なんとかM-07 Concept デミオ君のリセッティング完了
まだまだ詰められるけど、
週末まで時間が無いから一度落ち着かせました
課題のソフトセッティングですが、、、
かなり難しいです
スプリングレート&減衰力を同時に下げていくと
明らかに限界が下がるし
何よりもダメなのは
「トラクションが掛からない 」
一番の違いは使っているデフの違い
メジャーなOIL封入式ギアデフ(なんちゃってビスカスLSD)は
封入されたメチャクチャ硬いシリコンOILの粘度(10万番とか)を使って差動制限を掛けるから
実車のガチガチLSD組んだFFみたいに癖が強いけど
Inリフトしてもトラクションが掛かって前に出る
それに対して
デミオ君はベアリングとデフギアの摩擦力を使ったボールデフ
基本的にイニシャルトルクが低いLSDの特性を持つから
Inリフトしたら差動制限が掛からない
(≒内輪空転して失速)
FFだからトラクション抜けは致命的、、、
In側タイヤのグリップを確保するために
スプリングレートは変更せずロール剛性を維持
フロント
OP-635 灰 350g/mm
リア
OP-636 紫 380g/mm
ダンパー減衰力(OIL粘度)は
バネ上固有振動数の計算式を流用して
バネ上重量に対してOIL粘度を定量化して見てみる
本来なら臨界減衰力に対して減衰率(C/Cc)を使って設定するんだけど
減衰力テスターで減衰力(N/m)を求めるなんてRCじゃ無理だから
せめて定量化比較しました
バネ上重量に対してのバネ上固有振動数とOIL粘度の関係を崩さないようなOIL粘度を選んで
一番素直にシンプルに脚を動かす
かつバネ上が動き過ぎでオーバーシュートしない減衰力を探して
フロント
OP-635 灰 350g/mm
OIL粘度 700番
リア
OP-636 紫 380g/mm
OIL粘度 800番
結果として
以前の仕様からフロントOIL粘度を200番下げたセッティングが今の限界
これ以上柔らかくするとリアが巻き込んで走れない、、、
このセッティングでも
タイトラインで小さく曲げると「ダイアゴナル ロール過多」でリアIn側の接地が切れてハーフスピン状態でガクっと速度を失う
フルボトム状態でのフロントダンパー残ストロークを確認すると2.0mmほど余っているので
ダイアゴナルロール過多対策でバンプラバー(Oリング )を追加してストローク規制
これでかなり落ち着いてきました~
最後に
ジオメトリー&アライメント調整
今回は
フロントタイヤの減り方見て旋回中のIn側タイヤのネガティブキャンバー過多と判断
タイヤを可能な限り立てて使って接地面積最大
にする事と
キャンバースラストを減らして立ち上がり加速とストレートスピードを稼ぐ
ジオメトリー&アライメントの方向性は
キャンバーゲインを増やして
イニシャルキャンバーを減らす方向
イニシャルキャンバーは
フロント±0.0°
リア -0.5°
タイヤ接地圧中心がドレッド方向に広がるので
LSDのトラクションステアが強くなるオマケ付き♪
これで落ち着いて安定周回出来るようになりました~
平日夜の常連さんに
「だいぶコーナーリングスピードが上がったねぇ~」
ってお言葉頂きましたが、、、
セッティングの方向性が変わりすぎていて
速くなっている or 遅くなっているが良くがわからない
ぼちぼちラップタイム計測して
平均ラップタイムで比較しないと判断が難しくなってきたなぁ
セッティング変更で「ロールした先のグリップ増加」って動きが少し見えてきました~
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