あまりに強烈な雨だったので
気になって天気図を見てみると
凄いなぁ、、、
今回の豪雨の元凶はやっぱり
「東の海上の高気圧」
コイツが数日前から居座って、
頑として動かないから(Blocking High)
低気圧が東に進む事が出来ずに大渋滞
高層天気図の風を色分けして塗ってみると
300hpa(9600m付近)
500hpa(5700m付近)
700hpa(3000m付近)
850hpa(1500m付近)
高気圧から低気圧に向かって南の海上から湿った南風が吹き込み
背の高い低気圧はシベリアから冷たい空気を引き込んで
日本を南北に縦断する前線は全力運転
850hpaと700hpaのドットのエリアの湿域(T-Td<3℃)はモチロン前線と低気圧付近はベッタリ
(色塗ったら一色になっちゃうから今回はパス)
500hpaでは前線に沿って気圧の谷ががっつり
ハバロフスク付近の低気圧はかなりの勢力で高層天気図300hpaまで見られます。
高気圧や低気圧が動かなくなっちゃう原因は
上空のジェット気流(偏西風)の蛇行
蛇行部分に沿った形で高気圧や低気圧がハマると動かなくなっちゃいます。
結果、この騒ぎって訳ですね、、、
東の海上にある高気圧はまだまだ居座るつもりみたいですが、
①今日一日掛けてのんびり前線は東の海上に移動
②高層天気図での「低気圧の軸」はほぼ同じ位置なので成長しきって最盛期
今後低気圧の軸は東に傾き減衰期に入る
(低気圧の軸が西に傾いている間は成長期)
③次は大陸から高気圧がやって来る
天気は明日から回復傾向ですね
ブリップマップの計算時間でちょうど寒冷前線が通過
気象の教科書は正しかった(笑)
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