ロードスターとカブリオレ
全く違うコンセプトで作られた車ですが、
「おーぷんかー」って和製英語で呼ばれちゃってますよね(笑)
時々「何が違うの?」って質問されちゃいます。
あまりにゴッチャに扱われていて可愛そう、、、
ちゃんと使い分けましょう
「ロードスター」は英国での呼び名で
基本設計が2シーター軽量スポーツモデルでルーフ無し、
オマケ程度の雨避け幌を持つ車です。
屋根を降ろした状態が基本状態
軽量化の為にルーフも簡素な構造になります。
まぁ、、、雨降った時に傘をさす程度の考えです。
「スピードスター(スピーダー)」はロードスターのフロントスクリーンを切り詰めて更に幌を簡素化して軽量化したモデルです。
ポルシェのスピードスターが有名ですが
生い立ちを辿ると本当は”カブリオレ系”なんですが、わざわざ造語まで創っちゃってます(笑)
「スパイダー」はロードスターのイタリアでの呼び名で「スピーダー」が「スパイダー」に変化したって説と
ルーフを降ろした低重心を彷彿させる姿と俊敏な運動性能から蜘蛛(スパイダー)となったと言われてます。
アルファロメオのスパイダーが有名ですよね
ここまでがロードスター系 究極はスーパー7ですね
スポーツモデルが基本の硬派なヤツです。
雨が降らない限りはルーフを降ろして乗るのが流儀で、
鼻水すすりながら冬のワインディングをブッ飛ばすのが正統派!
最近の折り畳みスチールルーフでクーペに化けるヤツは邪道です。
あんなの機能重くなるだけ‼
ルーフもエアコンもオマケ程度
暑い寒いが嫌ならクーペに乗って下さい。
内装は馬車の御者(ドライバー)シートが基本になるので耐候性に優れた革製になります。
次に「カブリオレ」ですが
基本設計は2~5名乗車のクーペモデルで、屋根を閉めた状態が基本です。
基本がクーペだけに耐候性を考えた内装付きのしっかりとした幌を持っています。
アメリカだと「コンバーティブル」
ドイツだと「カブリオ」もしくは「カブリオレ」
イギリスだと「ドロップヘッドクーペ」
って呼ばれたりします。
各社色々なモデルを出しています。
これがカブリオレ系 究極はR/R ファントム ドロップヘッドクーペかな、、、
パッセンジャーカーであるクーペを基本として、ルーフを降ろせる機能を追加したモデルなので
普段はルーフを閉めてクーペとして振る舞います。
だからポルシェ911”カブリオレ”なんです!
スピードスターなんて造語まで持ち出してカッコつけるからごっちゃになるんだよ(笑)
折り畳みのスチールルーフを付けるならカブリオレ系ですね
景色が良い場所、気持ち良い天候、ここぞの瞬間にだけルーフを降ろして雰囲気を楽しむ(チャラい)車です。
つまり、、、
ワインディングでがつがつ走らせたり、極寒状況でヤセガマンはカッコ悪い(笑)
(最近のモデルはエアコンやシートヒーター等の装備が充実しているので冬でも快適に走れちゃいますが)
BMW M系カブリオレの存在意義は、、、
考えちゃいけません、「無駄の美学」「伊達と酔狂」を感じるのです(笑)
内装はクーペモデルなので基本的にファブリックになります。
革シートとファブリックシートは革シートの方が「高級品」扱いされていますが、
馬車から始まる車の歴代を見ると逆で
雨風に晒される御者(ドライバー)は革シートで
車内のご主人様は柔らかいファブリックシートなんですよ(笑)
カブリオレ系の変種で市販絶命種が「フェートン」
4ドアセダンでルーフを降ろせるモデル
お相撲さんの優勝パレードで年に数回は見れる程度です(笑)
僕も実車は見たことありません
逆にロードスターベースで固定ルーフに変更したモデルが「フィックス ヘッド クーペ」(FHC)です。
耐久レースで耐候性や空力性能を求めて改造されたモデルが御先祖様、
コブラ デイトナクーペなんて原型留めてませんね、、、
BMWだとZ系のクーペです
ちなみにクーペは2名乗車が基本でプライベート性が高い「贅沢車」です。
特にノッチバッククーペ(トランクルームを持つクーペ)はその傾向が強く各メーカーのフラッグシップモデルになります。
小さめのノッチバッククーペは「セクレタリーカー」(秘書のお姉さま車)なんて言われちゃったりします(笑)
ノッチバッククーペに対して、リアウィンドウが寝かされて3Boxにならないモデルが「ファストバック クーペ」で
911やセリカ、フェアレディZなどです。
4名乗車のセダンはカンパニーカーとして用いられるビジネスの道具としての位置になるので、実はクーペより下のモデルになります。
ってまとめてみると結構面白い
しれっと「ロードスター」を名乗っている「コンバーティブル」がいます
二世代前はちゃんと「コンバーティブル」って名乗っていたのにねぇ(笑)
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