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E36 M3 フロントサスペンション トリプルスプリング化

フロントのストロークバランスを変更するために
トリプルスプリング化しました。

最初の作業は、
固着した車高調整ピロアッパーマウントの修理
以前ビルシュタインを組んでいたときに12mmUPにSetした状態で固まってしまったので
車両から取り外して現物修理しました。

もちろん簡単には回りません、、、
万力でガッチリ固定して、556をタップリ吹き付けて
トドメに熱湯攻撃
熱膨張を使って緩んだ隙に固着を引き剥がします。

熱湯でマウント側を温めて、工具を掛けて
重いプラハンで「ゴンっ!!」
作業環境を整えて、一撃必殺で攻めないと固着は取れません
(車載状態でウンウンと粘るより、バラして部品単体を攻めた方が早いです)

何とか固着を解いてネジ部分を掃除、固着対策にグリスを詰めて復旧しました

これでアッパーマウント側で12mm下がるので、プリロード調整で12mm上げれば縮みストロークを12mm増やせます

140mm近いストロークのあるダンパーなので、このまま組むとスプリングが遊ぶので、ヘルパースプリングを追加
とりあえず様子見なので低レート、低密着荷重のスプリングを組んでしばらく走らせてみます

ヘルパースプリングをテンダー&アシストに変更してレートと密着荷重を変更することで伸び側の姿勢を作ることが出来るので、セッティングの幅が広がります。

テンダー&アシストスプリングの使い方を理解すれば
フラットな姿勢の巡航と、フロントロール剛性UPを両立できるかもしれません
また、前後に組んだ場合は、密着荷重のセッティングで前後ロール剛性バランスも調整出来そうです、、、

ロングストローク仕様で伸び側ストロークが余りまくっているのでキッチリ働いて貰いましょう♪
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