サスペンション仕様変更からダンパーの減衰力調整
アライメント調整も終わり
「大人味仕様」としてサスペンション系はほぼ完成しましたが
どうもイメージと少し違う
動きに荒い雰囲気が残っているので少しボディを見直して「質感」を良くします。

今回R33GT-Rを見て
ボディ剛性の作り方に違和感を感じていて調べてみると、、、
第2世代GT-Rって
標準車をベースにエンジン、トランスミッション&トランスファーを変更して
ワイドタイヤを収める為にブリスターフェンダー化
は外から見える部分で

シャシーの補強を見ると
リアメンバーを取り囲むように補強バーが入り
リアバルクヘッド、トランクフロアもガゼット&プレート追加で立体的に補強

フロント回りは
ストラットタワーバーを追加して
エンジンコンパートメントを囲うように立体的に補強

センターモノコックは
フロントクロスバーと
センタートンネルの左右にフロアクロスバーを追加

リアの補強は高出力化によるトラクション確保で標準車に対しての剛性不足分を後から切り貼りして追いかけた作り方
コレは専用設計じゃない派生車種だからしょうがないし、
リアセクションに関してはガッチリしていてノーマル＋α程度のパワーならば十分受け止められますね～
実際に走らせてもリアに関しては不満ありませんでしたから

フロントに関しても同じ傾向で
リアに対しては控えめですがタワーバーを追加してエンジンコンパートメントの開放空間を小さくして「箱」としての剛性を高めています。

フロントとリアに対してセンターモノコックはフロントクロスバーとフロアクロスバーの追加
確かに横方向への追加補強でねじりに対しては効いてますが、、、
乗ってみると センターモノコックの剛性不足を感じますね～

フロント&リアアクスル付近はガッチリしているので
余計にセンターモノコック付近が柔らかく感じる

前後の硬い物を柔らかい箱で繋いだような感触
しかも補強は横方向のみで車両の前後方向の縦方向は無し、、、
横方向の追加補強バーってかなり雰囲気変わっちゃうんですよね
サスペンションを硬めれば入力が増えるので
より顕著に「ボディの作り」が見えてきちゃう

今の現状だと残念ながらフィーリングはあまり良くないです、、、

って事で対応策としては
①センターモノコックに補強を入れて硬める方向でバランスを取る
A&Bピラー止めのロールゲージ回せばテキメンに良くなりそうだけど
4drセダンだし、大先輩もソコまでは求めていない(笑)
先々、せめてフロア下での縦方向の追加補強は欲しいですねぇ、、、

②フロントの剛性を下げてバランスさせる
自分の車ならば迷わすストラットタワーバーを取っ外しますが、
GT-Rは「ストラットタワーバーありき」の設計だから大先輩は抵抗感あるだろうなぁ、、、

って事で
「ブレーキを残す一次旋回」の乗り方の大先輩にはフロントの接地感は重要ポイントなので

ストラットタワーバーの嫌な突っ張り感を消す為に両端をボールジョイント支持にして
トーションバーとしての効果を消してフロントの捩れを増やして剛性バランスを変えて

ボディダンパーでボディの共振を押さえ込んで「ボディの跳ね」を止めて接地性を良くします。

今までストラットタワーにボディダンパーを付けた事がなかったので
僕のE36 325i Cabrioletで事前テストしてたんです(笑)
E36 325I CABRIOLET 「質感の向上」を考える①
E36 325I CABRIOLET 「質感の向上」を考える②
E36 325I CABRIOLET 「質感の向上」を考える③
E36 325I CABRIOLET 「質感の向上」を考える④
E36 325I CABRIOLET 「質感の向上」を考える⑤

今までストラットタワーバー付きの状態だったので
大先輩の感覚も「ストラットタワーバー付き」で出来ているから
違和感無くメリットを得られるのは減衰力が強い「A仕様」を使います。

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