世界選手権 2日目 known

世界選手権 2日目 known

昨日のKnownの続きです
昨日は25番目で終わったので、26番目からスタート
僕は32番目なので1時間半位で順番が巡ってきます。

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気温は軽く30℃オーバー 予報だと最高気温は37℃になるらしいです。
気を付けないと人間も曳航機もオーバーヒートしちゃいますね、、、

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フライト前はとにかくリラックス
無駄に体力を消耗しないように日陰で過ごします。
水分の取り方も重要で「喉が乾いたらから、水をたくさん飲む」はダメなんです。
「喉が乾いた」と感じた時は脱水症状が始まっているので手遅れなんです

喉が渇かないように「チビチビ少しずつ短い間隔で飲む」のが大切です。

離陸15分前には機体の準備を終わらせて、最後のイメージトレーニング

5分前に、機体に乗り込み「コレでもかっ‼」と5点ハーネスで身体を機体に縛り付けて出発を静かに待つ

出発の合図が掛かり、曳航機がフルパワーで曳き始める
が、、、速度の乗りがイマイチ、、、高温でパワー喰われてます。
230馬力の曳航機が必死になって速度を上げる、
嫌な予感がしたので通常より低い速度で離陸、失速速度近くでもとにかく浮かせて加速を助ける
少し遅れて曳航機も離陸、、、相変わらず低速
この滑走路は傾斜していて、上昇しても地面がどんどん迫ってくるので、ちっとも対地高度が取れない状況

曳航パイロットは対地高度を上げずに「地面効果」を活かしてVy(最良上昇率速度)まで加速させる意思を見せるので一安心
(もし低速のまま高度を上げるそぶりを見せたら速攻離脱するつもりでした)

地上から2~3mの高度で這いずりながらジワジワ加速
ついに滑走路端が近づいてきて右旋回して広い方へ逃げる
翼端が地面に触れるので深いバンクは掛けられないし、失速速度に近いから下手にラダー使うとスピンする、、、

まだ高度が上がらない、、、、
最後の判断として「曳航機が木に引っかかったら離脱して、畑に緊急着陸」のプランを決めて最後まで付き合う事を決める

林の手前で加速が間に合って何とか飛び越えてジワジワ高度が上がり始める

航空人生で一番ヤバイ離陸でした、、、、
はぁ、、、、死にかけた、、、

(あまりにも強烈な離陸だったので、ノーカットです。)
上空までの曳航時間で、気持ちを落ち着けて競技に集中していく
チェコ共和国 ズブラスラヴァス上空1200mから競技開始

スタートも上々、予定通りBox中央でスピンエントリー
最後の180度旋回以外は全て風上側に移動
ジャッジから見易い位置をキープするために風上側のBoxEndに寄せ気味で飛ばします。

中盤のハンマーヘッドで痛恨のミス
垂直上昇から僅かに背中側に傾いていて
ラダーて反転させたら機体が被さってくる
バンクで10度近く入ってしまったので大きな減点

他には大きなミスが無かったので悔しいミス

knownが終わってスコアを確認すると
69%で17位
ハンマーヘッドをミスらなければ10位以内でした、、、orz

まぁ、、、悔やんでもスコアは変わらないのでハンマーヘッドのミスを忘れずに明日のフリーに活かします。


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