「プリンス スカイライン ミュウジアム」に連れて行ってもらいましたー♪

週末は大先輩に長野県 岡谷の「プリンス スカイライン ミュウジアム」に連れて行って頂きました〜♪
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長野県 岡谷のプリンス スカイラインミュウジアム(ミュージアムじゃなくてミュウジアムです)
外から見れば小さな博物館ですが
中味は濃厚
歴代のスカイラインを時代順に並べただけじゃない!
外界に居る筈の無い試作車やテスト車が並んでる
入場料1000円は爆安です〜

最初に驚いたのはR33 GT-Rをベースに製作したR34 GT-Rプロトタイプ(通称 カラス)
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R33からR34へ代替わりする際に変更点の概念実験機
案内ボードには空力的な変更点が羅列してあるけど一番驚いたのはCピラーを一度切り飛ばして再溶接してる
狙いはBピラー〜リアホイールハウス〜Cピラー&リアストラットアッパーに掛けてモノコック内部に手を入れて立体的に補強したって事
やはり後輪駆動は駆動輪の位置決めが最重要ポイントなんですねぇ

今回一番の収穫は
R33 GT-R ニュルブルクリンク走行実験車
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7分59秒で走った「マイナス21秒のロマン」ってヤツです。
※1989年 R32 GT-Rは8分20秒を記録し、1994年9月20日にR33GT-Rが7分59秒を記録
21秒のタイム短縮を果たした

以前から「ニュルブルクリンクを走ったR33はロールケージが入っていた」って話は聞いていたし
実際に市販車両に触れて走らせるとボディ剛性バランスに疑問を感じていて
エンジンコンパートメント&トランクが固くてキャビンセクションが柔らかくて
前と後ろがバラバラに捻じれる感じがしていたし
実際にGT-Rの補強部品はエンジンコンパートメントとトランクに偏っていて
キャビン部分の補強があまりにも貧弱

今回、ニュルブルクリンク走行実験車両の現物を確認すると、、、
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バッチリロールケージ入ってます。

フロア下を覗き込むとAピラー&Bピラー根元にボルトが見えないから
もしかしたらロールケージはフロア溶接止め
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ロールケージ組み付けて仕上げた車から取り外して市販すれば剛性は崩れて当然
これを自分の目で確認する事が出来ましたぁ!!

R33 GT-R ニュルブルクリンク走行実験車両
R33 GT-R市販車
R33ベース R34GT-R 実験車
R34 GT-R市販車
って並べて見ると

R34 GT-Rってロールケージを取り外されてキャビン部分の剛性不足のR33GT-R市販車を
「あるべき姿」に戻す為に作られたとしか考えられない
つまりR34GT-Rの価値はボディ剛性って事を改めて理解しました。
ちなみにR34GT-R開発時のニュルブルクリンクの目標タイムは
R33GT-Rの7分59秒からマイナス10秒の7分49秒

大々的にタイムが公表されなかったのは、目標未達だったのか!?

まぁ、、、エンジン一緒でシャシーもH/Bの短縮、ボディ剛性の見直しだけだもんなぁ
第二世代GT-RはR33で完成していてR34は化粧直しって理解しています。

ちなみに製作したR33 GT-R「大先輩号」は
フロント&リアのタワーバーを取り外しあえて前後端のねじり剛性を落として
相対的にキャビン部分との剛性バランスを合わせ込んで
増大するねじりをストラットタワー部分とフロア下ホイールベース方向にボディダンパーを4本配置してモノコックに減衰力を作用させて
ツッパリ感の無い自然なフィーリングを作りましたぁ

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