E36 325i Cabriolet タイヤ交換⑤ プライマシー4インプレ

タイヤ交換から1か月ほど経過して、1500km位は走って新しいタイヤの感触を掴んできたのでインプレ

このミシュラン プライマシー4 
前評判ではプライマシー3のマイナーチェンジ版で「同路線のチョット進化版」かと思っていたのですが、、、、

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プライマシー4はかなりコンフォート仕様に振られていますね~
メーカー発表の3→4のポイントは
①より高い静粛性
②より高いウエット性能
の2点で、この2点は明らかに進化しています。

静粛性能とコンフォート性能は3から確実に進化していて、乗り心地の滑らかさは誰が乗っても驚くレベル
路面不正に対して柔らかく撓んで衝撃を逃がし余計な変形はせず綺麗に真円が出ている感触
「ひたーーーーっ」っと滑らかに軽く転がって行く感覚は「均一の固さの丸が転がる高精度感」を感じます。

定評のウエット性能は相変わらずの安定感
多少路面が濡れているくらいじゃ感覚的に全く変化なし、
かなり強い雨でも接地感が大きく損なわれることは無く雪&凍結以外での性能安定は抜群、
悪天候時の疲労感少ないです。

山道で遊んだ時でもドライグリップは必要にして十分、
タイヤが滑り出す領域で走らせても、一気にズバっと流れる事は無く、
プライマシー3同様に「ずずずず、、、」とスリップ領域からスキッド領域に穏やかに移行していくので
コントロール性は良好
ココまではプライマシー3から全面的に正常進化しています。

チョット性格が変わっていて少し戸惑ったのが、
旋回力の立ち上がりのリニア感がイマイチ、、、
普通に乗っていると殆ど現れないんですがペースを上げて高負荷を掛けると旋回力が唐突に立ち上がってくる感触があります。
ステアリング入力から旋回が始まり遠心力によりタイヤが撓みながらロールが進み旋回する一連の動きで
低負荷状態ではステアリングに対する反応が穏やかでゆったりとルーズな感触だけど
ある程度の荷重と舵角になると旋回力が二次曲線的に増してしてくるような感覚

たぶん、同荷重でのタイヤの変形量がプライマシー3より4の方が大きくなっていますね、、、

今回のモデルチェンジで 台形形状のブロックを、よりスクエア形状に変更して摩耗時のSea/Land比を向上させて、摩耗時の耐ハイドロ性を良くしています
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がブロックをスクエア形状に変更することにより、剛性が下がって変形が大きくなるのを、
トレッドコンパウンドを剛性が高いゴムに変更して剛性感を維持したようですが

固いコンパウンドに変更して悪化した乗り心地を戻すために、サイドウォール剛性を下げて対応したのかなぁ、、、

自分でタイヤをホイールに組んだ時にもサイドウォールが3に比べて4の方が柔らかくなっているのを確認しています。
実際にプライマシー4のビードを掴んで、ワイドウォールを捻ってみると、柔らかさに驚くと思います。

でも、最後まで腰砕けでダラダラ流れる事は無く、タイヤが変形しきった後に一気に滑り出すことなく粘るので、最後に旋回力が強くなるような感触を受けているのかもしれません

こんな「ちょっと先読みしにくい」感触なので、旋回初期での姿勢作りでの必要なアクションはプライマシー3より大きめにして、
奥まで突っ込んで一気に旋回力を立ち上げてさっさとタイヤを潰しきってしまった方が乗り易いです
中途半端なペースだと、ちょっと難しいなぁ、、、、

標準の空気圧のフロント200 リア220での感触なので、もう少し空気圧を上げて変形量を少なくすれば唐突感が薄れてくるかもしれないので、
後日、1割ほど空気圧を高めて様子を見てみます。

今回のタイヤ交換は「タイヤの真円度を高めるために1か月寝かせた」効果が出たのか、当たりタイヤを引いたのかはハッキリしませんが
ホイールにポンと組んでバランス取っただけで、シミーやバイブレーションは一切無し!!
暫くは良い状態を楽しめそうです。

乗り心地が良くて、静かでなめらか
峠道で遊んでも十分なグリップと穏やかな滑り出し
オススメします♪


代表的なサイスとして215/45/17でこのくらいのお値段
ちょっと高いタイヤですが、お金を掛ける価値のある部品です。


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