おはようございます
今日はグライダー曳航で飛ぶので天気の確認
本日の天気概況は
日本の東の海上には高気圧があり南東に20km/hで移動
日本海に停滞前線がのびています。
現在
東日本は高気圧に覆われていますが
高気圧による湿った南風の影響により曇り
西日本では前線に湿った南風が吹き込み雨となっています。
衛星からの画像を見ると
日本海には前線に対応した雲
九州地方には南風の吹き込みによる雲が見られ
レーダーエコーでは降水も見られます。
高層天気図を見ると
700hpaまで高気圧が見られ
高気圧の影響による南東風で西日本に湿域が掛かっています。
成田のMeterを見ると
南南東の風が1m/s、
視程10km以上
1~2/8の積雲が1500ft
5~7/8の高積雲が15000ft
気温18℃ 露点18℃(ほんとかぁ?)
TAFでは
南南東の風4m/s
視程10km以上
1~3/8の雲が3000ft
15~18時にかけて北風5m/sに変化
板倉の天気は
弱い南風で曇り
午後に掛けて南~西~北に風向がかわり
一時的に弱い雨が予報されています
(局地的な前線通過)
高曇りですが視程も良くVMCで飛行可能ですが
夕方に掛けて北風に変わり、弱い雨が予報されているので
天気変化に要注意
ヤバくなりそうだったら早めに逃げましょう
1300時のサーマル予報を見てみると
エマグラムでの気温逆転層は4000ft付近
気温の露点の差が開いているけど対流により雲が出るのかな?
9000ft付近から気温と露点の差が3℃以下になるのでこの辺りが高積雲の底
ブリップマップでのサーマル予報は
サーマル上限は3500ft
上昇率は350ft/m(1.7m/s)
シアー成分を含んでいるので荒れたサーマルが予報されています、
地上付近の風を見ると
高気圧からの吹き込みによる南風が関東を吹き抜けている形
北関東の山に当たり収束と発散は考えられますが風速が弱いのであまり強くはなさそう
垂直成分を見ると
関東平野は南風の時にいつも見る筑波山から栃木方面の南北の上昇帯が予報され
風と平行の弱い上昇滞の縞模様は明確なコンバージェンスにはなりにくいけど
「沈下が少ないGood air」のエリアとしてパイロットが感じる傾向があったので
沈下が大きく感じたら東西方向に振ってみるのも一手かもしれません
さて、、、
朝のブリーフィングで今日の予定や注意事項を共有
先日、他の飛行場で「曳航ロープ切れ」が発生したのでハスキーが装備する曳航ロープを点検
「エッグストップ」って名称のロープを曳航機に固定する為のストッパーの取り付け方向を確認します。
玉子形のストッパーの真ん中にネジが切ってあって
雄ネジ側がグライダー
雌ネジ側が曳航機
中を観察すると
グライダーを曳くテンションを受ける「雄ネジ側」は結び目の応力分散を狙って「半球形状」に機械加工されています。
テンションの掛からない「雌ネジ側」は「平面直角」に機械加工されています。
良く部品観察すれば設計者の意図は汲めますので正しく組み立てできますが、
マニュアル無しで作業したら
組み間違いを起こす可能性が高い典型的な「悪い設計」でした、
「両面を半球形状に機械加工」を加工原価高を理由に避けるなら、
せめて刻印で組み立て方向指示位は入れるのが良い設計だと思います。
整備作業は整備指示書を読み
部品を良く観察して、
設計者の意図を理解しながら作業する
機械弄りの基本は大切です。
点検が終わったら、、、
飛ばすぞぉ~っ!
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