ポーランド選手権が開幕し、初日のKnownが終わった翌日から天候悪化
全天を覆いつくすような雲量と300mほどしかない雲底高度
とてもグライダーアクロが出来る気象条件じゃありません
朝のブリーフィングで強制的に0730には飛行場に集合なのでグータラと寝坊すら出来ない（笑）
ポーランド各地、英国、日本から集まった、「乗り物好き且つ競争好き」の20～60歳の男の子
有り余るエネルギーを発散する遊びを探して行動開始
フィンランドではペイントガンを使った「ペイントガン世界選手権 フィンランドの森で本気の野戦」
が繰り広げられ、
昨年のポーランド トルンでは「湖に泳ぎに行くツアー」そして「レッドブル エアレース観戦ツアー」を敢行
今回のポーランド選手権では、、、、
「飛行場の近所のサーキットにカート場あるんだよねぇ BOXの角の先に見えるでしょ」
・・・・・・・・・（一同微妙な目配せ、、、）
「行くか、、、」
て事で今年は「ポーランド選手権 番外編 カート戦」が開幕（笑）
マチェック、ヴォイテック、ミハエル、ヴァジェック、スターシェ、パウエルのポーランドチーム
最年長60歳 ポール・コンラン＆最年少18歳アレックスのUKチーム
たった一人で参戦孤立無援 タイラップの日本チーム（一人でチームかいっ！？）
グルッと参加メンバーを見回す限り、自分より体重が軽いのはポーランドのスターシェとUKのアレックスが要注意
ニコニコしているけど年齢に似合わないマジな目をしているUKのポール・コンランがちょっとアヤシイ
見た目と性格、行動が”劇場版ジャイアン(基本的に良いヤツ)”なマチェックは早々にパスして逃げないと絡まれたら相当厄介、、、
レースは耐久レースみたいな時間制のルールみたいで12分経過時点での順位を競うみたい
って事は、カートの乗り方を知らないヤツは握力と体力を削られるから勝手に順位を落とすでしょ
って考えてみると、、、、
最年少且つ体重の軽いUKのアレックスが最後まで残りそう
練習走行を兼ねた5分予選で一通りコースを覚えて予選ラップを計時して
リバースグリッドで決勝みたいです。
まぁ マトモにラップタイム順に並べたらパレードして終わりだから面白くないでしょ♪
予選走行中に速そうな雰囲気のポーランドのスターシェとUKのポール＆アレックスを見てみると、、、
ポール＆アレックスは多分基本的な乗り方を知らない
スターシェは多分乗れる
って見立て
グリッドを見ると、ほぼ予想通りの並びで
①アレックス
②タイラップ
③スターシェ
④ポール
⑤ヴォイテック
、、、、って感じ
リバースグリッドに収まって一呼吸して レーススタート！！
リバースグリッドで最初の２周位は絶対に混戦になるからムリしない
スピンやコースアウト1回で逃げられちゃう
クロスラインで仕掛けるときは手前から相手に自分の存在を認識させて、クリップから先でIN側に入り込む
何とか2周目後半位でTOPに出れたのでクルージング
後ろを振り返って距離を見ると
ポールポジションのアレックスと速そうなスターシェは見事に引っかかって集団に揉まれています。
(中盤グループでマチェックが暴れていると思われる、、、)
6周目くらいになって何とか集団から抜け出してきたアレックスが追い縋って来たけど５秒くらいは後ろなので十分に逃げ切り安全圏
そのままペースを維持してTOPでゴール♪
予選トップでポールポジションははUKのアレックス
ファステストはポーランドのスターシェ
Overallは日本のタイラップでした、
（ファステスト取られたのが結構悔しい）
走行後は「手が痛い～」や「キツイー」って汗だく状態
「お前は軽いから速いんだ ウエイトハンディ付けてもう一回！！」
「俺のカート 加速が鈍い！！」
などなど、、、、
「何で手が痛くないんだ？」
「どうしてコンスタントに走れる？」
「日本じゃ会社で教わるのか？」（自動車関連に勤めているので）
「なんでスピンしない？」
なんて質問攻め
流石は競技者集団「俺は絶対に負けない」って思っていたんだろうなぁ、、、
グライダーアクロじゃそっちに分があるけど、車遊びなら簡単には負けないって
サクッと予定調和で勝たせて頂きました！！
①真っ直ぐブレーキ
②ブレーキをリリースしてから”押し”でステアリング操作
（ブレーキは残さない）
③リアIN側をクリップまで浮かせるように速度と旋回Gを組み立てて
（ステアリング入力だけで減速が掛かる）
④クリップでリアIN側を接地させると同時にトラクションを掛ける
⑤体重はリアOUT側に掛けてLSD効果を出す
ココまで上手く姿勢を作れると綺麗なドリフトになっているのでフロント舵角最小で旋回しています。
以前、レンタルカートで教わった「カートの基礎」だけで十分有利なんですよね（笑）
