S660 【HKS MaxⅣ SPの仕様を見る】

本日の早朝作業①
今日は外作業じゃなくてお部屋で計算
週末に試乗したS660の緒元を使って現状把握です

最初に走行時の前後軸重計算
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真横から撮影した写真を使って
前軸をステーションに定めて
ドライバー着座位置を求めて
車検証の前軸重量 後軸重量に加えます。
ドライバーの着座位置は前軸から1240mm

求められた重量及び重心位置は
前軸重量 411kg
後軸重量 487kg
※ドライバー重量は68kgとする
※燃料FULL エンジンOILと冷却水は規定値
※スペアタイヤと車載工具は含まず
(スペアタイヤレス車なので影響は車載工具のみ)

前後重量配分は46:54
MR車としては良好なバランス
重心位置は前軸から1239mm後方
ほぼ「ドライバー着座位置=重心位置」は理想的ですね
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HKSのサスペンションkitのセッティングを見ると
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フロントスプリングレート 6kgfmm
ACF 1.08
ホイールレート 5.56kgfmm

リア スプリングレート 8kgfmm
ACF 1.11
ホイールレート 7.21kgfmm

先ほど計算した軸重量からバネ上固有振動数を求めると
フロント 2.72Hz
リア 2.9Hz

うはぁ、、、
ほとんど3Hzのガチのサーキット仕様(笑)
どうりで僕のM3より硬いと思った
これ以上の高レートはちょっと考えちゃうな~

フロントとリアのバランスは0.18Hz差は
流石はHKSですね
ちゃんと作ってます。

当たり前だけど軽自動車規格で作らなきゃならないのが軽自動車スポーツモデルの悲しい宿命
出来る限りタイヤを車の端っこに配置して限界までホイールベース&ドレッドを稼いでますね

限られたホイールベース&トレッドが原因でどうしても相対的に重心が高くなるからピッチ&ロールモーメントが大きくなって姿勢変化を抑えるためにはスプリングレートを高くするしか無いのが苦しい事情

HKSのサスペンションKitの諸元から
バネ上固有振動数を求めて確認したところ
「巻き込み癖」には繋がらないからコレはOK
かなり硬い足回りで大変そうだけどね~

このサスペンションkitの短い伸びストロークを最大限活かしてトラクションを稼ぐためにプライマリースプリングを使ったツインスプリングも検討済み
オーナーの「Go!」が掛かれば
最初にリアをツインスプリング化してスタビリティ&トラクション オマケに乗り心地を改善します。

フロントツイン仕様も計算済みだけど
問題はスプリングを入れるスペースがあるかなぁ?

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