ノーマル延長線上を狙ってM3のサスペンションを作ってきましたが、
ノーマルのスプリングレートやバネ上固有振動数ってナカナカ見つからないんですよね
国産車、輸入車含めてノーマル値がハッキリしている事自体がマレですから、、、
自分がノーマルとして仮置きした数値はバネ上固有振動数で、フロント1.25Hz リア1.5Hzを使っています。
これは海外サイトに掲載された値を持って来ました。
この値を使う為には「正しいのか」を判断する必要があり、
類似部品をいくつか用意して確認しました。
類似部品として、スプリングレートが公表されている社外品スプリングを使います
各メーカーの考え方が異なりますので、一発でコレ!!とはいきませんが、
純正レートの10%増し程度で作られるローダウンスプリングならニアピン賞は狙えます
アイバッハ
オンラインカタログ
アイバッハプロキット E36 M3 3.0L
フロント 2.14kgf/mm
リア 7.65kgf/mm
これをホイールレートに変換すると
レバー比
フロント 1(ほんとはACFがあるから1割くらい下がるけど 無視!!)
リア 1.53(車両実測値)
ホイールレート
フロント 2.14kgf/mm
リア 3.27kgf/mm
フロントバネ上重量は404kg(1輪) - 25 kg(バネ下重量) = 379kg
リアバネ上重量は400kg(1輪) - 37 kg(バネ下重量) = 363kg
重量が車検証重量より重いのはドライバー&パッセンジャー、工具、スペアタイヤの重量を加えています
求められたバネ上重量と固有振動数(用途)を固有振動数の式に代入してホイールレートを求めると
固有振動数=√(スプリングレートNm ÷ 単輪バネ上重量) ÷(2π)
バネ上固有振動数は
フロント 1.18Hz
リア 1.5Hz
車両重量やバネ下重量の設定で若干は誤差が出ますが、十分ニアピンでしょ!!
ローダウンスプリングだと大体1割くらいはレートUPされているから、少し高めの数値が出てきます。
10%低いレートで計算してみると
スプリングレート
フロント1.95kgf/mm
リア 6.95kgf/mm
レバー比
フロント 1
リア 1.53
ホイールレート
フロント 1.95kgf/mm
リア 2.97kgf/mm
バネ上固有振動数は
フロント 1.13Hz
リア 1.43Hz
ドライバー、パッセンジャー、工具、スペアタイヤを除いた車検証重量だとこっちが近似値になります
この計算から
固有振動数はフロント1.2Hz リア1.5Hz
スプリングレートはフロント 2kgfmm リア 7kgfmm
付近になっていると考えられます、
スプリングレートのデータが見つかったのでもう少し考えてみます
E36 M3Bノーマルスプリングレートを考察する②
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