E36 M3 Koni Sports 減衰力設定 ⑭

減衰力調整も気が付けば14回目にもなっています。
試す減衰率を決めてダイヤル設定角度を計算して調整&実走テストをひたすらに繰り返しています。
少しずつですが、数値とフィールの関係が見えてきました。

さて今回の調整は、、、!?

先日のリアピロアッパー導入での変化を観察していくつか気になったので減衰力を変更します
リアピロアッパー化によりマウント部分での逃げが減少(ダンパー下側のマウントにゴムブッシュが残っているので完全なソリッドマウントにはなっていません)したので
ステアリング入力からの車体の反応が早くなりました。

アッパーマウントがゴム(ウレタン)だった時はステアリング入力から車両の動きが「ぐいっ」って感覚で、ピロアッパー導入後から見れば僅かな無反応域があった事を感じます
ピロアッパーに変更すると、入力に対してリニアにリアダンパーが反応する感覚で、入力に対して「くんっ」と間髪置かずに車体が反応します。
これは、気持ち良いですね♪

乗り心地に関しては
ハッキリと悪くなるのは、大入力時
ブッシュの逃げが無いので十分にストロークを取っていても
ピストンスピードが高くなるとソリッド感が裏目に出ます。

乗り心地が良くなっている面は、
逃げが無くダンパーに微小ストロークも入力されるので、
ゴム(ウレタン)系マウントでは取りきれなかったピコピコした微小ピッチングが無くなりました
これは快適です。
今まで運転中はずーっと細かくピッチング方向に動いていたのがピタリと止まるので疲労低減効果抜群です。

ピロアッパーに変更後に何度も週末テストルートを走って気になりだしたのが、減衰力不足
普通に走っている分には、変化を感じなかったのですが、大入力時に少しだけストロークの収まりが悪い
「すこん、くんっ、んっ」って僅かに余韻が残るあの動き
チョイ乗りじゃ気が付かない位の収まり感ですが、ピロアッパー化するまで無かった感覚です。

ストロークが大きい大入力時にダンパーに掛かっていたサイドスラストがピロアッパー化により減少したので、
その分だけ減衰力不足感を感じていると思います。

ワインディングテストの時も減衰力不足を感じていたので
「減衰力を高めても不快な動きは最小限で安定性と運動性を高められるのでは?」って考えてみました

ピロアッパー化前の減衰力調整はリアの収まり感を重視して調整して、
フロントを同じ減衰率に合わせるパターンで作ってきましたが
もちろんコイルオーバー+ピロアッパーのフロントは減衰力を高めてもフロントに微小ピッチングは無し、
今思うと「リア微小ピッチング対策」で減衰率を下げていったのかもしれません

で、今回のセッティングは、プライマリーレートに対して36.5% 前回が35%だったので1.5%UP
36.5%の根拠はKONI Sportsをアイバッハノーマル形状スプリングに組み合わせた場合の最弱減衰率
(KONIが設定する”ノーマル同等”設定)の減衰率を使ってみます
(E36 M3が現役だった時代でメジャーな組み合わせで設定)

減衰力を調整してテストルートを往復してみると
①減衰力を上げても微小ピッチングは発生しない=ブルブル感となる微小ピッチングはアッパーマウント部のゴムの変形が原因
減衰力を上げたことによりリアの収まり感が良く高速域で乗り心地が良く感じる
無駄なピッチングが抑えられているので安定感がある

②タウンスピードでの大きめの段差は流石にハッキリと固さが現れるがKONIの特性の”角が丸い固さ”
なので許容範囲内
主要国道なら快適、県道で少し荒れている路面で「硬さを感じる動き」位です

③旋回が気持ち良い、ステアリング入力に対して「すっ」と遅れなく過不足なく車体が反応、
旋回姿勢に落ち着いてからパワーを掛けた時のリアの張り付き感はツボにハマります

ようやく脚を活かす全ての条件が揃った感じです。
(って事は減衰力設定のスタート地点に逆戻りって事ですね、、、)
この状態で様子を見てみます。

減衰力調整の間が開いてきた=満足度が上がってきたって事ですよね♪

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