新たな飛び方を学ぶ

日曜日はよく晴れて風も穏やか、
大気状態は静穏で上昇気流は期待薄、ソアリングパイロットはお茶のみモード

高性能ソアリング機もあまり遠くには行かず頻繁に降りてきます

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ですが、、、

最高のアクロ日和でした♪

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搭乗順番は後の方を選ぶので先ずは見学、
アクロを教わっている女性教官のデモフライト、

良い音で風が鳴いてます

今回はループ&ロールに加えてaccidental spin(予期せぬスピン)体験と
新たに180°方向転換の「1/2リバースキューバンエイト」「インメルマンターン」を加えてトレーニング
これでBOX内での方向転換も科目として組み込めるので曲技開始から終了まで一連の流れとして組み立てが出来ます。

フライト前のブリーフィングで科目のプロシジャーと開始速度、姿勢変化のイメージを確認

今回のスピンは曲技科目としてではなく、異常操作からの予期せぬスピンの体験です

「accidental spin」

開始速度120km/h
右(左)バンク15°緩旋回
右ラダーを大きく踏み込み内滑り旋回
内滑り旋回になるとバンクが深くなり機首が下がるので左(右)エルロン&エレベーターUPで姿勢を維持
急激に右への自転降下が起こりスピンに陥る

スピンからの回復は自転方向とは逆フルラダー
エレベーターを緩め迎え角を減らす
自転停止と速度増加を確認して水平姿勢へ引き起こし

方向転換の科目として
「インメルマンターン」
開始速度 240km/h
4G引き起こしで1/2ループ
ピッチ180°速度140km/h背面姿勢 -1G
右(左)1/2ロールで水平姿勢

「1/2リバース キューバンエイト」
開始速度 240km/h
ピッチUP 45°UPline
右(左)1/2ロールで背面姿勢 -1G
背面姿勢 45°UPlineで上昇
速度110km/h
エレベーターUP ハーフループ 4G引き起こし
210km/h水平姿勢

機体に乗り込み離陸までの間でイメージ作り、1600に離陸、 曳航機に引かれて夕焼けの1200mへ

最初のAccidental Spin
は驚きでした、、、
浅いバンクの旋回姿勢からラダーを入れて内滑り
この姿勢からカウンターエルロンを入れつつエレベーターUP
ろくにエレベーターを引かない(半分位?)
バフェット無しで吸い込まれるように自転降下
270°回ったところでカウンターラダー&エレベーターdown

ココから先は曲技科目の練習、
自転を止めて垂直降下で210kmまで加速
スパッと水平姿勢へ引き起こし

続けて水平姿勢からループ
3回目のフライトでだいぶ安定、良い感じで気分よく弧を描き駆け上がる

エルロンロール
今回は背面姿勢でわずかにエレベーターdownを入れてみたら、、、
ダメでした(笑)

原因は最初のピッチUPが大きく、速度エネルギーロスが大きくロールレートが下がり
沈下しながらのグダグダロール、、、

グダグダロールで失われた速度を軽くダイブして高度から速度へトレード
240km/hから1/2リバースキューバンエイトへ

45°の角度で上昇
1/2エルロンロールで背面姿勢へ
上下逆さまの背面上昇で駆け上がり
110km/hから5/8ループ
210km/hで水平姿勢
要は開始速度と45°UPlineを決めれば1/2ロールと5/8ループの組み合わせ

機体の進路が180°反転したのでループとエルロンロールを練習して
次の方向転換科目のインメルマンターン

230km/hから4G引き起こし
1/2ループで140km/h-1G背面飛行
背面-1G確立と同時に1/2ロールで水平姿勢へ

少しずつですが3次元の動きに頭と体が慣れてきたみたいです。
新たな発見と反省を空から持ち帰り離脱後5分程で着陸

方向転換科目が出来ると全体の流れを作れるからトレーニングの幅が広がります♪

と、同時に出てきた新しい課題

科目の中で軸がズレると、どんどん誤差が貯まってあらぬ方向に飛んで行く、、、

前の科目終了速度が次の科目開始速度になるので速度管理さらに重要に、
10km/h足りないだけで、科目の繋ぎ部分で変な加速降下が入って微妙な時間が流れます、、、

曲技シーケンスは全ての科目が繋がっていて、予定調和で成り立っている事を改めて感じました。

練習用シーケンスを組み立てて、科目の順番と速度管理を完全に覚えてからフライトしないとトレーニング効率が落ちるってコトですね、、、
次回の目標は
曲技科目としてのスピンとロールを完成させる事
科目のつなぎの速度管理を良くする事
お昼休みの会議室での毎日のイメージフライトで勝負です!!