グライダーなんてマイナーな世界を題材とした小説を見つけました。
作品名は「エアエイジ」 著者,松樹 剛史 (集英社文庫)
大学の航空部を舞台とした青春モノで登場するグライダーは、ASK13とDG-500M。
カバー裏表紙には、
「高校時代は女の子と遊んでばかりだった昌志。大学入学を機に「夢中になれるもの」を求め、サークルの勧誘を冷やかす中で、航空部の展示に行き会う。
真っ白なグライダーと、横にたたずむ美少女。
その光景に一目で心奪われた昌志だったが、美少女は「グライダーは呪い」という謎の言葉を残して去ってしまう。
彼女との再会のため、昌志は航空部に入部することにするのだが・・・・・? 空を翔る青春!」
ネタバレですが「カラッポな大学生がグライダーと出会い、グライダーで父親を失った屈折少女を口説き落として彼女にして一緒にウエーブ飛ぶって」、方向で話は進みますが
鋼管羽布張りの初期練習機から一気にスーパーシップ、、、普通のグライダー人生20年分を一気に3年で収めちゃった感あります、、、
物語の展開が急ぎ過ぎでやや苦しく、青春モノはヲッサンが読むと「かゆい」です(笑)
技術的な側面としては、お話を作るために「ちょっとそれは苦しいでしょ、、、」な感はありますが、日本のグライダー界を良く取材しています、
グライダーを紹介して興味を持ってもらうには良い小説だと思います。
まぁ~1時間程度で読めるワインコイン小説なので読んでみてください。