2018 RED FOX Airshows in RJNW ③

和倉温泉で夕食後、部屋で飛行機話しながらノンビリしていると、、、

「ズバン！！」といきなり窓が鳴る
ついに台風25号の暴風圏に能登半島が入り窓ガラスが撓むほどの強風
車中泊にならなくて本当に良かった、、、
車だったら怖かったろうなぁ（笑）

嵐の夜が明けて、朝風呂を楽しむために0600に起きて窓の外を見ると

時々1000ft(300m)以下に雲が残って強風に乗って流れていますが、雨は止んで青空見えてます

ジェット気流に乗った台風は能登半島を通過してさらに加速しながら一気に北東方向に離れていくので
天候の回復は早いはず、

朝食を済ませ 0800に大観荘を出発、
0900頃には日本航空学園能登キャンパスに到着、、、、
早速、周辺の空を見回すと能登空港の天候はイマイチ、

航空学園の先生に局地天気傾向を聞いてみると能登空港近辺は局所的に雲が沸く傾向があるそうで、低い雲が連続して流れてきます。

地理的条件は「周囲が海に囲まれて空港は丘の上」
風が吹けば海上の湿気を含んだ空気が丘を駆け上がってくるので、露点温度と気温が近ければ雲は沸くし霧だって出やすいでしょ

こんな状況なので午前中のエアショーは雲の隙間を突いてのフライトとなり
普通はキャンセルを考えるコンディションでしたが、
「飛べる天候ですから、可能な科目を飛ぶ」と静かに強い意志を感じる言葉を残し飛び立ち
低空系のフィギュアとトルクロール、高AOAフライトを組み合わせてコンパクトにまとめるシーケンスを飛ぶ

高度が制限されるコンディションでも会場正面にフィギュアを集める飛び方でエアショーを組み立てれば
悪条件でも十分にエアショーを実施できるんですね、、、凄いです。
僕じゃ「天気悪いから飛ばない！！」って泣き入れてキャンセルしちゃうだろうなぁ

午後のフライトは天候が急速に回復して青空に積雲が浮かぶ素晴らしいコンディションでフルパフォーマンスを実施

今までで一番のコンディションで印象に残る素晴らしいフライトでした
動画を撮っていないのは自分の目でしっかりと見ておきたかったから
もしかしたら高木さんのエアショーは今年が最後になるかもしれませんので

台風が通過する不安定な天候の週末でしたが2日で4フライト予定通りに実施
本当に素晴らしいエアショーでした。

次回のエアショーは
岡山県　岡南飛行場での「岡南飛行場まつり」
11月18日（日）　午後1230～
になります。

日本ではジェネラルアビエーションのエアショーやエアスポーツに関しての理解を得るのは難しく
「騒音によるクレーム」や「飛行場管理者の考え方」から縮小方向にあり、このままだと近い将来日本の空からアクロバティックエアショーは消滅してしまうかもしれません
そんな寂しい状況にならないためにも「エアスポーツ愛好家」の一人として啓蒙活動を続け、日本のエアスポーツの継続と発展の支えとなれるように頑張りたいと思いました。

「運送業」だけが航空業界じゃないんですよぉ～！