読み物程度の航空工学 ㉓【ハスキーのTGL&着陸復航】

2022年 運航開始します!
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朝方はキンキンに冷えていましたが
天気も良くお日さまが暖かいです~
13時間頃から北寄りの風に変わる予報が出ているので風の境目に要注意です。

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ハスキー君
明けましておめでとうございます!
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今年もよろしくね~♪

一日がっちりグライダーを曳航して
今日の〆は「ハスキー君練習のお手伝い」
今回も「航空工学」ってよりハスキー君の取説みたいな感じなんだけどネ(笑)

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飛んでる時は従順なんだけど
接地から停止&TGLは「機体挙動は動不安定」って事を理解して
外乱に対して早めに小さい修正がポイント

TGLのポイントは
パワー&トリムの関係は同じなんだけど
フラップの扱い方が違って
接地後にフラップを離陸フラップもしくは0まで畳むのがスタンダードプロシジャー

この「フラップを畳む」ってのが厄介で
フラップレバーの位置が悪くてフラップ操作すると上半身が動いちゃう

この僅か数秒の意識分散で着陸滑走方向維持が疎かになると
ヨーイングが始まって収束に手こずる
僕も高校生の頃にファルケのTGLでフラつきまくって「ちゃんと前見ろ!」って怒られました(笑)

プロシジャーはフラップを畳んでからパワーONなので
スラストによる安定成分と操縦性が無い状況
ヨーイングが始まっちゃたらラダーでカウンターを入れて押さえ込みつつパワーONで安定成分を強くするのが正解

ビビって無理に止めようとすると、、、
非常にマズイ事になります。

TGLの最良手は
接地後の地上滑走が落ち着くまでは滑走方向の維持に専念して
落ち着いてから前方から絶対に目を逸らさずにフラップUp
ここで真面目な人はフラップ0にこだわってフラつき始める
フラップ10°残しても離陸後に畳めば全く問題は無いし
フルフラップでもガンガン昇ります

その後にフラップを畳んで ヨーイングを押さえ込んで安定させてからパワーON
トリムがピッチUp方向になっているはずなのでピッチコントロールに注意しながら離陸させて
上昇を確立してからフラップを0にして
トリム調整

ハスキーは離陸距離が短いので慌てて操作する必要は全く無いので
ヨーコントロールを最優先に落ち着いてプロシジャーを回すのがポイントです

接地した瞬間に慌ててバタバタとプロシジャー回して離陸させようとするとトッ散らかります。

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僕のリクエストで着陸復航の練習もしたので
ちょっとポイントを整理

フラップ出して60mphトリム状態でのフルパワーは強いピッチUpを喰らうからピッチコントロールに注意が必要
油断して頭上げたら酷い目に、、、

接地寸前&接地後で速度が死んだ状態からの復航は
速度を捕まえるまでは地面効果の範囲内から絶対に出ない&フラップセッティングを変えない事
地面効果内で十分に加速して深いバックサイドから出てからフラップを丁寧に畳まないと沈降します。

そもそも
ハスキー君の短距離離陸はフルフラップが指定されているから
フラップを慌てて畳む必要は無いんです~
ってか、、、フラップを畳む事自体がリスクでしか無いよな(笑)

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一番重要なのは
着陸復航のタイミングを逃さない事
ヤバくなりそうだったら即フルパワーで上昇してやり直す
「ヤバくなりそう」が大切で「ヤバい!」まで粘っちゃダメ
動安定性が負になっている乗り物は二次曲線的に事態が悪化します。

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