E36 325I Cabriolet デフサイド&インプットシャフトシールの交換②

本日の早朝&お昼休み作業は
昨日の続きE36 325i Cabrioletデフオイル漏れの修理です。

今日は掃除とサイド&インプットシャフトシールの交換

昨日取り外したファイナルドライブ一式は長年の汚れを溜め込んでこってりドロドロ真っ黒

まぁ、、、
OIL漏れしてたからしょうがないか

って事で55-6をブーブー吹き付けてワイヤーブラシでガシガシ擦って泥を落として
パーツクリーナーで流してウェスで拭き上げる
朝っぱらからOILまみれ、、、

1時間ほど格闘して分解出来るくらいに綺麗になりました～

昨夜、デフ OILを抜いておいたので
いよいよサイドシール交換です。

最初にサイドフランジをレバーで軽く起こして引き抜く

Cリングで引っ掛けてあるだけなので「コクッ」と軽いクリック感で抜き取れます。

抜き取ったサイトフランジを綺麗に掃除して
シール当たり面をコンパウンドで磨く

ここでようやく今回の目的地に到着

交換前にサイトシールの打ち込み深さの測定

ファイナルドライブケースの端面から20mmですね～

新しい部品と比較すると
リップが一枚多くなってる、、、
仕様変更したのかな？

念のため寸法を調べてみても数値一致で交換可能です。

部品の確認が出来たら古いサイドシールの取り外し
ここが今回の作業のPoint of No return
シールプーラーで引っこ抜くから交換完了するまで戻れません

シールプーラーを引っ掛けて
プラスチックハンマーでシールプーラーの柄をひっぱたいて古いサイドシールを外す
、、、ってより破壊する

このときにケース内にゴミが入らないように注意です。

古いサイドシールを抜いたら
ベアリングの奥にあるサイドフランジを止めているCリングを新品交換

「交換必要かぁ？」って思うけど純正シールkitに含まれてるから
交換しちゃいましょう

細いドライバーとロングノーズプライヤで取り外して
新品交換

いよいよ今回の主役「サイドシール」の打ち込み
シール打ち込み面を綺麗に掃除して
薄くシリコングリスを塗って
新品シールを乗せて

シール打ち込みSST「塩ビパイプのキャップ」を使って丁寧に真っ直ぐ打ち込む

今回「シール打ち込み工具」を買う予定だったんだけど
ちょうど良いのが売ってなかった、、、orz

プラスチックハンマーでコンコンとまんべんなく叩いて真っ直ぐに打ち込み
深さ(20mm)まで入れて一段落

サイドフランジの当たり面とサイドシールのリップに薄くシリコングリスを塗ってから

サイドフランジを入れて
「コツッ」とクリック感が来るまで押し込めば交換完了！

反対側も同じ作業です～

続いて
インプットシャフトシールの交換
漏れてはいないけど
ディーラーで部品注文の時に
「どうせファイナルドライブ一式下ろすなら交換しちゃえば？」って大先輩の囁きで交換メニュー入り(笑)

最初にロックプレートのカシメを起こしてプレートを抜いたら

ナットの締め角度をマーキング

このセンターナットでインプットシャフトベアリングのプリロードを決めているので重要です。
(最後にトルクレンチで締めるけどね)

ナットの締め付けトルクは185Nmの激締めなので
インプットフランジにファンカップリング外しのSSTをM10ボルトで固定
30mm薄ソケット(肉薄なKTCかToneがオススメ)に長レバーの組み合わせで
「おりゃー！」ってフルパワー
(500mmくらいのレバーだから370Nm必要)
で緩めに掛かったら

スルッと緩んじゃった！？