今日はDA17V エブリィ キャンパーのサスペンション交換
1000時にレンタルガレージで作業開始です
メニューとしては
・前後サスペンション交換
・調整式ラテラルロッド交換
・フロントプリロード設定でサグ調整
・前後車高調整
・ラテラルロッド長調整
リフトで持ち上げてサスペンション交換開始
フロントは
マクファーソンストラット式コイルスプリング
リアは
I.T.L.(アイソレーテッド・トレーリング・リンク)式コイルスプリング
まぁ、フロントストラットにリアホーシングのシンプルな脚
カッコ良く言えばAE86と同形式
普通に見ればトラックの脚
ざくざくバラしてスプリングプリロードとダンパー全長を見ながら取り付け
DA17Vは始めての脚なので
調整順序で作業が前後しながら取り付けで約1時間半
フロントは勝手知ったるストラットなので、1時間くらいで完了
フロントのサグ調整は80mmのストロークを如何に割り振るかで散々悩みましたが
バンプラバーストローク 13mm
縮みストローク 22mm
伸びストローク 45mm
少し早めにBLITZ純正バンプラバーに当てる仕様にしてみました。
車高はだいたいノーマル比-15mm程度で
前後車高バランスは水平です
ダンパー減衰力は前後16段(標準)でスタート
ココまでの作業で3時間30分
やっぱりサスペンション交換は4時間位は見ておかないと間に合わなくなるなぁ
レンタルガレージを後にして軽く走らせて左右に振ると前後固有振動数バランスの見直しが効いて、
リアの遅れとロールバランスはほぼ改善
それでもロールが止まる瞬間に少しだけ腰砕け感とヨーイングが残っているので
キャンパー架装分のリア軸重増に合せて
タイヤ空気圧を積載条件に変更
標準
フロント2.4kgfc㎡
リア2.6kgfc㎡
積載条件
フロント2.8kgfc㎡
リア3.5kgfc㎡
これでリアタイヤのヨレ感が消えてバランスはほぼOK
次にバウンスの減衰力を観察すると
減速帯を越える時に動き過ぎる事と
初期旋回でステアリング入力の際に
リアのロールの収まりが少しだけ遅い感じがしたので減衰力変更
フロント 15段
リア 14段
フロント減衰力を少し高めにしてソリッド感を出すのも面白そうなので
慣らしが終わってから追い込んでみます。
今回は「バランス修正して普通の車」に作り直す事が目的
車からの「ちゃんと真っ直ぐ走る意思」が感じられるし
旋回中の「車が進みたがる向き」もキチンと見えるので
これでOK判断
屋根を切っちゃったからボディ剛性低下を心配したけど
意外としっかりしていて一安心
軽バン キャンパーだって真面目に作れば綺麗に走ります♪
オーナードライバー様へお渡しして宮ヶ瀬往復のテストドライブ
アライメント調整前の状態ですが
直進性と車の座りは別物になってますので、1ヶ月程走らせて 経過観察をお願いいたします〜。
乗り心地が硬く感じたら
タイヤ空気圧を前後とも0.2kgfc㎡下げて
フロント 2.6kgfc㎡
リア 3.3kgfc㎡
を試してみてください
コレで物足りなければ、、、
前後スプリングレートを1kgfmm高めて
バランスを崩さずに前後固有振動数をもう1段高い仕様に変更
同時にプリロード込みで限界まで長い自由長のスプリングを選んでゆっくり動かす。
フロントスタビライザー&リンクを加工してスタビライザー強化
乗り味の悪化はボディダンパー追加
ってStep2も作れます~
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