M-06 【フロントダンパー 減衰力変更】

今日のテストの結果
ロール剛性バランスはかなり良くなったので
次の問題点
フロントタイヤの面圧立ち上がり不足対策です

スプリング&スタビライザーで最終的なピッチ&ロールの旋回姿勢は出来てきたので過度特性の調整

フロントダンパーOIL200番では減衰不足で初期ロールでタイヤ面圧が不足してヨーが立ち上がらないので ダンパーOIL粘度を高めてみます

最初に疑ったのがピストンのブローホールの違い
フロント3穴
リア2穴
の関係

前回は、
レバー比&ACFに荷重平均からダンパーOIL番数を設定
ダンパーブローホール数の関係がメーカー指定と同じなので無視しましたが

発生している減衰力に差が出るのは当たり前

って事で
ダンパーを分解してスペックを調べると
シリンダー全長 22.5mm
シリンダー内径 10.5mm

ピストン外径 9.9mm
ポート径 0.5mm
シャフト径 3.0mm

ピストン受圧面積を計算すると
1穴 69.088mm^2
2穴 68.888mm^2
3穴 68.691mm^2

1穴あたり1%程の違い、、、

もっと受圧面積の差があれば係数にしてダンパーOIL計算に織り込むんだけど
ダンパーブローホール数は低速域の特性変更っぽいなぁ

って事で計算で設定は難しい

実車だと
乗り心地の基準となるの0.3m/sの減衰力を計算して乗り心地を作って
運動性を作る 0.1m/sの減衰力設定はダンパーエンジニアとご相談(or用途を伝えてオススメ)なんだけど

RCだと
乗り心地関係ないから運動性だけ
ダンパーテスターなんて無いから
力任せのトライ&エラー作戦(笑)
DSC_1090
基本的に実車の低速域の減衰率設定はフロント>リアになっているし
今日のテストでの判断も同じくフロント減衰力不足だから
フロントダンパーOIL粘度を一気に倍にして
200→400番
改正されなければ600番って高めて行きます。

分解清掃したダンパーを組み立てて
400番のダンパーOILを充填してセッティング変更完了
DSC_1088
明日テストしてみます~♪

400番のダンパーOILがもう無くなっちゃうよ、、、
買ってこなきゃ

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