ツインスプリングに対する減衰力設定
ちょっとわかったかもしれない
ツインスプリングってメインレートとプライマリーレートを使い分ける事で、
設定した一つの減衰率に対して2種類の減衰率を使えるんですね
メインスプリングの時は減衰力が低い状態でスパスパ動いて
プライマリーの時は減衰力が高い状態で動きを抑える
って感じです。
ロール&ピッチ系の0.1m/s領域の動きのイメージは
○ロール運動は、、、
メインスプリングに支えられる外脚は低い減衰率で足を動かして
プライマリースプリングの内脚は高い減衰でロールを抑える
○ピッチ運動は、、、
縮む側は高レートでダイブ&スクワットを支え、低い減衰率で接地性を高めてトラクションを稼ぎ
プライマリースプリングの伸び側は高い減衰でピッチングスピードを抑える
バウンス系の0.3m/s領域は1G以上の縮み側のメインスプリング領域は低い減衰率で脚を動かして、
0.8G付近からの伸びに対してプライマリーの高い減衰力で伸びを止めて姿勢をフラットに保つ
つまり、、、設定減衰率が高いほどツインスプリングの要素が消えてシングルスプリングっぽい動きになります
(プライマリースプリングレートに対して減衰力が高すぎて伸びない脚になってくる)
プライマリースプリングに対する減衰率設定がツインスプリング仕様の”乗り心地&運動性能”を両立させる一番のポイントになると思います。
狙う減衰率は、
プライマリースプリングに対しての設定減衰率は35~40%にしてメインは成りで動かしてあげる
今のセッティングは360°でプライマリーに対して39%
これは、「スポーツサスペンション的」な減衰率
計算値と体感がだいぶ近づいてきました。
慣らし初期の好フィーリングは、ダンパーフリクション+減衰力でスイートスポットに偶然ハマっていたんですね
(慣らしが進んでフリクションが下がるに従い、減衰力不足を感じました)
ロングホイールベースでピッチングしにくいシャシーだし、ロールも十分抑えられているから、
35%付近まで落としても大丈夫かな、、、
よくよく考えたら、
特定の車種のダンパーに採用されている”リバウンドスプリング”と同じロジックですねぇ~(笑)
ブログランキングに参加しています、記事を気に入っていただけましたら
↓クリックしていただけると嬉しく思います。
にほんブログ村
全般ランキング