型作りも終盤になってきました。
パテを全体に薄く付け発泡ウレタンの緩衝材を手より大きく切り出してペーパー台を作り、60番のペーパーで最後の面出しです。
最後に手で撫でて面の最終確認、この時点で凸凹を感じると最後の仕上げで必ず出てくるので徹底的に修正を入れます。
凸の場合はペーパーで削り落とせばいいのですが凹みの場合はパテ付け、定規引きからやり直し、、、
下地が出来たところで、最後の表面処理に入ります。
この型の表面が最終的な製品の面になるので、鏡面になるまで研磨します。
簡単に済ませるなら。この状態から400番のペーパーで仕上げて、ウレタン塗装で仕上げて磨くだけですが。
今回はキッチリ仕上げるので、ゲルコートで仕上げます。
スチレンで希釈した柔らかめのゲルコートをエアーで吹付けます。
このときに薄めに希釈したゲルコート(塗料)で垂れる寸前まで吹き付けることで、塗料が硬化する前に自然とレベリングするので、表面が更に平滑になり艶が出てきます。
希釈しない濃い目を吹き付けると塗料がレベリングできないので平滑度が下がって艶が出ません、、、、
吹付けたゲルコートを十分硬化させた後には、、、、ひたすら磨き上げます!!
先ずは表面をアセトンで軽く拭いて表面のパラフィン(ロウ)を拭いて
ゴムのペーパー台を使って、先ずは400番一辺30cm四角位の面積でタテ、ヨコの目で水砥ぎ、
ペーパーがあたって砥げたところは水を弾かなくなるので、簡単に見分けられます。
一番の注意点は決して角を研磨しないこと!!
角は面圧が一気に上がるので、不用意にペーパーを走らせるとギタギタになります。
1cmほど縁を残して全体を研磨した後に、丁寧に磨きます。
この磨き要領で、600番 → 800番 → 1000番 → 1500番 → 2000番までひたすら頑張る、、、
この時点で腕パンパンでぐったり、、、、orz
2000番で磨き上げたところで、ウエスで水を切り、磨き粉を掃除、
ココからはコンパウンドです。
コンパウンドも荒目 → 中目 → 細目の順で綺麗なウエスで磨ます。
鏡面に近づいてくると蛍光灯の輪郭がハッキリし始めて、細目を使う頃は顔が映りこみます。
最終的な狙いは、ヨットやボートの船体並みに仕上げるイメージです。
ココまでくればあと一息、マスター型が出来上がれば型製作の70%ほど、この雄型をベースにFRPをライニングして雌型製作です。
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