2013年の夏は更に面白くなりそうです。
でもね、、、今年のTeam JAPANは僕一人、、、ちと寂しいなぁ~


ようこそCockpitへ!!

ついにコンツアーを導入します!!
これで、機体姿勢、飛行速度、入力操作の記録を残せるのでトレーニング効率が大幅UPです♪
早速、機体に取り付けて最初は二人で乗ってGを掛けて「カメラが外れたりしないか?」を点検して
いよいよトレーニングに導入してみました。

取り付け場所は、出来る限りパイロットの目線に近い場所として、目線の高さで、ほぼ頭の横
ほぼ、僕の視界です。

早速飛ぶのは今年のKnown
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うーん、、、地上で動画を見ると精度甘いなぁ、、、
BOXの中での軸はずれているし、4ポイントロールは相変わらずチョット妙、、、
割と良いのが速度管理、
でも背面飛行の時は素直に精度が下がっていますね、、、

動画を見直して気が付いたことは、5/8ループ~背面飛行~背面旋回で200km/hはブッ飛ばしすぎかなぁ、、、
速度が高すぎてエネルギーロスになっているかも、、

5/8ループ~背面飛行~背面旋回前半までを160km/h程度で抑えて、背面旋回後半から230km/hに向けて加速して2x4ポイントロールに入ったほうがロスが少なくて、流れが綺麗かも知れない
次回の練習の時に試してみよう♪


2013 妻沼グライダーフェスタ動画

3月2日の妻沼グライダーフェスタのデモフライトの動画がYoutubeにUPされていました。
しかもバッチリ編集済みで、午前と午後の2フライトに音楽付き!!
テールスライド(垂直上昇から空中停止、バックしてピッチ方向に反転とハンマーヘッド(垂直上昇からヨー方向にピボットターン)
はスロー再生

撮影技術と編集技術が伴うとココまで表現できるんですね!!

GoPro積んでコクピットビューからの動画を提供すれば更にイイ動画になりますよね
RED FOXのチームデモ動画の製作お願いできないかな?


2013妻沼グライダーフェスタ

イベント当日の2日(土)

太田のホテルで目覚めて一番にカーテンを開くと
青空が広がり快晴♪、、、もちろん予想通りの北風びゅうびゅう、
今日くらいは天気予報が良い方向にハズレてくれれば良いのにぃ、、、
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妻沼滑空場に到着して、風速を調べると、
やっぱり10m/s超えの強風
大学生の競技参加機は強風により安全を取って残念ながら展示中止
展示&運航機は体験搭乗を行うASK妻沼所有のASK-21 2機 とFOXのみになりました。

強風の中、運営委員の大学生のお手伝いを頂き、機体を組みからイベントスタート!!
0950離陸予定のデモフライトに段取りを合わせ込みます。

機体を組んで、スモークシステムを搭載、外部点検を行い、離陸位置へ機体を運ぶ

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風は相変わらず10m/s超えの強風
梶さんが駆るFOXは定刻の0950に離陸
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これだけの強風なのでスモークが風に流されて散ってしまうと思いきや、、、
意外と綺麗に残るんですね~

グライダーのデモフライトで難しいのは長く演技することと、状況の変化に応じて臨機応変にプランを組み替えられる事
ここまで風が強いと当初の予定科目なんて字の通り「吹き飛ばされます」
会場正面のポジションを守るために、風に流されないように科目を入れ替えて
最後のローパスに必要なエネルギーを調整する

僕が飛んだらあっという間に風下にさようならです、、、

200m上空 速度200km/hからハーフキューバンで滑走路めがけてダイブ
残りの高度エネルギーを、速度に変換して最高速度の280km/hまで加速して高度数mで会場正面をローパス
会場正面で5GでPull UP、斜めにインメルマンターンを決めて着陸進入経路に一発で乗せる
エンジン無しでぴったり合わせ込んでくる、、、究極のエネルギーマネージメントですね。

昨年同様、パイロットの梶さんはサイン&質問責め(笑)
FOXにも大人から子供まで集まって写真を撮ったり、チームメンバーから説明を受けながらコクピットに体験搭乗したり、、、
地上展示も楽しんでいただけたようで何よりです♪

普段見慣れないグライダーが目の前で曲技を飛び、地上展示で触れることが出来る、
出来る限り機体を感じていただけるように展示しているのですが、

運航側から見ると実は怖いんです、、、

機体破損したら即デモフライト中止ですし、間違って機内に物を落とすだけでも曲技中の機内では凶器になります。
機体破損を離陸前点検で見落とせば事故に繋がりかねません。

ロープを張って立ち入り禁止にしてしまうのは、一番簡単ですが、
飛行機やグライダーに興味のある子供たちが「操縦席に座れたッ♪」って喜んでいるのを見ると、今後も要所に人員を配置して地上展示は続けたいです。

強い北風で天候は厳しいイベントになりましたが、無事に2回のデモフライトを行い、地上展示でグライダーの世界を紹介出来たことを嬉しく思います。
RED FOX2チームメンバー、妻沼グライダーフェスタ運営スタッフ、各大学航空部メンバー、イベント運営にご尽力いただいた関係各位、そして何よりも、厳しい天候にも関わらずご来場くださいましたお客様
全員の成果です!!

ありがとうございました。
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来年も妻沼グライダーフェスタでお会い出来ることを楽しみにしております♪


目標に向かって一歩前進!!

ギナーンウォッチジャパン様が正式にRED FOX2をスポンサードして頂ける事になりました。
以前からグライダー競技アクロにご理解を頂き、競技活動を応援して頂いておりました、
去年の選手権後に「チームとして今後も応援していきたい」との嬉しいお言葉を頂き、3月よりチーム運用へご援助頂けることになりました。
ギナーン様のチームへのお力添えにより、RED FOX2の恒久的運航の可能性が広がり、
RED FOX2の目標である「日本の曲技飛行を支え、コンスタントに選手育成を行い国際大会へ選手を送り込む」事へまた一歩前進することが出来ました。

ギナーンジャパンさんとの最初のイベントは妻沼グライダーフェスタ
フェスタ前日の機体搬入、練習日に最初の作業
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機体に願を掛けている訳でも、妖しい儀式でもありません、、、

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入念に脱脂して位置を合わせながら、、、

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チームイメージカラーに合わせたRed Guinandステッカーを貼りました!!
赤いGuinandロゴって初めてなんじゃないかな!?
「グライダーアクロバティックチームのフライトスケジュールは、Guinandにより刻まれている、、、」ってキャッチコピーいかがでしょうか?

妻沼フェスタ当日は、強風によりテント設営は残念ながら見送りましたがRED FOX2と共にブースを構え、
僕も愛用するギナーン航空時計と冒険王のサングラスを展示販売して頂きました。

えぇ、、、時計、カメラ、車は趣味の王道ですね、、、、見ていると段々欲しくなる(笑)

ギナーンの航空時計って実用性仕様なんですよね、、、
ベゼルだけ見ても60分インデックスの回転式、0点を分針に合わせることで経過時間を正確に記録することが出来ます。
この機能って飛行機やグライダーで飛ぶときに凄く便利なんです、
飛行機やヘリコプターでナビゲーションする時や、グライダーで滞空する時に、「どの時点から何分経過したか?」が一目で解ります。
地上での生活でも、カップラーメンにお湯を注した後の正確な時間管理が可能になり、悲しい事故を防ぎ美味しく頂くことが出来ます(笑)

Guinandの面白いところは、自分の好みにカスタムオーダー&チューニングが出来るんです。
普通の時計って、「既存のカタログモデルから選んでハイ終わり」せいぜいベルトを選ぶ位ですが、
カスタムオーダーを掛ければベースとなるモデルを選び、そこから秒針や分針を紫外線反射塗料で赤に変更したり
文字盤に名前を印字、リューズの左右変更、ガラスの変更など

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秒針を赤にするだけでも、結構違いますよね、

たとえば、、、運転や操縦で左手の甲を返すような動きが多くて、分単位の時間管理を重視するなら
手の甲に当たらないように左リューズに変更して、分針が赤、60分インデックスベゼル仕様を作れば分単位の経過時間管理仕様ですね。
自分仕様の時計を作ることが出来ます。

今後、RED FOX2と共に数々のイベントへ出展いたしますので、実物に触れて見て頂く事が出来ます。
意外なほどの質実剛健な仕様に驚くと思います