ウェザーブリーフィング

    おはようございます
    本日の天候を確認いたします
    まずは天気概況から、
    sketch-1524313931415
    今日は北海道北部に一部降水がみられますが、
    高気圧に覆われて良い天気になっています。

    地上天気図を見ると
    sketch-1524313824007
    高気圧の中心が日本の南にあり オホーツク海に低気圧位置する南高北低の気圧配置となるため、
    南から暖かく湿った空気が入り強い日射の影響もあり、日中は気温が大幅に上昇し30度近くになります。

    0900時現在での関東地方の気温をアメダスで見ると
    sketch-1524313899713
    すでに25℃以上となっております。

    予想天気図から今後の天候の推移を見ると
    sketch-1524313859412
    本州付近は引き続き高気圧に覆われて良天が続き
    本日は一日を通してVMC(有視界気象状態)は維持できますが、
    運航の際はこまめな水分補給など夏装備が必要です。

    っとこんな感じで朝のブリーフィングで天気の説明をして飛行可能か否かの判断をします。
    今回は
    ・衛生画像
    ・地上天気図
    ・アメダス(気温)
    ・予想天気図
    の4枚だけの簡単に書きましたが

    実際には更に
    ・高層天気図850hpa
    ・高層天気図700hpa
    ・高層天気図500hpa
    ・METAR(定時航空気象実況)
    ・TAF(運航用飛行場予報)
    等を使ってもう少し詳細に話します。

    天気図が衛生画像での「天気概況」から始まって
    METERとTAF、アメダスの日射情報などを使って「飛行経路(空域)」の確認
    最後に自分の飛行場の周囲の空をみる「観天」
    で最終決断になります。

    こんな流れで
    ブリーフィングで使う台本のイメージは
    広いエリアの状況と予報から始まり、
    最終的な決断をするために自分の飛ぶ空域をクローズアップしていきます。
    だいたい15分位が目安ですね~

    で、、、春からいきなり夏ですよ~
    DSC_6412

    機体の外気温度計も朝の時点で20℃オーバー
    DSC_6411

    暑い一日だった、、、

    気温逆転層が3000ft付近にあってサーマルでは3000ftが限度
    勢力の強い高気圧の影響で南風がしっかり入り上空まで温まっていて
    グライダーには厳しいソアリング予報の日でした

    実際にグライダーを曳いて飛んでみると
    日射で地表が温められて熱が貯まり、地表から1000ft位までの低い位置で対流していましたが、
    1330頃に飽和したように温められた気塊(サーマル)が昇り始めてグライダー全機滞空
    最高高度は3800ft
    (日射での熱量が大きかったから逆転層を突き抜けた?)
    2時間越えのフライトを数機が達成しました。

    「予報が悪くても飛んでみなけりゃわからない」ってヤツですね~


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