競技4日目より天候が回復して競技開始となった世界選手権はKnown ,Free, Unknown, Free-un
knownの4プログラムでの競技となりました。
“Free-unknown”は提示された数個のフィギュアを使って選手各々でデザインしたシーケンスで競う、Free競技とUnknown競技をあわせたような競技科目です。
ようやく天候が回復してKnown競技開始
Solo FOXの準備をしているとマグダがお手伝いと見送りに来てくれました。
機体の準備が出来たら、他の選手の競技を見てイメージを修正、
最後のイメージトレーニングです。
いよいよ自分の順番が巡ってきて、世界選手権競技開始!!
トルン入りしてから世界選手権まで約3週間、50回近い練習飛行ですっかり「自分の飛行場」感覚
でも、、、不調なだけに空に上がって感じるのは、
BOX(競技空域)が狭く感じる、すぐに空域逸脱しそうでBOX端にプレッシャーを感じます
何時もと変わらないようにBOXの風下ギリギリから競技開始
1番目のレグはロールコンポーネントが多くて距離を喰うので出来るだけコンパクトにまとめないと反対側に飛び出します。
最初の45°Downで1/2ロール
2番目で背面から1回転ロールさせて間髪おかずの逆方向に1/2ロール
3番目は45°Upから1/2ロールで背面にして1/2ループで45°Down
どれだけ回るんだぃ!!
くるくると回して一番端の1/2ループの時に背面状態で地面を見ると、、「げっ!!出ちゃってる!?」
まぁ、出ちゃったものはしょうがないし、-2点/秒なのでそんなに大きな減点じゃない
45°Downで十分ラインを作って、次はネガティヴテールスライド、
基本に忠実に完全に水平姿勢にして、垂直上昇に持ち込む
最後に僅かに背面方向に傾けて、空中停止、、、、、
重力に引かれて後ろ向きに落として、、、、あれ!?
「重力に引かれて後ろ向きに落ちる」(バックする)感覚が殆ど感じられない状態で機体倒れて
始める感覚、、、しかも斜めにっ!!
「やばッ、、、姿勢崩れたっ!!」
点数残ればラッキーかなぁ
垂直降下で加速中にふと思いが巡る、、、
次はプル・プッシュ ハンプティ 垂直上昇から、垂直ラインを作ってエレベーターを押し込んで-G方向の1/2ループで垂直降下
背面方向(-G)だと失速速度が速くなる(失速しやすくなる)のでラインは短め-Gは弱めで
5Gで引き起こして、一瞬動きを止めたら間髪おかずに-3G位で押し込む
この辺りはそんなに酷くはなさそうだけど、真下を向いたらまたもやBOXの端ギリギリ、、、
ペナルティを避けるように減点覚悟で僅かに風上にずらして、ハンマーヘッド
ハンマーヘッドは実は小技が必要な結構難しいフィギュアで
単純に垂直上昇させてラダーを蹴るだけだと、ほぼ100%失敗します。
これはエンジンの無いグライダーだと、もちろんプロペラ後流が無いので空中停止に近い頂点だと殆どラダーが効かないから、
それでも垂直上昇の頂点てくるりと反転させなきゃいけないので、
最初から斜めに昇って頂点での反転を助けます、
もちろん斜めに昇ればジャッジは斜めの分だけガッチリ減点してくるので、バレないようにラダーでカウンターを入れて、機体姿勢だけは垂直にします
この時に風上方向に駆け上がれば更に垂直上昇っぽく見えるから最高です
(もちろん風下側に滑らせれば、バレバレ、、、)
車の動きだと、、、直ドリからの振りっ返しで180°回す感覚でしょうね(笑)
ちょっと斜めに滑らせながら垂直に持ち込みつつ、ラダーでカウンター入れて、、、、
慣性感覚がアヤシイから、単純に3つ数えてラダーで反転!!
が、、、、タイミングが早かったみたいで姿勢が崩れる
機体姿勢を出来るだけ保ちながら降下に入れるけど、完全に失敗
やっぱりわからない!!
機体を水平に戻して、位置を確認して1/2ループ+1/2ロール 垂直降下に入れる
頂点までは普通のループと同じですが,頂点で1/2ロールさせて、スティックを押し込んで垂直降下に持ち込む
加速に連れて機体が前に出て垂直ラインが作り難くなるので 最後までキッチリ押し込んで姿勢を作る
最後は1/2キューバン8の2of4 (1/2ロールを4ポイントで回る)これは楽勝
最後に残ったエネルギーを全部突っ込む勢いで加速して、大きなループを描いて
45°downからロールを90°毎に止める
BOX下限高度付近までラインを作って科目終了
うーーー、ミスが多い、、、orz
地上に戻ってスコアを確認すると、、、
Known 64.188% 29位/36人
う、、、今回もKnownで出遅れる(泣)