作り掛けのコクピットに収まり
未だ全ての計器が収まっていない計器板を眺めていて、ふと気が付きました
あ、、、時計が付いてないよ、、、、、
時計、すなわち時を測る計器
「腕時計あればいいじゃん」って話もありますが、、、
やっぱり欲しいなぁ、、
そんな話を叔父としていると、
「そー言えば、前に骨董品屋で見つけてきたのがあるぞ!!」
工具を置いているラックの上から、木製の枠に収められた年代物のゼンマイ式の航空機用の時計が、、、
「こいつ、動かないから格安で引き取ってきたんだよね~」
叔父らしい、見事な収集癖(笑)
確かにリューズを回してみると、ゼンマイがイッパイまで巻かれている手ごたえはありますが、
秒針はピクリとも動きません、、、
やっぱり壊れちゃっているんですね、、
「ん~いい雰囲気なのに惜しいねぇ~」
とりあえず雰囲気だけでも見たいから木枠から取り外してコクピットに持ち込むと、、
ち ち ち ち、、、
「!?!?こいつ動き出したよ!!!」
チョット前まで、振っても、指で弾ても、リューズを弄っても頑なに動こうとしなかったのに、、、ナゼ急に??
航空機用の時計として生まれたのに、木枠に収められて机の上に居ることがよほど面白くなかったのかなぁ、、、
コクピットに入った途端に動き出すって、この時計まだ空を飛びたいんです、、、
時計の裏を見ると”Waltham”ってメーカー名以外は擦れて読めません、
早速、調べてみると 150年の歴史を持つアメリカの時計メーカーらしいです。
イロイロ調べたけれど、分かったのは「1942年製 WALTHAM TYPE A-11 航空時計」って事だけ
きっと、何処かの飛行機の計器板に納まって飛び回り、何かのキッカケで機体から下ろされ、人の手を巡って此処まで来たんでしょう、
とにかく、この時計まだまだヤル気があるらしいので、装備することにしました。
計器板右上の水温計を引越しさせて、居場所を作って、メーターリングを製作、
この時計に相応しいかはわかりませんが、新しい居場所に収まりました、
チョット枯れていて、なかなかイイ感じでしょ、
数日後、、、、
”8days”って文字盤の表記の通りゼンマイが切れて秒針が停まり、
もう一度巻きなおしてみると、、、、
、、、、、、、
あれ!? 動かない!!
「飛びたい!!」って自己主張して力尽きたか、、、
もちろん、オーバーホールして働いてもらいます!!
以前、僕のブライトリングをO/Hした時計屋のじいちゃんの所にお願いすれば、多分大丈夫でしょ、、、
まぁ、この時計にとって安住の地になるかは、微妙ですが
しばらくはこの飛行機の面倒見てもらいましょ、
よろしくねぇ~♪
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