2019年もこの季節がやってきました。
もちろん今年も日本代表として参戦します。
今年のグライダー曲技世界選手権の地はルーマニア北東部トランシルバニア地方のDAVA（デーヴァ）

トランシルバニアと言えば
ドラキュラ伯爵の地元ですね～

今年の予定は6月29日0001に日本を発ち
7月15日くらいまで、ポーランドでトレーニングキャンプを実施した後にルーマニアに移動
50回以上は練習出来るかな？

ポーランドからルーマニアまではトレーラーを曳いてチェコ～スロバキア～ハンガリーを経由して1300kmの旅

ハンガリーやチェコまでは「気合いの1日移動」でしたが
トレーラー曳いていると、普通は80㎞/hくらいで巡航だから16時間以上
さすがに今回は1泊2日でしょ

だよな、、、
「ポーランド～ルーマニア激走２４時！！」とか
嫌だぞ本気で、、、、

世界選手権の日程は7月17日～28日
今までの世界選手権ではもっとも低緯度での開催、
7月のデーヴァの平均的な気候は
最高気温は27℃
最低気温は14℃
降水日数 8日
意外と涼しい感じですが日陰も無い滑空場ですから、それなりに熱いだろうなぁ、、、

ルーマニアもあまり馴染みの無い国で、
知っている情報は
「ちょっと前まで社会主義の独裁国 クーデターで一発逆転」くらいの知識しかないのでお勉強

東欧の南に位置する国で南西にセルビア、北西にハンガリー、北にウクライナ、北東にモルドバ、南にブルガリア
東側は黒海に接している国

言語はルーマニア語、宗教はルーマニア正教会
英語が世界中で通じると思ったら大間違いなのは東欧遠征を始めてから身に染みてますが
車で1000㎞走れば異文化社会、島国「日本」の言語、宗教、国境感覚の薄さを痛感させられます、、、

まぁ、、、社会科の授業はこれくらいにして、、、
吸血鬼の地元だけあってルーマニアには「魔女（ウイッチ）」が今も存在していて
占いとかして生計を立てているらしいです。
（宅急便しているヤツがいるかは未確認ですが）

しかも個人事業として「魔女」で役所に登録されてばっちり税金も取られてるみたいで
所得税は16%！！　課税に賛成した政治家は絶対に呪われただろうなぁ（笑）
折角だから競技グライダーに「高度が下がらない魔法」を掛けてもらうか♪

魔女はNOTAM（航空情報）読まないだろうから競技中のニアミスや空中衝突には要注意ですね
ホウキとグライダーの優先権ってグライダーが優先で良いんだよなぁ？

27日に競技終了＆クロージングセレモニー
明けて28日ルーマニアを発ち、もう一度1300㎞を走りポーランド　トルンに機体を戻します。
予想ではトルン到着は30日
予備日＆トルン～ワルシャワ移動として1日確保して
ポーランド出国は8月1日　東に向かうフライトなので機上で1日経過して
羽田到着は翌日8月2日の2240に羽田着、

最後の問題は2240に羽田に降りて、入国、荷物引き取り、税関検査でどんなに早くても30分
23時過ぎに羽田からどこまで帰れるかですねぇ
確実に山の家には帰れないので、せめて神奈川までは帰りたい

そもそも深夜に山の家に帰るのは危険か、
2年連続で遠征中にスズメバチが居座っていたんだよなぁ
ヘロヘロになって帰宅して、さらに夜中にスズメバチと対峙するのは無謀だよねぇ

今回ポーランド～羽田で使う航空会社は
カタール航空でドーハ経由です。

昨年のエミレーツに続き中東系エアライン2軒目
確かに移動トータル時間は長いんですが、

とにかく料金が安い
今回は出国１か月前ってお値段が上がり始めたタイミングで購入したので、12万円くらい
中華系とロシア系の次に安いのが中東系ですが、
飛行機は新しいので安心できるし、
機内サービスも良いのが中東系エアライン
乗り継ぎ時間に問題がある（長すぎる＆短すぎる）はありますが、
上手く使えば出発時刻が深夜なので、お昼ごろ出発する当日発の直行便より速く現地入りできますし、
深夜発なのでご飯食べたら爆睡しちゃえば一気にワープ！
「目覚めたら中東」です。

さて、今年も冒険の旅が始まります。

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