毎朝の通勤路で、いつもの時間帯
最後の登り区間手前で会う小柄な彼女、
一気に加速して横一線から前に出る、
スタートダッシュは僕が先行、「今日こそは逃げ切ってやる。」
日々の戦いで平担な区間のスピードは僅かに僕が勝っている、
狭い道幅は一度前に出てしまえば簡単には前には出れない、
少しでもリードを取るために無理を承知でペースを上げていく、
しかし、振り返るまでもなく背後に感じるプレッシャー
最後の左コーナーを小さく回って登り区間、ペース上がらない流れの中をスラロームしながら嫌みにならないブロックラインを作る
ふと、後ろのプレッシャーが切れている事に気が付く
「今日こそ振り切ったか、、」
思わず口元が緩んだ、その時
視界の右から小さな影が髪を風に遊ばせながらすり抜けていく、
後ろ姿を見せつけながら
小さなボディをトルクに任せて一気に速度を乗せていく
引き離されて心が折れる
「くっ、、ここまでか」いつになったら追い付けるんだ、
最後のストレートにはいるとイギリス人の上司が手を振りながらかなりの速度でバスしていく、、、
「こっちはとっくに全開だぞ、、、」
もちろん徒歩の通勤バトルですよぉ~(笑)
毎日歩いているけど痩せないなぁ~
変だなぁ