天候が回復して順調に競技が進んでいます
午前中にAdvancedのプログラム3 「FreeUnknown」を飛びました
FreeUnknownは
くじ引きで決まった国が提示したフィギュアを各自がシーケンスを作り競う競技です
今回のフィギュアはこれ↓
このフィギュアを組み合わせるんだけど
「接続に使う追加フィギュアは2個まで」ってルールがあります。
で、、
背面で終るフィギュアが多いので組み合わせるのがなかなか苦しい
色々と悩んでから 参考にポーランドチームのシーケンスを見せてもらうと
こんな感じ、
なるほどねぇ、、、
1番2番の組み合わせが苦しいけど
コレをベースに自分のシーケンスを考えて、、、
コレを飛びます。
改良点は
1番目にインメルマンターンを戻ってきてエネルギー節約
BOX(競技空域)上限高度以上からダイブして加速すれば
低速でBOXに入るより高エネルギー状態になるので
インメルマンターンに使うエネルギーをBOX外から持ち込めます
もちろんリスクはあって インメルマンターンの1/2ループでBOXの上限高度を飛び出せばペナルティ
このシーケンスでの一番の問題点は
2番のPループと3番のシャークトゥースの組み合わせ
2番のPループは垂直降下から6/8ループで背面にしてから1/4ロールを2回なので
出口速度が低速になります。
この速度が抜けた状態から3番のシャークトゥースなので
垂直上昇ラインを描いてから3/8ループしなきゃならない
2番のPループ終了時に160km/h以下になったら
3番のシャークトゥースが描けません、、、
組み合わせとしては最悪の「悪手」になっちゃいました
1/2ループでの減速は120km/h
1/4ロール2回での減速は20km/hくらいだから
160km/h+20km/h+120km/h、、、300km/h
Vne(超過禁止速度)を超えちゃうよ
まともな計算だと成立しないから 飛び方を工夫します。
普通の1/2ループだと120km/h減速しちゃうから
垂直上昇へのピッチUPでの最高効率となる7gループでエネルギー温存して垂直付近まで一気に回して
垂直から背面までは速度減少に合わせてgを緩める
背面からの1/4ロール2回は5〜10°の降下ラインに乗せて
減速を最小限に抑え込む
もちろんループ開始速度は最高速度のVne
これで160km/h以上は保てるはず
Pループの飛び方を考えている間に競技は進み
僕の競技が始まる
離脱前に曳航パイロットが勝手に降下始めちゃうトラブルはあったけど
機体性能限界のフィギュアを飛ばなきゃならないから
目一杯集中
要点になるPループはキッチリ引き起こして加速度失速ギリギリで機体が震えるほど
Pループが成功した後は勢いに乗って競技終了
着陸後にgメーターをチェックしたら
+9.4g -4.3g
加速度失速ギリギリになる訳だ
もう一回ヤレって言われてもムリです。
たぶん失敗します(笑)
FreeUnknownの成績は1314.01点 69.894%
順位は17位/34名
ホント久しぶりに「乗れている感覚」が来て
意識に機体が付いてくる
良い感触が戻ってきそうです♪
自分の競技が終われば
午後からはお休みなので観客席からUnlimitedのフライトを観戦しています
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