ピョトルクフトリブナルスキでエァショー！ 2日目

昨日は無事にエアショー初日を済ませて
今日は2日目最終日、
エアショーでは本命日の日曜日です。

天気予報では天気は下り坂でSwiftを飛ばす17時頃は
もっとも降りが強くなる最悪の状況

ですが、、、、
今のところ晴れてます（笑）

「なんか良い方向に予報が外れた？」
なんて思ったけど、朝のブリーフィングだと天気予報は変わらず。
ブリーフィングを済ませて外に出て空を見ると、次々と雲が湧き上がってきています。
やっぱりヤバイな、、、これは

機体を格納庫から出して準備を済ませる頃には空は雲に覆われてしまいました
まだ望みがあるのは、雲底高度が意外と高いこと、
一番下の雲は600mくらいですが、上の雲は1200ｍ　なんとかなるかなぁ、、、

と思ったのもつかの間、
機体の準備が終わって一息ついたら降って来た

前線が近くにあるのですがまだ距離があるので
発達した積雲が崩れるときに部分的に雨を降らせている天気で、
雨を降らせる積雲が直撃しなければギリギリセーフってスタッフ泣かせのお天気
雨が降るときに同時に雨に引き摺られて風も吹き降ろしてきて突風が発生するので、
念のためにグライダーは格納庫に逆戻り、
地上展示で突風食らって機体壊したんじゃ笑い物ですからねぇ

今日も17時まではスタンバイなので、機体を格納庫スタンバイにして状況が固まってしまったら
夕方まで自由時間、
結局、お腹がすいたので近所のマクドナルドへ
「ポーランドまで来てマックで昼飯かよ」って、、、今日は半分お仕事みたいなもんですから

マクドナルドで「ロイヤルバーガー」（クオーターパウンダーに近い）とポテト＆コーラ
って東欧で欧米な昼飯を喰って、ふと見上げると

うむ、、垂直上昇から1/4ロールして水平飛行、さらにスピン1回転か、、、
つまりこんなフィギュアの組み合わせ

これ、、、Unlimitedクラスのフィギュアだよ（笑）
合計K（難易度）=34点もあるし
さすがポーランド、幼少期からunlimitedを教育するとは、、、

さて、、、
マックの「子供の遊び場」見てヤネックと一通り笑ったら会場に戻って
普段は行かない一般会場を見に行きます。
昨年みたいな博物館主催の大きなエアショーだとそんな暇は無いので良い機会です。

「一般観覧エリア」を見て回ると
最初に目に付くのが
スポンサー企業の展示エリア
地元ディーラーが協賛しているイベントなので、車持ち込んで展示しています
BMW＆MINIディーラーは日本でも見慣れた感じ、

イベント展示に関するルールが決まっているんでしょうね

ジープのディーラーは、、、

後ろに大きなエアバルーンのアーチを作っていたのですが、風が強くなったから撤収しちゃったみたいです

COMPASSがウリの展示になっています。

日本ではWRCのTV放送以外で馴染みの薄いVWグループのセアト

展示は2台とちょと寂しいけど地元イベントには協賛です。

アルファロメオを扱うディーラーも来ています
展示はジュリアとステルヴィオ

アルファがSUVを出す時代かぁ、、、

日本じゃ話題にも上がらないし見ることも無いKIA

とにかくセールスには熱心でエアショーイベントには必ず協賛してブースを構えています。
販売力にかんしては日本メーカーより強いのは価格的優位だけじゃなくて
広告宣伝に力を入れているって事ですね

自動車ディーラーのブースの横には
移動遊園地が来ています。

「よく映画で見るアレ」な移動遊園地そのまんまです（笑）
ぐるぐる回るブランコはちょっと乗ってみたいけど、、、
40超えのヲッサンが乗ったら怖がられるだろうから止めときました

会場の半分くらいを取り囲むように様々な屋台が列を作り
ジャンクフード祭りの様相を成しています。

ホットドック、カピカンカ（ピザパン）、ハンバーガー、フライドポテト、ソーセージ、ビール、アイスクリーム
世界のジャンクフードが一通り揃っています（笑）

会場中央付近にはテーブル＆ベンチでゆっくり座って飲食＆休憩できるようになっています。

こんな感じで家族連れで来場して一日エアショーを眺めながら遊んで帰るのが
ポーランドの良くあるエアショーのスタイルです。

会場を廻っていると
ユルギス氏のデモフライトが始まる時間になったので、
ダッシュでスタッフエリアに戻ってきて椅子を広げて陣取る
毎年見ているけど、これは見逃せないでしょ

ちょっと風が強かったけど素晴らしいデモフライトですねー
スホーイの星型エンジンの音好きなんですよ、ちょっと低音でバラバラ言わせながらアクロを飛ぶけど
垂直上昇でずーっと同じレートで昇っているように見えるトルク感
いつか飛ばしてみたい飛行機です。

ユルギス氏のデモフライトが終わり、いよいよSwiftの出番ですが
天気は予報どおり崩れて、低い雲が空を覆い時より雨が降る最悪のコンディション
フライトディレクターと相談して、天候変化を待つ事に
他のデモフライトの時間調整を進めながら、デモフライトで飛んだパイロットから雲の状況を聞いて回る
やはり一層目の低い雲は800mくらいで、その上は1300m、下の雲が無くなった瞬間がチャンスです。

雲の切れ目が出来るタイミングを狙って離陸して、無事にSwiftのエアショーも完了して一安心
自分の所属するチームの動画も撮れないほどバタバタしていました。

無事にエアショーも終わり、機材をトレーラーに詰め込み撤収
帰りの高速でパーキングに寄ったら
こんなヤツが止まってます

これ、風力発電のプロペラです。
このトレーラー、全長35mくらいになっちゃてます。