交換後の仕上がりの良さに気を良くして自然と325iカブリオレの出番が増えています。
週末の滑空場通いの足として、マメに走らせたので一気に1500kmまで距離を伸ばしました。
KONIのダンパーは慣らしの効果が非常に大きく、”フリクションが減る”って言葉の意味を体感できます。
取りつけて100kmまでは良く動くけど、ちょっとしたスポーツダンパー級の固さ
ちょうどビルシュタインBTSくらいですね
それが距離が進むにつれて、どんどんノーマルサスペンションに近づいてきて
乗り心地は段差やマンホール乗り越えのマナーが改善 「ととっ、、とととっ、、」とバネ下だけが動いています。
ただし突き上げが全く出ない訳ではなく「悪意を感じる路面の段差」まではさすがに吸収しきれません
(まぁ、ノーマルでも無理でしょうって段差ですが)
高速道路は最も得意な領域、広い速度範囲で高い安定性を見せるので疲労感も少なく一気に距離を伸ばせます。
フラット感ある収束の早い乗り心地は実に快適♪
ボディ剛性なんて絶対に期待できないカブリオレボディ(ホイールベースが長く、ルーフが無い最悪の組み合わせ)でココまでの乗り味は期待以上
不快なスカットルシェイクやフロアバイブレーションも減少したので、「ボディ剛性感」すら感じます(笑)
(もちろんボディなんて弄っていません、、、)
慣らしが進んだところで、サスペンション意地悪チェック
路面の悪さでは神奈川県下有数の「ヤビツ峠」を走ってみました
AT2速ホールドで引っ張りまくって3速に送る程度のペースですが、
ストロークをたっぷり確保してしなやかで腰のある脚は多少の路面不正を包み込み、
スキーのモーグル競技選手のように、荒れまくった路面に足を追従させつつ姿勢変化は押さえ込む
ブレーキング時のノーズダイブやパワーONでのテールスクワットが」抑え込まれ、
適度なロール感も相まって姿勢変化は穏やか
気分良くハイペースで走る程度なら十分に走れちゃいます。
(BMWの素性の良さもありますが)
旋回中にギャップに乗っても接地感が途切れないので「挙動の先読み」に不安を感じさせないのが最大のメリット
率直な感想は「固いのか柔らかいのかサッパリわからない脚」(笑)
「スポーツダンパー」って感覚で購入すると慣らしが進みしなやかに動くようになったのを
「抜けた」って勘違いしちゃうかもしれませんね、、、
乗り心地に関して、不満や疑問は全く出ないどころかKONIの宣伝文句の「絨毯の上を走るような、、、」って感覚は嘘じゃありません
「重いホイール&柔らかいコンフォート系タイヤ」の組み合わせに交換したのも効果的だったようで、
新しい舗装の高速道路は毛足の長くて高密度の絨毯の上を靴で歩いているような滑らかさ
運動性能も街乗り~ワインディングならまったく過不足無い仕上がりだなぁ、、、
スプリング、バンプラバー、スタビライザーのスプリング系はもちろん
ホイールはノーマル+純正オプション維持なので、純粋にダンパーの性能ですね
今まで触れてきたサスペンションの中でも公道仕様での最適解、
実勢流通価格12~13万円はバーゲンプライスです!!
「いつまでも走り続けたくなる車」に仕上がります。
それにしても、ロアコンブッシュ交換を後回しにして正解だったかも、、、
最後の味付けになるブッシュ選択はもう少し慣らしが進んでから判断すれば、確実に好みの方向に持っていけます。
「乗り心地とロードノイズ」のトレードオフとして「ステアリングの正確性」を求めるのが良いのか
このまま乗り心地路線を突き進むか、、、
悩むなぁ~
駐車場に戻りM3と325iカブリオレを並べてみます。
バネ上振動数2.3Hzでワインディング~サーキットに片足突っ込んじゃった仕様のM3
バネ上振動数1,2Hzほどの325iカブリオレは街乗り~ワインディングまでの最適解
全く異なる車になっています
当たり前の結論ですが、サーキットから街乗りまでカバーできるサスペンションは存在しません、、、
スプリングを交換してバネ上固有振動数を変えないと根本的な変更にはなりませんから、
ダンパーの減衰力調整はスプリングのエコーに減衰力をあわせるだけの機能です。
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