週末のグライダー曳航 【サーマルが無ければ離着陸練習】

おはようございます

日曜日もグライダー曳航
早速お天気を見てみると
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日本の東の海上に高気圧かあり東に進んでいます
日本の南から南西諸島に掛けて停滞前線が横たわる

現在、前線付近の沖縄、九州、四国地方で雨となり
関東地方は高気圧の後面となり雲が広がっています。

レーダーエコーを見ると
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前線に対応したエコーが見られ、
前線の活動は活発で
沖縄と四国の南海上に強いエコーが観測されています。

850hpaの高層天気図でも
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日本の南に停滞前線に対応した、まとまった湿域が見られ
上空の風は西で10kt
になっています。

板倉周辺の今後の天気推移は
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一日を通して曇り
風は高気圧からの吹き出しにより海上から湿った南東風が吹き込んでいます

成田のMeter&TAFを見ると
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視程10km以上
風も弱く
1~2/8の雲が2500ft
5~7の雲が高度不明

TAFを見ると
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今後の大きな推移はなく
一日を通じて曇りになります
VMCで一日を通じて飛行可能ですが
もやが掛かって、雲底が低いので他機警戒に注意が必要です
翌日早朝の3時から9時まで一時的に弱い雨が予報されていますね

サーマル予報を見てみると
13時のエマグラムでは
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気温と露点の差が3℃以下になり雲が発生しやすい条件になるのが4000ft付近

13時予報のブリップマップを見ると
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サーマル上限高度は3000~5000ft

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サーマル上昇速度は350~450ft/m

そんなに悪くは見えないんですが
大気の安定度を見るStability indexを見ると
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Aが極めて不安定で乱流バリバリ
Dがド安定でコトリとも揺れない空
安定度はCなので対流はあまり活発ではない予報です

赤い線はboundary layer(バウンダリー レイヤー)と呼ばれる大気境界層でとは地表面の影響を受ける大気層です。
温帯域の日本では地上からだいたい1000m位の厚みで
サーマル対流などの気象現象が発生する大気の最下層
この大気境界層の上は地表の影響受けない自由大気になります。
だから、実質的なサーマル上昇限度になり
今日は1500m(約5000ft)位です

コンバージェンスの予報を見ると
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地上風は高気圧の吹き出しによる南東風が入り
北西部の山の影響で板倉周辺は風が弱くエネルギー不足

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まとまった上昇帯は見らません
今日は離着陸練習の一日になりそうです、

予報の段階からサーマルは期待できない一日ですが
大気が安定した「ベタ凪ぎ」の日は離着陸を含めた基本的なトレーニングにはバッチリ

実際に飛んでみると
やっぱり雲が多めで低くて
もやがかって視程はイマイチ、、
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今日もハスキーでの曳航練習のお手伝い
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A/Sとパスも安定してきて良い感じです♪


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